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    <title>映画バカ黙示録</title>
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    <updated>2012-05-18T16:34:38Z</updated>
    <subtitle>笑える映画、燃える映画、バカ映画についての感想・評論が中心です。</subtitle>
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    <title>『人喰猪、公民館襲撃す！』　『ジョーズ』の構造</title>
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    <published>2012-05-18T16:34:35Z</published>
    <updated>2012-05-18T16:34:38Z</updated>

    <summary> 『人喰猪、公民館襲撃す！』（2009）　CHAW　121分　韓国 監督：シン・...</summary>
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        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VY9M80/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VY9M80.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VY9M80.jpg" width="160" height="226" />『人喰猪、公民館襲撃す！』</a>（2009）　CHAW　121分　韓国</p>
<p>監督：シン・ジョンウォン　脚本：シン・ジョンウォン　撮影：キム・ヨンチョル　音楽：キム・ジュンソン<br />出演：オム・テウン、チョン・ユミ、チャン・ハンソン、ユン・ジェムン、パク・ヒョックォン、キム・ギチョン</p>
<p>　韓国産人喰い映画。邦題から分かる通り、今度の敵は猪だ。<br />『人喰猪、公民館襲撃す！』なんていうものだから猪に襲われて、公民館に逃げ込んだ人々が外部からの応援もなしに立て籠もって攻防戦を繰り広げるという内容かと思ったら、猪が公民館を襲撃してくるシーンは大して長くない。謎の獣に襲われた人々が発見されるのと、猪狩りをしているシーンがほとんどである。<br />　主な登場人物は警察官、腕利きのハンター、女性猪学者となっている。そして被害が出ているのにソウルから週末農園にやってくる観光客を目当てに事態を隠そうとする農村の村長など有力者、ハンターが猪を捕らえて事態は一段落するがその猪は人を喰った猪よりも小さい別の猪。うむ、これはあれだな『ジョーズ』と構造的にそっくりだな。パクったという見方も出来るが、『ジョーズ』が完璧すぎるのだろう。<br />　最初は人喰猪の姿を見せずに恐怖を煽っていくやり方は定番だが効果的だ。そして登場した人喰猪は『レイザーバック』のハリボテとはさすがに違ってCGによるリアルな猪だ。ただ、大きさはもう一回りか二回りぐらい大きくても良かったかも。<br />　登場人物は基本的に役立たずで、主人公のソウルから左遷されて田舎の農村にやって来た警官は認知症の母親と妊娠中の妻を抱え事態に振り回されるだけである。女性猪学者は戦力にならないし、孫娘を殺された老ハンターはライフルを撃つものの外してしまい、そのままライフルはジャムって使い物にならなくなってしまう。こんなんで人喰猪を仕留めることが出来るのか？<br />　警官が斜面を次々と転がり落ちたり、認知症の母親をギャグにしたり、公民館でHIPHOPグループが歌うが高齢者は無反応などのコリアンジョークは空回り気味。酒場で若い女性が酒を飲んでやかましくしているのを注意したら酒瓶で頭を叩き割られるシーンなんか笑うより引いたわ。<br />　人喰猪の皮膚は厚く硬くて腕利きのハンターがスラッグ弾で撃っても弾き返されてしまう。そこで老ハンターの熊撃ち用ライフルが役に立つのかと思ったらジャムって使い物にならなくなってしまう。老ハンターは一番最初に事態を把握して危険を主張し、孫娘の仇を討つという目的もあるのだからもう少し活躍させてやってもよかったと思うのだが、あんまり役に立っていないんだよな。<br />　ラストは工場で警官と猪学者が人喰猪と対決。この辺りは『レイザーバック』を意識したのだろうか。人喰猪の子供をおとりに呼び寄せるのだが、これはホラー映画定番のオチに繋がっている。<br />　ソウルといった大都会と農村の格差や、素朴と思われている農民が実は腹黒かったりと社会批判的なところもちらほら。心理描写とは言えイヌが喋ったときには驚いてしまった。警官の隣家の黒魔女は意味ないなと思っていたら、ラストでああいう使い方をするとは。でも意味が分からん。<br />　猪が巨大化したのは日本占領下に日本が豚を猪を交配させ、DNAに異常をきたしたからだという理由がいかにも韓国映画である。『グエムル 漢江の怪物』ではアメリカ軍が廃棄した化学薬品が原因だったよな。<br />「怪獣映画最小のスケール」とか日本の配給は言ってるけど"怪獣"ではないと思う。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『レイザーバック』　オーストラリアの荒野</title>
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    <published>2012-05-17T17:09:36Z</published>
    <updated>2012-05-17T17:09:32Z</updated>

    <summary> 『レイザーバック』（1984）　RAZORBACK　95分　オーストラリア　W...</summary>
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        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="img5babda61zikbzj.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/img5babda61zikbzj.jpg" width="160" height="227" />『レイザーバック』（1984）　RAZORBACK　95分　オーストラリア　WEINTRAUB ENTERTAINMENT、UAA FILMS LIMITED</p>
<p>監督：ラッセル・マルケイ　製作：ハル・マッケルロイ　原作：ピーター・ブレナン　脚本：エヴェレット・デ・ロッシュ　撮影：ディーン・セムラー　音楽：アイヴァ・デイヴィス<br />出演：グレゴリー・ハリソン、ジュディ・モリス、ビル・カー、アーキー・ホワイトリー、クリス・ヘイウッド</p>
<p>　人喰い映画は色々あるが、これは人喰い猪という珍しい作品。でも日本でも猪に襲われて怪我をする人は毎年のように出ているし、猪は雑食だから巨大猪が現れたら人間を喰ってもおかしくはない。<br />　監督のラッセル・マルケイはプロモーションビデオ出身でこれが劇場用映画第一作になる。逆光の使い方や主人公が荒野を彷徨うときにみる幻覚がそれっぽいが、全体的には平凡な絵作りである。『ハイランダー』辺りを期待すると肩すかしを食らうかも。予算も少なかったのだろうが。<br />　動物愛護のTVレポーターの女性が、オーストラリアの荒野で行方不明になる。ニューヨークから夫がやってくるが、排他的な街でなかなか妻の消息は掴めない。カンガルーを狩って缶詰工場でドッグフードにしている兄弟と知り合うが、二人に荒野に置き去りにされてしまう。なんとか民家にたどり着き、猪の追跡調査をしている女性と知り合う。<br />　二年前に孫を巨大な猪レイザーバックに喰われてしまい復讐を誓って追い続けている老人が返り討ちに遭って喰い殺されてしまい、主人公は妻もレイザーバックに喰われたことを知る。<br />　老人が撃ち込んだ追跡弾で缶詰工場にレイザーバックがいることが分かる。そして廃工場のようなボロボロの缶詰工場で最後の対決が始まる。<br />　脚本の出来が良くなくて、話がブツ切りの感じなので人間関係が分かりづらい。主要登場人物なんて10人もいないんだけどね。最後の方になると主人公は妻のことなんか忘れてしまっているようで、知り合った女性と良い感じになっているし。<br />　赤茶けたオーストラリアの大地はそれだけで絵になる。レイザーバックが出現したことを知った街の男たちが銃を手に車で「ヒャッホー！」と叫びながら飛び出していく様子は『マッドマックス2』のようだ。ただ、この時には見つかったのは小さな子供の猪だったというオチがつく。そのせいで缶詰工場に本物のレイザーバックが現れたときは街の人間は信じてくれず、主人公と女性だけで戦うことになる。<br />　低予算だろうわりにはレイザーバックをちゃんと作って画面に登場させている。最初は遠景や部分部分などちらりチラリと見せ、ラストの対決のシーンでは全身がうつる。ハリボテなのであまり細かい動きはしないが、迫力はある。<br />　途中で民家を襲ったレイザーバックが家の一角を引きずったまま逃亡し、そこにあったテレビが延々遠くまで行ってもちゃんと映っているのには笑ってしまった。どんだけテレビのコード長いんだよ。<br />　孫殺しの罪を疑われている老人の執念の追跡がかっこよかった。出来ればこの老人に仇を討たせてやりたかった。というかこの老人が主人公で良かったんじゃないだろうか。基本的に主人公に魅力がないんだよな。<br />　さんざん引っ張った挙げ句にラストの対決は案外あっさりとついてしまう。缶詰工場の機械がピーピーガシャガシャと暴走し始めているので、これは工場大爆発かと思ったらそんなことはないし。まぁそんな予算もないのだろうが。<br />　オープニングの老人の家をレイザーバックが襲って赤ん坊が連れ去られるあたりは緊張感があって良かったが、その後はダレダレ。風車が印象に残っているぐらいかな。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』　三銃士、空を行く</title>
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    <published>2012-05-16T19:13:22Z</published>
    <updated>2012-05-16T19:13:36Z</updated>

    <summary> 『三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』（2011）　THE THREE...</summary>
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        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006ZTS9C6/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006ZTS9C6.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006ZTS9C6.jpg" width="160" height="226" />『三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』</a>（2011）　THE THREE MUSKETEERS　111分　フランス／アメリカ／イギリス／ドイツ　CONSTANTIN FILM、IMPACT PICTURES</p>
<p>監督：ポール・W・S・アンダーソン　製作：ジェレミー・ボルト、ポール・W・S・アンダーソン、ロバート・クルツァー　製作総指揮：マーティン・モスコウィック　原作：アレクサンドル・デュマ　脚本：アレックス・リトヴァク、アンドリュー・デイヴィス　撮影：グレン・マクファーソン　視覚効果監修：デニス・ベラルディ　プロダクションデザイン：ポール・デナム・オースタベリー　衣装デザイン：ピエール＝イヴ・ゲロー　編集：アレクサンダー・バーナー　音楽：ポール・ハスリンジャー<br />出演：ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ、マシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンス、マッツ・ミケルセン、ガブリエラ・ワイルド、ジェームズ・コーデン、ジュノー・テンプル、フレディ・フォックス</p>
<p>　これで何度目かになる『三銃士』の映画化。今回はポール・W・S・アンダーソンが監督だというだけあってダ・ヴィンチが設計した飛行船が登場する荒唐無稽な作品になっている。粗筋は『三銃士』に同じくアレクサンドル・デュマ原作の『王妃の首飾り』を合わせたような内容になっており、ガチガチの『三銃士』ファンには受け入れにくいかも知れないが、これはこれでありだと思う。<br />　田舎から銃士になるためにパリにやって来たダルタニアンは三銃士のアトス、ポルトス、アラミスとそれぞれ出会い1時間ごとに彼らと決闘することに。だが枢機卿の近衛兵に決闘中止を命ぜられ、いつの間にか彼らと仲良くなってしまう。<br />　そんな頃、宮殿を訪れていたイギリスのバッキンガム公爵。枢機卿はバッキンガム公爵の偽のラブレターを王妃の机に入れ、王妃の首飾りを悪女ミレディと共にイギリスに送ってしまう。王妃がバッキンガム公爵と恋仲だと国王ルイ13世に思わせて、イギリスと戦争を起こそうというのだ。<br />　その首飾りを取りもどすためにダルタニアンと三銃士はイギリスに乗り込む。<br />　三銃士の映画化なので剣劇が存分に観られるかと思ったら、すぐに飛行船同士の砲撃戦になってしまって、それらしいのはラスト近くのダルタニアンとロシュフォールとの対決ぐらい。宮殿の屋根の上での西洋チャンバラはそれなりに迫力があるが、残念ながら分量が少なすぎる。<br />　ポール・W・S・アンダーソンの妻でもあるミラ・ジョヴォヴィッチ演ずる悪女ミレディが色気たっぷりで、これでは男たちはコロッと騙されてしまっても仕方ないかもと思わせる。アクションもあり悪役としての貫禄がバッチリ。最後は潔く死を選ぶのだが・・・サービスなのか続編へ続くなのか。アメリカでの興行成績は良くなかったそうだから続編はないだろうけど。<br />　枢機卿も悪役として貫禄充分。実に憎たらしい。ルイ13世が頼りなくて、枢機卿の手の平で弄ばれている。でも、ラストには少し成長していたようだし、頑張れルイ13世。<br />　父親と剣の稽古をしている最中というダルタニアンの登場シーンは『三銃士』（1973）に似ている。父親に最後の技を教えてもらうところも似ているのだが、ロシュフォールとの対決では使わなかったよな。伏線だと思っていたが、卑怯な手は使わないのがダルタニアンなのか。<br />　アトス、ポルトス、アラミスがあまり活躍しないのが残念だ。アクションの大半が飛行船同士の砲撃戦なので、彼らの役目は飛行船の操縦と大砲の発射と地味である。そんな中で、太った従者のプランシェの「お給金上げてもらえますか？」などの言動が笑える。<br />　飛行船のシーンはデザインが普通に船なせいもあってあまり空中戦という感じがしない。どちらかというと『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのような感じ。ダルタニアンたちの乗った飛行船がロシュフォールの大型飛行船に追われ、嵐の雲の中に逃げ込むシーンでは「龍の巣だ」と叫び、その中で宙に浮かぶ城ラピュタを発見したのであった。・・・ないない。でも雲に逃げ込むシーンと上から襲撃するシーンぐらいしか空中戦を感じさせなかった。3Dの迫力は一番出ているシーンだけどね。<br />　王妃の召使いコンスタンスを演ずるガブリエラ・ワイルドが可愛かったのは収穫。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『大丈夫日記』　妻二人、夫一人</title>
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    <published>2012-05-15T17:23:39Z</published>
    <updated>2012-05-15T17:24:01Z</updated>

    <summary> 『大丈夫日記』（1988）　大丈夫日記／THE DIARY OF A BIG ...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VQK35E/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VQK35E.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VQK35E.jpg" width="160" height="226" />『大丈夫日記』</a>（1988）　大丈夫日記／THE DIARY OF A BIG MAN　90分　香港　新藝城影業公司（CINEMA CITY）、電影工作室</p>
<p>監督：チョー・イェン　製作：ツイ・ハーク　脚本：ン・マーファイ、フィリップ・チャン　撮影：李新業　音楽：ジェームズ・ウォン<br />出演：チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、サリー・イップ、キャリー・ン、リー・チーホン、ケント・チェン</p>
<p>『大丈夫日記』の大丈夫は「ALL RIGHT」の意味かと思ったら、英語題が『THE DIARY OF A BIG MAN』だから大きい男、偉丈夫みたいな意味なのか？　ちなみに原題も『大丈夫日記』<br />　チョウ・ユンファはある雨の日、数分間の間にジョイ・ウォンとサリー・イップに出会い、両方に惚れてしまいどちらとも結婚してしまう。<br />　忙しい証券マンなのを利用して同僚で友人のリー・チーホンの協力を得て二つの新居を行き来するチョウ・ユンファ。そう、これはドタバタコメディなのである。シリアスな役がまず思い浮かぶチョウ・ユンファだが、コメディもいける。行ったり来たりで振り回されたり、二人がかち合わないように苦労する姿が実に笑える。<br />　友人役がリー・チーホンというのも面白い。『男たちの挽歌』の悪役だ。このキャスティングは上手い。妻役のジョイ・ウォンとサリー・イップも魅力的。チョウ・ユンファを信じ切って、夜中に「アメリカ市場でトラブルだ」ともう片方の妻のところに出かけていく彼を見守っている。夜中に電話するため起きておらねばならず、逆立ちしたりレモンをかじりながら眠気を覚ましているリー・チーホンが可哀想。友人は選ばねば。<br />　妻同士がかち合わせてしまい、誤魔化すために『ベリー・ナイス』を歌い出すチョウ・ユンファ。これがお世辞にも上手いとは言えない。でも他の映画で歌を歌っていたときはそれなりだったしわざとなのかも。他には『Dr.スランプ　アラレちゃん』の歌を歌うシーンもあるぞ。<br />　こんな生活がいつまでも続くはずもなく、次第に破綻していく。デブの刑事には重婚を疑われ、とっさにオカマの振りをして誤魔化す。なにやってんだ亜州影帝！<br />　ついにはジョイ・ウォンとサリー・イップが真実を知ってしまい、チョウ・ユンファに復讐を始める。これがなかなかえげつない。女は怒らせるとこわいのだ。<br />　ラスト、チョウ・ユンファはどちらかを選ばなければならなくなってしまう。だがどちらか一人なんて選べない。ならば・・・その手があったか。上手く映画は着地。リー・チーホンの恋人は可哀想だが。<br />　ラジオから「今年の最優秀男優賞はチョウ・ユンファです」と流れて、チョウ・ユンファが「またあいつか」と言ってみたり、TVで「上海灘」を観ていて「ラストは主人公が撃ち殺されるんだよ」と言ってみたり。撃ち殺されてるのはあんただろ。<br />　スクリューボールコメディか植木等の無責任男シリーズのような能天気なコメディ。いや植木等だったら苦労せずに難なく乗り越えるか。</p>]]>
        
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    <title>『黒社会』　次の組長は誰だ？</title>
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    <published>2012-05-14T15:31:55Z</published>
    <updated>2012-05-14T15:29:33Z</updated>

    <summary> 『黒社会』（1989）　我在?社會的日子／TRIADS: THE INSEID...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
</p><p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004QF0LUE/zattakomu-22" target="_blank" "=""><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B004QF0LUE.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B004QF0LUE.jpg" width="160" height="226" />『黒社会』</a>（1989）　我在?社會的日子／TRIADS: THE INSEIDE STORY　106分　香港　新藝城影業公司（CINEMA CITY）</p>
<p>監督：テイラー・ウォン　製作：チェン・クェン　製作総指揮：カール・マック　脚本：ナム・イン　撮影：邸禮濤　音楽：ロー・ターヨウ<br />出演：チョウ・ユンファ、ロイ・チョン、シン・フイウォン、チャーリー・チャン、ケネス・ツァン</p>
<p>　黒社会の組の組長が殺された。アメリカで不動産業を営んでいる息子のチョウ・ユンファが妻子を連れて葬儀のために香港にやって来る。<br />　幹部たちはチョウ・ユンファに後を継いで新しい組長になってもらいたがっているが、彼にはその気がない。だが、他の組とのやり取りをする上で成り行きで「俺が新しい組長だ」と名乗ってしまう。<br />　組内部のいざこざや他の組との抗争の中で、チョウ・ユンファは組長をシンという幹部に譲るが、シンは襲われ重傷を負い妻は殺されてしまう。<br />　若手幹部が暴走し、他の組の組長と組んで勝手に仕事をすることになる。だがそれは陰謀だった。<br />　しょっちゅう抗争のシーンがあるのだが、銃はほとんど登場せず、包丁のような刃物を振り回してばかりなのであまり迫力はない。基本的なストーリーがパッとしないのだからせめてアクションシーンぐらいは面白い物に仕上げて欲しかった。<br />　チョウ・ユンファは黒社会を嫌ってアメリカへ渡り、堅気の生活をしていたのだから、組長に担ぎ上げられて悩むシーンなどはもっとあってもよかったのではないだろうか。あまりにも簡単に受け入れすぎである。それに対する家族の反応も1シーンだけで、奥さんが強く反対するなどが欲しかった。<br />　冒頭の組への入会の儀式などは物珍しさがあった。10代の若者が組に入っていく。他に生きるすべが見つからないのだろう。<br />　刑事役のケネス・ツァンがいい味を出している。逮捕された者が煙草を欲しがると自分のをそっと差し出す。ラストは敵対組員を殺したチョウ・ユンファを見逃してくれる。代わりに組員が逮捕されるのだが。<br />　さんざん引っかき回した挙げ句、最後は妻子と共にアメリカに帰ってしまい何の責任も取らないチョウ・ユンファにはちょっと頭に来る。あんたが腹をくくるか、もっと頭良く立ち回っていれば被害者は少なくてすんだのではないだろうか。<br />　チョウ・ユンファの黒社会物なのに銃撃戦がないのが一番残念。</p><p></p>]]>
        
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    <title>『風の輝く朝に』　1941年、香港に日本軍が侵略してきた。</title>
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    <published>2012-05-13T19:45:40Z</published>
    <updated>2012-05-13T19:45:28Z</updated>

    <summary> 『風の輝く朝に』（1984）　等待黎明／HONG KONG 1941　100分...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
        <uri>http://www.jion-net.com/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=10&amp;id=1</uri>
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<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004QF0JTW/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B004QF0JTW.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B004QF0JTW.jpg" width="160" height="226" />『風の輝く朝に』</a>（1984）　等待黎明／HONG KONG 1941　100分　香港　D&amp;B FILMS</p>
<p>監督：レオン・ポーチ　製作：クラウディ・チャン、サモ・ハン・キンポー　製作総指揮：ジョン・シャム　脚本：チェン・カンチャン　撮影：ブライアン・ライ、デヴィッド・チャン　音楽：ヴァイオレット・ラム　武術指導：ラム・チェンイン<br />出演：チョウ・ユンファ、イップ・トン、アレックス・マン、チョン・プイ、セッ・キン、ウー・マ</p>
<p>　時は1941年の香港。日本軍が侵略してくると言うのでイギリス人たちは本国などに戻ろうとしていた。そんな騒動の中、チョウ・ユンファはオーストラリア行きの船に密航しようとするが、発見され海に飛び込んでしまう。<br />　チョウ・ユンファは通りすがりに発作を起こした娘イップ・トンや米倉庫で働いているときにアレックス・マンと知り合う。イップ・トンとアレックス・マンは幼なじみで、アレックス・マンはイップ・トンに惚れている。だが、イップ・トンはチョウ・ユンファに憧れ始めた。そんな三角関係と、日本軍による支配に対する抵抗がこの作品のテーマである。<br />　日本軍が悪役なのは致し方ないことであろう。大きなお屋敷の扉の小窓から中のお花畑を覗いていたら、日本軍が香港人の首を切り落として処刑するシーンがある。塀の前では子供たちがその処刑を真似して遊んでいる無邪気さが怖ろしい。<br />　お米をダシに人々を集めて、日本の歌を歌わせたり大東亜共栄圏万歳と叫ばせてみたり日本軍は香港人の思考もコントロールしようとする。疑われないように率先して万歳と叫ぶチョウ・ユンファは日本軍が組織した警備隊にも入り、反逆者を取り締まるようになる。しかしそれはポーズだけで実際には反逆者を逃がしていた。<br />　しかし、日本軍の手は三人にも伸びてきた。そこで中国本土への脱出を試み、小型船に乗り込み海を急ぐのだが。<br />　三角関係の描き方が丁寧で、幼なじみのアレックス・マンがいながらチョウ・ユンファに惹かれていくイップ・トンの心理描写が素晴らしい。彼女は男勝りな性格なのだが、様々な描写の積み重ねでその心の移り変わりを表現している。<br />　チョウ・ユンファもそんな彼女に惹かれながら、あくまでの彼女の恋人はアレックス・マンだと感じており、彼女との距離を縮めようとはしない。イップ・トンとアレックス・マンの幸せを願いながらも、イップ・トンを思う心が伝わってくる。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『誰かがあなたを愛してる』　今はもう秋</title>
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    <published>2012-05-12T15:04:27Z</published>
    <updated>2012-05-12T15:05:14Z</updated>

    <summary> 『誰かがあなたを愛してる』（1987）　秋天的童話／AN AUTUMN&apos;S T...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004QF0JL0/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B004QF0JL0.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B004QF0JL0.jpg" width="160" height="226" />『誰かがあなたを愛してる』</a>（1987）　秋天的童話／AN AUTUMN'S TALE　98分　香港　D&amp;B FILMS</p>
<p>監督：メイベル・チャン　脚本：アレックス・ロウ　撮影：ジェームズ・ヘイマン、デヴィッド・チャン　音楽：ローウェル・ロー<br />出演：チョウ・ユンファ、チェリー・チャン、ジジ・ウォン</p>
<p>　序盤の数分だけが香港で、あとはニューヨークが舞台の作品。チェリー・チャンは演技を学ぶためにニューヨークへやって来る。この地で彼女の親戚であるチョウ・ユンファが面倒を見てくれることになっていて、香港では彼は成功し車も持っているという話だったのだが、実際には中華料理店のウェイターで車も助手席のドアが壊れてちゃんと閉まらないオンボロ。暮らすことになったのは下町で街は落書きだらけのボロボロのアパートだった。下の階にはチョウ・ユンファが暮らしている。<br />　ニューヨークに住んでいる恋人に内緒で会いにいったら他の女性と親しくしているところ。いつの間にか乗り換えられていたのだ。<br />　高級住宅地でベビーシッターのバイトを始め、そのつてて中華レストランのバイトも始めるが、レストランの店長が女ったらしで彼女に言い寄ってきたところをベビーシッター先の女主人に見られて首になってしまう。それを聞いたチョウ・ユンファが店長に暴行を働きそちらも首になってしまう。<br />　演技学校の月謝と家賃を払うだけで精一杯の彼女だが、自分のために真剣になってくれたチョウ・ユンファと心の距離が近くなってくる。チョウ・ユンファは彼女に恋しているようで、これまでのいい加減な暮らしを辞めて「賭博、酒、煙草を止める。グリーンカードを取る。英語の勉強をする」と鏡に書く。そして最後に「俺は彼女を愛している」と書くが思い直して「誰かが彼女を愛している」と書き直す。邦題はここからきたようだ。悪くないとは思うが、原題や洋題にある"秋"を使って欲しかった。<br />　チョウ・ユンファとチェリー・チャンの二人が秋のニューヨークの海辺や公園を散歩したり、二人で野球をやるシーンが実に美しい。なんてことのないシーンなのだが二人の姿が実に画になっている。チェリー・チャンは「彼は私に恋しているようだ。33歳なのにまるで初恋のよう。でも住む世界が違いすぎる」と心の声で語る。だがチョウ・ユンファは変わろうと努力を始めているのだ。<br />　チョウ・ユンファは誕生日を迎え、そのパーティーを開くことにする。ただし誕生日パーティーということは内緒でただ騒ぎたいからのパーティーということにする。当日はアパートの庭でバーベキューを行い、チョウ・ユンファの友達やチェリー・チャンの学校の友人なども集まり大盛り上がり。だが、チェリー・チャンの元の恋人が現れてしまう。機嫌を損ねてチョウ・ユンファは姿をくらましてしまう。<br />　行き先は闇中華カジノ。そこで友人の店がギャングに脅され毎週400ドルを巻き上げられていることを知ったチョウ・ユンファは仲間をかき集めてギャングをやっつけに車を走らせる。見つけたのはストリートギャング。喧嘩になり圧勝するチョウ・ユンファたち。喧嘩のシーンでは後ろの建物の壁に争う人々の影が大きく映し出され効果を上げている。勝ったはいいけど後で復讐されないのかな。<br />　チョウ・ユンファは二人でデートしていたときに見たチェリー・チャンのための時計のバンドを買う。チェリー・チャンが持っているのは祖父から送られた蓋付きの腕時計で、蓋を開けるとオルゴールが鳴る珍しい時計なのだ。ちなみにチョウ・ユンファはライター一体型の腕時計を使っていて、それで煙草に火をつけるのが様になっている。バンドは800ドルもして100ドルしか持っていなかったチョウ・ユンファは車や様々な物を店主に押しつけて半ば無理矢理買ってしまう。<br />　バンドの入った小箱を片手に喜び勇んでアパートに帰ってきたチョウ・ユンファが見たのは元恋人と一緒にアパートを引き払おうとしているチェリー・チャンの姿だった。誤解で首になってしまったベビーシッターだったが、子供がチェリー・チャンのことをすごく気に入っていて母親も反省し住み込みで面倒を見てくれないかと言ってきたのだ。チェリー・チャンに小箱をプレゼントするチョウ・ユンファに対し、彼女も彼に小箱をプレゼントする。去って行く二人の後ろ姿に愕然とするチョウ・ユンファ。<br />　高級住宅地に向かう車の中で小箱を開けてみたところ、中に入っていた時計のバンドに感激するチェリー・チャン。そしてチョウ・ユンファがもらったのはバンドを外した彼女の腕時計だった。まるで『賢者の贈り物』である。<br />　そして秋も終わり冬が近づきつつある頃、ロングアイランドの海辺を散歩していたチェリー・チャンとベビーシッター先の女の子。チェリー・チャンは「友達がこの辺りにお店を出したいと言っていたのよ。英語名がサミュエル・パンだからサムパン（小舟）」というと女の子は「じゃああれね」と桟橋を指さす。そこにはサムパンという中国レストランが建っていた。支配人風の服装でお客をもてなすチョウ・ユンファ。彼の前に現れた二人に対し「PEOPLE FOR TWO」と席に案内するチョウ・ユンファ。<br />　それにしても貧乏暮らしのチョウ・ユンファがどうやって開店資金を手に入れたのだろうか。チェリー・チャンが出て行ってしまったので自棄になって有り金全部をギャンブルに賭けてしまい大勝ちしたのだろうか。ここだけが謎である。<br />　ニューヨークが舞台なのに白人のメインキャストはおらず、出演者は香港系ばかり。せっかくの大規模ニューヨークロケなのにもったいない。ただ異国情緒はちゃんと現れている。<br />　チョウ・ユンファの楽しそうな笑顔、悲しそうな笑顔などが印象的。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『過ぎゆく時の中で』　アロンの物語</title>
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    <published>2012-05-11T15:42:56Z</published>
    <updated>2012-05-11T15:42:33Z</updated>

    <summary> 『過ぎゆく時の中で』（1989）　阿郎的故事／ALL ABOUT AH-LON...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
</p><p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004QL75SO/zattakomu-22" target="_blank" "=""><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B004QL75SO.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B004QL75SO.jpg" width="160" height="226" />『過ぎゆく時の中で』</a>（1989）　阿郎的故事／ALL ABOUT AH-LONG　100分　香港　新藝城影業公司（CINEMA CITY）</p>
<p>監督：ジョニー・トー　製作：レイモンド・ウォン　製作総指揮：ケン・ヌ　原案：チョウ・ユンファ、シルヴィア・チャン　脚本：レイモンド・ウォン、チョウ・ユンファ、シルヴィア・チャン　撮影：ウォン・ウィンハン　音楽：ロー・ターヨウ、リチャード・ロー<br />出演：チョウ・ユンファ、シルヴィア・チャン、ウォン・コンユン、ン・マンタ</p>
<p>　チョウ・ユンファといえば二丁拳銃が思い浮かぶが、この作品には拳銃はおろかアクションが出てこない。チョウ・ユンファは10歳の男児のシングルファザーである。チョウ・ユンファの父親役というのはこの作品ぐらいだろう。元はバイクのレーサーだったが、事故で怪我をし今は建設現場でダンプカーを運転している。そんな仕事だから貧乏で、薄汚いアパートに息子と一緒に暮らしている。貧乏だが父息子の仲は良くそれなりに幸せそうだ。<br />　息子はマウンテンバイクが得意で、その特技を活かして子供服のCMに出演することになる。出演料は2万香港ドル。やったねと喜ぶ父息子だったが、CMディレクターが息子の母親シルヴィア・チャンであった。チョウ・ユンファは息子に母親は死んだと話していたし、シルヴィア・チャンは流産で子供は死んだと聞かされていた。思いがけない出会いから物語は動き始める。<br />　原案・脚本にチョウ・ユンファとシルヴィア・チャンの名前があるが、どこまで関わっていたかは分からない。DVDに収録されていた製作のレイモンド・ウォンのインタビューによるとそれほど深くは関わっていなかった感じだ。<br />　チョウ・ユンファが珍しく髪が長い。ジャッキー・チェンのヘヤースタイルを更に長くした感じだ。1989年にはこの作品の他に『狼　男たちの挽歌・最終章』『黒社会』『いつの日かこの愛を』『非情の街』に出演しており、いったいいつ髪を伸ばしている暇があったのだろうか。見た感じカツラや付け毛ではなく地毛だと思うのだが。<br />　髪を伸ばしているといえばショートカットで『悪漢探偵』シリーズに出演していたシルヴィア・チャンがセミロングの髪型になっていてガラッとイメージが変わっている。『悪漢探偵』ではコメディエンヌぶりを存分に発揮していたが、この作品では流産してしまったと思っていた息子と唐突に出会い、途惑いながらも息子に愛情を注ぎはじめる母親を演じている。ただ、愛情を注ごうと思っても物を買い与えることでしかそれを表現出来ないのは哀れである。1989年には高価だったパソコンのMacを買い与えてそれで息子の関心を惹いても、結局は息子は10年間共に暮らしてきた父親が一番なのだ。<br />　息子役のウォン・コンユンが実に芸達者である。マウンテンバイクを乗っているシーンでは段差を乗り越えたりするところをちゃんと自分でやっている。自転車が得意なのが選ぶ時点でのポイントだったんだろうが。チョウ・ユンファに街中でパンツを下ろされてケツを丸出しにされてしまったりと結構酷い目にも遭っている。だがチョウ・ユンファと息子の絆が実にしっかりしていて、それがこの作品の柱になっている。アメリカで仕事をしていてこのCMのために香港に帰ってきたシルヴィア・チャンは息子をチョウ・ユンファから引き離してアメリカに連れ帰ろうとする。そのことで悩む息子にチョウ・ユンファが「お前なんか出ていけ」と親子喧嘩を起こすシーンは最初の山場だろう。シルヴィア・チャンに買ってもらった靴や服を窓から投げ捨てる息子をチョウ・ユンファはハンガーで何度も殴りつける。お前は武田鉄矢か。まぁハンガーと言ってもプラスチック製の軽い奴なんだけど。<br />　監督はまだ新人時代のジョニー・トー。ジョニー・トーといえば最近は犯罪絡みのハードボイルドタッチな作品だが、こういった感動作も撮れるんだな。コメディも撮っているし意外に芸達者な監督なようだ。父息子の絆の深さを中心に息子の存在を知って動揺するシルヴィア・チャンなどの心理描写を上手く描いている。ラストのオートバイのレースシーンではお得意の活劇も披露する。<br />　チョウ・ユンファはシルヴィア・チャンの登場によってこれまでの自分の人生を確認することになる。そして出した結論はもういちどバイクレースに出場するということだった。10年間のブランクを取りもどそうと酒を止め（オープニングでは起き抜けからビールを飲んでいる）ランニングを始める。このトレーニングシーンはもうちょっとあっても良かった気がするがそれよりも息子との関係を描くことを優先させたのだろう。<br />　オートバイチームの監督はン・マンタ。『少林サッカー』でチャウ・シンチーのキック力を見出した監督役の人だな。この人はコメディ演技が多いのだが、この作品ではシリアスな面も見せていてそれが様になっている。味のある人だ。<br />　ラストは個人的にはあまり気に入っていない。悲劇で終わらせるのは簡単だ。ハッピーエンドでも良かったんじゃないだろうか。それにしてもオートバイはスズキかホンダ、ヘルメットはSHOEIと日本メーカーの活躍が目立つ。日本のオートバイってのはどれぐらいの実力なのかね。『ブラックレイン』の序盤でマイケル・ダグラスがゼロヨンでハーレーでスズキのバイクを負かしたときには「そんなはずはない」という意見があったが。<br />　それにしても邦題の意味が分からない。</p><p></p>]]>
        
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    <title>『友は風の彼方に』　潜入捜査と奇妙な友情</title>
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    <published>2012-05-10T15:06:25Z</published>
    <updated>2012-05-10T15:06:48Z</updated>

    <summary> 『友は風の彼方に』（1986）　龍虎風雲／CITY ON FIRE　105分　...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004QF0LPO/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B004QF0LPO.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B004QF0LPO.jpg" width="160" height="226" />『友は風の彼方に』</a>（1986）　龍虎風雲／CITY ON FIRE　105分　香港　新藝城影業公司（CINEMA CITY）</p>
<p>監督：リンゴ・ラム　製作：リンゴ・ラム　製作総指揮：カール・マック　原案：リンゴ・ラム　脚本：トミー・シャム　撮影：アンドリュー・ラウ　音楽：テディ・ロビン<br />出演：チョウ・ユンファ、ダニー・リー、スン・イェー、チョン・ユウヤン、キャリー・ン、ロイ・チョン</p>
<p>　意味不明の邦題である。宝石店強盗団と潜入捜査官の話なのにこれでは爽やかな感動作のようだ。タランティーノの『レザボア・ドッグス』（1991）の元ネタだという話があるが、チョウ・ユンファの潜入捜査官と強盗団の一味のダニー・リーの関係や、終盤の三角形になっての銃の突きつけ合いが共通しているぐらいでそんなに似ていない様に思う。そもそもこの作品をアメリカ在住のタランティーノが観ているか？　いやヤツなら観ていてヒントにしたかも知れない。<br />　シンプルなストーリーだった『レザボア・ドッグス』と比べると、この作品は様々な要素が含まれている。まずはチョウ・ユンファに結婚の話も出ている恋人がいること。彼女はチョウ・ユンファが潜入捜査官だと言うことを知らず、捜査を開始したため彼女をほったらかしにしたチョウ・ユンファと喧嘩をしたりする。彼女の機嫌を取ろうとするチョウ・ユンファが可笑しい。最後には海外に行ってしまうが、渡航先のハワイからチョウ・ユンファに迎えに来て欲しいとのエアメールを送ってくる。この手紙の存在がラストで泣ける。<br />『狼　男たちの挽歌・最終章』（1989）でもチョウ・ユンファと奇妙な友情で結ばれるダニー・リーは今回は警察側ではなく強盗団の一味と役割が反転している。強盗団のボスがチョウ・ユンファをサツのイヌだと決めつけたときはボスに銃を向けて無実を主張する。ただ、チョウ・ユンファとダニー・リーの間に友情が生まれる過程がほとんどないのでなぜそこまで信じられるのかにちょっと説得力がない。<br />　まず強盗団による宝石店の襲撃事件があり、それによって警察に捜査本部が設けられるのだが、その本部長が若手のキャリア組で人情に欠ける嫌な男ロイ・チョンである。この男がチョウ・ユンファに指示を出している老警部の話をちゃんと聞いて対処していれば犠牲者はもっと少なくてすんだのだ。それなのに事件の解決後、署長に「二ヶ月で解決しましたよ」と誇って言う。こんな男はレンガで頭を殴られて当然だ。<br />　街中のロケシーンが多く、リアリティに役立っている。チョウ・ユンファを犯罪者だと思っている刑事たちが彼を尾行するシーンは走る、車に乗る、地下鉄に乗るなどスピーディーだ。エスカレーターの間を滑り降りるというチョウ・ユンファには珍しい身体を張ったアクションを見せてくれる。アクションとしては三階から二階の屋根、道路とチョウ・ユンファ本人が飛び降りていくのもある。猥雑な香港の風景がまた作風に似合う。<br />　サックスを使ったジャズの音楽も作品を引き立てている。<br />　チョウ・ユンファと恋人の関係や、警察内部のゴタゴタなど要素を盛り込みすぎて全体的に散漫な印象になっているのが残念。『レザボア・ドッグス』がこの映画を参考にしているのだとしたら余分な部分はバッサリ切り捨てた（そのわりにバカ話のオープニングがあるが）のは正解だっただろう。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『プリズン・オン・ファイアー2』　大脱獄</title>
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    <published>2012-05-09T21:25:56Z</published>
    <updated>2012-05-09T21:25:45Z</updated>

    <summary> 『プリズン・オン・ファイアー2』（1991）　監獄風雲II逃犯／PRISON ...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
        <uri>http://www.jion-net.com/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=10&amp;id=1</uri>
    </author>
    
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VQK38G/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VQK38G.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VQK38G.jpg" width="160" height="225" />『プリズン・オン・ファイアー2』</a>（1991）　監獄風雲II逃犯／PRISON ON FIRE II　113分　香港　金公主電影製作有限公司、新藝城影業公司（CINEMA CITY）</p>
<p>監督：リンゴ・ラム　製作：リンゴ・ラム　製作総指揮：カール・マック　脚本：ナム・イン<br />出演：チョウ・ユンファ、チェン・ソンヨン、トミー・ウォン、ユウ・リ、エルビス・チョイ</p>
<p>　前作『プリズン・オン・ファイヤー』（1987）から数年、チョウ・ユンファはまだ服役していた。幼かった息子ももう小学生。息子の面倒を見てくれていたチョウ・ユンファの母が死亡し、息子は施設に入れられることになってしまう。息子のことが心配なチョウ・ユンファは施設で行われる懇親会のために脱獄をしてしまう。もちろんすぐに捕まってしまうのだが、戻った刑務所で囚人同士の殺人事件があり、チョウ・ユンファが犯人を看守長に密告したことになってしまう。しかしこれは彼を疎ましく思う看守長の陰謀で犯人扱いされた囚人の仲間に命を狙われたチョウ・ユンファは二度目の脱獄を試みる。<br />　レオン・カーフェイの比重が大きかった前作に対し、今回はチョウ・ユンファの一枚看板。浮気していた妻を殺してしまったという彼の罪も詳しく語られる。チョウ・ユンファの稼ぎが悪かったため妻は身を売って生計を成り立たせていたのだ。だが怒り狂ったチョウ・ユンファは妻を突き飛ばして殺してしまったのだ。そして息子の存在である。母を亡くし身よりは息子しかいなくなってしまい、塀の外で息子がどうしているか心配でならない。脱獄していった懇親会では息子が反抗期を迎えているし通知表を見て40人中37番の成績なのを知り、心配はつのる。それにしても香港では小学校から英語の授業があるのか。イギリス領だもんな。ちなみにこの時に他の刑務所の所長と知り合うのだが、それがラストで活かされてくる。<br />　前作より暴力描写が増えている。トイレの配管の中に隠した凶器や、歯ブラシの柄を削って作ったナイフなど刑務所ならではの武器が出てくる。血糊の量は倍以上。看守長もより嫌なヤツになっていて裏工作などお手の物だ。<br />　刑務所の中では香港組と大陸組が対立しており、時折いざこざを起こしている。看守長はそのいざこざを利用して自分にとって目障りな人間を消してしまう。そんな香港組と大陸組の間で上手くやっているチョウ・ユンファもその一人なのは言うまでもない。<br />　香港組のチョウ・ユンファと大陸組のヤクザが別々に脱獄し、途中で出会って共に逃げることになる。真っ裸になって川で泳いだり、墓場に供えてあった酒を飲み交わす様子には香港組も大陸組も同じ中国人だとしか感じられない。だが実際には差別問題などがあったのだろう。<br />　チョウ・ユンファだけ先に捕まり刑務所に連れ戻される。看守長の陰謀で大陸組の監房に入れられてしまうチョウ・ユンファは彼らから裏切り者だと思われているためこのままでは命が危ない。そこで一か八かの大ばくちを打つ。<br />　本当の密告者に歯ブラシナイフで刺されて怪我を負いながらも、必死で戦うチョウ・ユンファは看守長を引きずり出すことに成功する。制止しようとする看守を警棒で殴りチョウ・ユンファの前に立ちはだかる看守長の右目に歯ブラシナイフを突き立てる。前作では耳を噛み千切ったが今回は目か。目は嫌だな。もちろん耳も嫌だけど。怒りを爆発させたチョウ・ユンファが迫力である。<br />　刑務所物定番の脱獄ネタをやってくれたのは嬉しい。全部で4つの脱獄が登場するが、基本的に発作的なもので充分に計画を練ったというものではないが、鉄条網を乗り越えたり、崖から海へと飛び込んだりと見せてくれる。<br />　ラストは脱獄していた大陸組のヤクザが、チョウ・ユンファの身を案じ仲間の誤解を解くために自首してくる。そして息子から届く一通の手紙。なかなか爽やかな終わり方だと思ったら、点呼の時チョウ・ユンファの前に立っていた看守は・・・<br />　一番重要な部分は父子物のパートだと思うのだが、どうしても刑務所内の出来事が目立ってしまう。それにしても今回も刑務所長は役に立っていないな。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『プリズン・オン・ファイアー』　刑務所の中</title>
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    <published>2012-05-08T17:25:02Z</published>
    <updated>2012-05-08T17:26:11Z</updated>

    <summary> 『プリズン・オン・ファイアー』（1987）　監獄風雲／PRISON ON FI...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <category term="洋画　ハ行" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VQK37W/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VQK37W.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VQK37W.jpg" width="160" height="224" />『プリズン・オン・ファイアー』</a>（1987）　監獄風雲／PRISON ON FIRE　102分　香港　新藝城影業公司（CINEMA CITY）</p>
<p>監督：リンゴ・ラム　製作：キャスリーン・チャン　製作総指揮：カール・マック　脚本：ナム・イン<br />出演：チョウ・ユンファ、レオン・カーフェイ、チョン・ユウヤン、トミー・ウォン</p>
<p>『ゴッド・ギャンブラー　完結編』（1994）よりも7年前のチョウ・ユンファとレオン・カーフェイの共演作。広告デザイナーの青年レオン・カーフェイが父親の雑貨店から泥棒しようとした相手と取っ組み合いになっているうちに、蹴飛ばした相手が道路に飛び出して車に轢かれ死亡してしまう。過失致死で三年の刑になったレオン・カーフェイは刑務所に入れられ、そこで気の良くて頼りになる先輩囚人チョウ・ユンファと出会う。生真面目な性格なため様々なトラブルに巻き込まれるレオン・カーフェイをチョウ・ユンファが助けるうちに二人の間には絆が生まれる。<br />　刑務所内で販売されている煙草や菓子などが値上げになったために囚人たちはハンガーストライキを始めるが、一人の暴力団員が仲間たちを売ってその罪をチョウ・ユンファになすりつける。一触即発の状態になる監房内。そして争いが始まった。<br />　チョウ・ユンファはコミカルな演技からシリアスな演技まで幅広くこなしている。序盤などは笑顔が似合うが、最後にあくどい看守長の耳を食いちぎるシーンは迫力である。チョウ・ユンファの罪は浮気をしていた妻を殺してしまったということ。レオン・カーフェイよりも先に出所することになっていたが、先に入所していたことだし罪は何年だったのだろうか。面会に来た息子はまだ幼かったが。<br />　レオン・カーフェイは『ゴッド・ギャンブラー　完結編』のスチャラカ演技とは正反対のおどおどして空気の読めない生真面目な男。そんな彼が刑期を務めるうちに次第に逞しくなっていく。それでも周りは悪党ばかりの囚人揃いなのでチョウ・ユンファの助けもあってどうにかやっている感じだが。眼鏡姿が意外に似合っている。<br />　ラストの暴動の後、チョウ・ユンファは重傷を負ってヘリコプターで病院の運ばれる。そしてその罪で刑期が延びたのだろう、刑務所に戻されたところを釈放になったレオン・カーフェイと門のところですれ違う。ここがなかなか爽やかで良い。<br />　食堂で飯を食っているところで釈放の合図を受けたレオン・カーフェイがこれまで対立してきた囚人たちとも「元気でやれよ」などと言われ出ていくところがじーんとくる。いじめられたりもしたが、同じ囚人仲間だったのだ。<br />　どちらかというと看守側を悪役にして囚人側に感情移入した脚本を書いたナム・インは監督のリンゴ・ラムの弟で実際に刑務所暮らしをした人物。香港の『塀の中の懲りない面々』といったところか。看守長は完全に悪役ですな。ポール・ニューマンの脱獄物『暴力脱獄』のように囚人による刑務所の外の屋外作業があるのだが、看守は監視が大変だろうな。脱獄を企てる囚人は出てこないし、アクションも少なくて（刑務所で暴れたら刑期が延びるもんな）ドラマ要素の強い作風はリンゴ・ラムらしい。同じ香港の刑務所物でも<a href="http://www.jion-net.com/blog/2012/04/riki-oh.html">『RIKI-OH／力王』</a>（1991）とは全然違う。当たり前か。<br />　レオン・カーフェイには恋人がいるのだが、途中でヨーロッパに留学してしまい、このまま捨てられてしまうのかとハラハラしてしまう。果たしてラストは？</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『ゴッド・ギャンブラー　完結編』　亡き妻との約束</title>
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    <published>2012-05-07T20:58:33Z</published>
    <updated>2012-05-07T20:58:38Z</updated>

    <summary> 『ゴッド・ギャンブラー　完結編』（1994）　賭神続集／GOD OF GAMB...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000AZSK3/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B0000AZSK3.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B0000AZSK3.jpg" width="160" height="225" />『ゴッド・ギャンブラー　完結編』</a>（1994）　賭神続集／GOD OF GAMBLERS'S RETURN　124分　香港　永盛電影製作有限公司</p>
<p>監督：バリー・ウォン　製作：ジミー・ヒョン　脚本：バリー・ウォン　撮影：アーサー・ウォン　音楽：ローウェル・ロー<br />出演：チョウ・ユンファ、レオン・カーフェイ、ウン・ヒンゴ、チョン・マン、チャールズ・ハン、チンミー・ヤウ</p>
<p>　一作目（1989）以来、久しぶりに賭神ことチョウ・ユンファが復帰。二作目と三作目は番外編のような感じなので、これが正式な続編といっていいだろう。この四年間、ギャンブルとは関わらないで生きてきたチョウ・ユンファは一作目で殺されてしまった恋人にそっくりな妻がいて赤ん坊を妊娠していた。とある基金の16億ドルがチョウ・ユンファに託されることになり、それを不満に思った台湾マフィアのサウ・シンチーという男がフランスのチョウ・ユンファ宅を襲撃し、妻とお腹の中の子供を殺してしまう。妻がチョウ・ユンファに言い残したのは、「一年の間、ギャンブルをやらず賭神を名乗らない」ことだった。<br />　11ヶ月後、あちこちを旅していたチョウ・ユンファは中国大陸にいた。そこで台湾マフィアのボスと偶然知り合った彼だったが、ボスがチャーターした遊覧船が襲撃されボスは殺され、その息子を台南に連れ帰るように頼まれる。この息子役の子役はリー・リンチェイの『D&amp;D完全黙秘』に出ていた子役と同じ子だ。武術学校の生徒なのでカンフー技も見せる。<br />　遊覧船殺人放火犯と間違えられ公安に捕らえられたチョウ・ユンファと子供はなんとか公安を逃げ出し、途中の旅館でレオン・カーフェイのインチキ賭博師とその妹と出会い、レオン・カーフェイの知り合いの船で台湾に連れて行ってもらうことになる。公安の隊長を人質にして無事台湾に着いた彼らだったが、電話をサウ・シンチーに盗聴されていたため、子供とレオン・カーフェイの妹が誘拐されてしまう。二人を取りもどすために子供の姉と共にサウ・シンチーのカジノに乗り込み無事目的は果たすが、チョウ・ユンファの存在を知られてしまう。<br />　今は亡き妻との約束である一年まであと三日。その三日後にチョウ・ユンファとサウ・シンチーはギャンブルで勝負をつけることになる。<br />　チョウ・ユンファが丸くなっている。人格のことではなく顔のことだ。太ってしまっている。映画の冒頭でフランスの屋敷にやってきたロンに「太りましたね」と言われるぐらいだ。きっとチョコレートの食べ過ぎなのだろう。<br />　妻との約束でチョウ・ユンファはギャンブルが出来ない状況が長く、そのためギャンブルのシーンは少ない。代わりにアクションシーンとレオン・カーフェイと隊長によるコミカルなシーンで埋め合わせてある。アクションは主に銃撃戦で、チョウ・ユンファの二丁拳銃が見られる。ロンが投げた二つのマガジンを空中で銃でキャッチするしてそのまま撃ちまくるシーンが印象に残っている。あとフランスの屋敷での銃撃戦では夫を殺された使用人のオバさんがショットガンで悪人を撃ち殺すところが良かった。<br />　台湾での銃撃戦では、戦力にならないレオン・カーフェイと隊長が振り子時計や銅像に化けて戦闘に巻き込まれないようにしているのに笑ってしまった。でもそのすぐ後にレオン・カーフェイの妹が撃ち殺されてしまうシーンがあって彼女は賭神に憧れていて、チョウ・ユンファの背中に賭神の写真の面影を見て死んでいくと唐突にシリアスになり、その落差にはちょっと戸惑ってしまう。<br />　最後のギャンブル合戦では、中国の超能力者を味方につけたサウ・シンチー相手に苦戦するチョウ・ユンファ。って超能力かよ。パロディ映画の『賭聖』や番外編である二作目、三作目ならともかくチョウ・ユンファの本編で超能力者を出すか？　もうそれギャンブルじゃないだろ。と思っていたら一年がかりの計画に騙されるのであった。<br />　隊長は中国公安の一員なのに、台湾に着いたら「一度来てみたかった」とか喜んでいるし、暴力的な公安隊員など今となってはヤバイネタがちらほら。台湾の諜報員も出てくるしこの作品は中国本土では上映されなかったろうな。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『ゴッド・ギャンブラー III』　1937年の上海にタイムワープ</title>
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    <published>2012-05-06T15:48:28Z</published>
    <updated>2012-05-06T15:48:50Z</updated>

    <summary> 『ゴッド・ギャンブラー III』（1991）　賭侠II之 上海灘賭聖／GOD ...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VQK32W/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VQK32W.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VQK32W.jpg" width="160" height="226" />『ゴッド・ギャンブラー III』</a>（1991）　賭侠II之 上海灘賭聖／GOD OF GAMBLERS 3: BACK TO SHANGHAI　116分　香港　GOLDEN HARVEST、永盛電影公司</p>
<p>監督：バリー・ウォン　脚本：バリー・ウォン<br />出演：チャウ・シンチー、コン・リー、ン・マンタ、ロイ・チョンワイ、サム・ルイ、ン・クワンユー、ウォン・ワンシー、サンドラ・ン、ティエン・ファン</p>
<p>　原題は『賭侠II之 上海灘賭聖』とあるが賭侠ことアンディ・ラウは出ていない。もちろん賭神ことチョウ・ユンファに至っては1カットたりとも出ていない。『ゴッド・ギャンブラー』のヒットにあやかって作られたパロディ映画『賭聖』の主人公チャウ・シンチーが『ゴッド・ギャンブラーII』でアンディ・ラウと共演していたが、今作はチャウ・シンチーの単独主演作。郷ひろみのコンサートを観に行ったら若人あきらしか出てこなかったようなものである。さすが香港映画、さすがバリー・ウォン。シリーズを通して皆勤賞はボディガードのロンだけだな。<br />　前作で北京から来た超能力者を負かしたチャウ・シンチーを狙って、北京の超能力者が後輩を連れて復讐にやって来る。そして超能力合戦になるのだが、パワーが暴走してチャウ・シンチーは1937年の上海にタイムワープしてしまう。黒社会同士の抗争に巻き込まれたチャウ・シンチーは片方の組のボスに気に入られ、そこに居着くことになる。<br />　チャウ・シンチーのお爺ちゃん（ン・マンタの二役）とも出会い、恋する人も見つけたチャウ・シンチーはそれなりに楽しんでいるがやはり1991年の香港に帰りたい。持っていた携帯電話がなぜか時折現代に通じるので、ロンに連絡を取り帰る方法を考えてもらう。<br />　上海には日本軍が進出してきていて、男装の川島芳子がボスの経営するカジノに乗り込んでくる。その後ろには同じくタイムワープしてきた北京の超能力者が。カジノのゲーム大小で超能力合戦の末勝ったチャウ・シンチーだったが川島芳子は今度ポーカーで勝負をつけようと言い残して去って行く。<br />　日本軍の拠点があったり、彼らに誘拐されたりと日本は敵役扱いである。だが間抜けで川島芳子もチャウ・シンチーを縛っている縄を日本刀でバッサリ切ったと思わせて切れてなかったりとおマヌケだ。<br />　チャウ・シンチーが恋した女性はボスの婚約者で、チャウ・シンチーが二人の出会いのことを話してもまるで覚えていない。実は彼女には双子の妹がいてチャウ・シンチーが会ったのは妹の方だったのだ。妹は幼い頃にかかった脳膜炎のせいで5歳児並みの知能しかない。姉に振られて落ち込んでいるチャウ・シンチーにン・マンタと姉の友人は妹を会わせ、二人は意気投合する。といっても5歳児なので子供の遊びなのだが。ン・マンタがボスに出資してもらって回転したマクドナルドもどきの肉まん店でのミュージカル風シーンが元気が会って良かった。<br />　日本軍に拉致されているチャウ・シンチーを助けに現代からロンが特殊部隊と共に40名の超能力者の力を借りて助けに来る。この特殊部隊はキャリコピストルというスクリーンではあまり見かけない銃を使っている。銀弾鉄砲並みに100連発という驚異的弾数を誇るのこの銃で日本兵が撃ち殺されていく様は複雑だが快感だ。他には手榴弾や防弾着などの最新装備の特殊部隊に日本兵は勝ち目がなかった。<br />　ラストはポーカーでの川島芳子たちとの戦い。対戦相手はフランスから来た腕利きギャンブラーで彼も超能力者。お互いに自分に必要なカードを出そうと超能力を駆使するが、二人とも能力を使い果たしてしまう。そこに北京の超能力者が登場。フランスのギャンブラーに必要なカードを出すのだが・・・<br />　ブルース・リーフリークであるチャウ・シンチーによる格闘アクションも用意されている。日本軍人との戦いなのだが、試合前のウォーミングアップではチャウ・シンチーの蹴りが顔面に届くほど足が上がっている。それでも日本軍人役の香港俳優はアクション俳優なので苦戦に次ぐ苦戦。辛うじて勝ったという感じだ。<br />　原題に『上海灘』とある通りTVドラマの『上海灘』のパロディでもあるのだが、そちらは観ていないのでよく分からない。<br />　ロンの友人の警察所長役で監督のバリー・ウォンが特別出演している。丸々とした体型だが、意外に演技が上手い。<br />　もはやギャンブルはあまり関係なく、コメディ映画として楽しむ作品になっている。ラストは切なく終わったと思ったらオチがあるし。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『ゴッド・ギャンブラー II』　賭聖登場。</title>
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    <published>2012-05-05T15:36:36Z</published>
    <updated>2012-05-05T15:36:38Z</updated>

    <summary> 『ゴッド・ギャンブラー II』（1990）　賭侠／GOD OF GAMBLER...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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        <![CDATA[<p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VQK372/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VQK372.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VQK372.jpg" width="160" height="226" />『ゴッド・ギャンブラー II』</a>（1990）　賭侠／GOD OF GAMBLERS II　105分　香港　GOLDEN HARVEST、永盛電影公司</p>
<p>監督：バリー・ウォン　脚本：バリー・ウォン　製作：バリー・ウォン　音楽：ローウェル・ロー<br />出演：アンディ・ラウ、チャウ・シンチー、シン・フイウォン、チョン・マン、ン・マンタ、チョウ・ユンファ</p>
<p>『ゴッド・ギャンブラー（賭神）』（1989）がヒットしたので早速そのパクリで『賭聖』という作品が作られた。主演は『少林サッカー』などでおなじみのチャウ・シンチー。この『賭聖』がオリジナル以上にヒットしてしまった。そこで『賭聖』のキャラクターのチャウ・シンチーとン・マンタをオリジナルの続編にそのまま出演させてしまったのがこの作品である。一作目が郷ひろみのコンサートだとしたら、二作目は郷ひろみはほとんど登場せず、若人あきらが出演シーンの半分を占めていたといったところだろうか。パロディを怒りもせずに、逆に取り入れてしまう辺り1990年頃の香港映画のハチャメチャさを感じさせる。<br />『ゴッド・ギャンブラー』のラストで師弟のちぎりをかわしたチョウ・ユンファとアンディ・ラウ。チョウ・ユンファは南米を旅行中でアンディ・ラウは『賭侠』の二つ名で香港で賭博を行っていた。そこにやってきたのがチャウ・シンチーとオジさんのン・マンタ。チョウ・ユンファに弟子入りしようというのだが、アンディ・ラウに軽くあしらわれてしまう。だが超能力者のチャウ・シンチーはしつこくて・・・。<br />　アンディ・ラウはチョウ・ユンファと組んだ一年間で賭侠と呼ばれる腕利きのギャンブラーになっている。ただ、一作目で恋人だったジョイ・ウォンは彼が海外にいる間に他の人と結婚してしまっていた。ジョイ・ウォンの消息に関してはかなり強引で、いっそのことなかったことにしてしまえばいいのにと思うのだがちゃんと筋道を通している。<br />　チャウ・シンチーを追い払おうとするアンディ・ラウだが、二人のしぶとさに根を上げてしまう。アンディ・ラウのボディガードを務めるのは一作目にも登場していたロン。そして一作目でチョウ・ユンファにしてやられて刑務所入りの男にアンディ・ラウははめられそうになる。<br />　チョウ・ユンファは一作目のカットから使われているだけで出演シーンはない。タイトルから言えば主人公であるはずのアンディ・ラウはチャウ・シンチーに食われてしまっている。ラストの対決シーンなどはアンディ・ラウの見せ場なのだが、それ以外のシーンではチャウ・シンチーの方が目立っている。ブルース・リーの大ファンだけあってか、悪党の手下相手にトイレのスッポンを繋げたヌンチャクで戦うシーンなどチャウ・シンチーが目立つシーンは多い。<br />　大陸からやって来た敵側の超能力者とチャウ・シンチーの戦いはこれでもかとばかりに面白い。超能力には「勝った金は自分のために使ってはいけない」とか「汚い言葉を使ってはいけない」など色々と条件がある。それを利用した勝ち方にはまってしまう。<br />『賭神』の続編というよりは『賭聖』の続編というイメージが強い。やっぱり当時の香港映画はハチャメチャだ。というかバリー・ウォンがハチャメチャなのだろう。<br />　一作目でインド人だと思っていた丘の上の使用人が実はクウェート人で、香港人であるアンディ・ラウらになかなか泣かせる言葉を言って去って行ったりとハチャメチャな中に味を感じさせる。<br />　チョウ・ユンファのキンピカの銅像が登場するが、これが太りすぎであまりにも似ていない。誰か止める人はいなかったんだろうか。</p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『ゴッド・ギャンブラー』　チョコレート</title>
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    <published>2012-05-05T01:01:41Z</published>
    <updated>2012-05-05T01:01:47Z</updated>

    <summary> 『ゴッド・ギャンブラー』（1989）　賭神／GOD OF GAMBLERS　1...</summary>
    <author>
        <name>東森時音</name>
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<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006VQJXOG/zattakomu-22" target="_blank" ?><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="B006VQJXOG.jpg" src="http://www.jion-net.com/blog/B006VQJXOG.jpg" width="160" height="226" />『ゴッド・ギャンブラー』</a>（1989）　賭神／GOD OF GAMBLERS　127分　香港　GOLDEN HARVEST、永盛電影公司</p>
<p>監督：バリー・ウォン　脚本：バリー・ウォン　撮影：チュン・チーマン、パウ・ヘイマン　音楽：ローウェル・ロー<br />出演：チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、アンディ・ラウ、シン・フイウォン、西脇美智子、チョン・マン、ロン・フォン、ン・マンタ</p>
<p>　チョウ・ユンファが拳銃を蹴り上げて掴むと二丁拳銃でぶっ放すシーンがあり、この拳銃の蹴り上げが気に入ってしまってエアガンで練習をした覚えがある。失敗すると傷つけてしまうので東京マルイの2000円ぐらいのエアガンだった。地面に落ちている拳銃の隅を踏んでいったん足の甲に乗せて蹴り上げるのだが、甲に乗せるのがやたら難しかった。さすがのチョウ・ユンファも1カットではなくカットを割っている。<br />　賭神と呼ばれる実在のギャンブラーを主人公にした作品である。だが話は全くのフィクション。監督・脚本がバリー・ウォンなのでかなりハチャメチャ。腕のいいギャンブラーのチョウ・ユンファは敵対する人間が差し向けた殺し屋に狙われていて、逃げている最中にアンディ・ラウがしかけたいたずらにはまり傾斜を転がり落ちることに。その最中に岩に頭をぶつけて記憶喪失の上に10歳ぐらいに幼児退行してしまう。<br />　いたずらがばれるのを怖れたアンディ・ラウとその恋人ジョイ・ウォン、そして子分によって医者には運ばれずに彼らの家に匿われることに。そしてチョウ・ユンファに賭博の才能があることに気付いたアンディ・ラウによってギャンブルをさせられることになる。<br />　チョウ・ユンファはある銘柄のチョコレートが大好きで、それさえあれば連戦連勝。逆にチョコレートがないと負けてしまう。<br />　最初はチョウ・ユンファを金儲けの道具としか思っていなかったアンディ・ラウも次第に彼のことを好きになっていく。だが、殺し屋たちが再びチョウ・ユンファを狙ってきて、銃撃戦のあげくチョウ・ユンファは再び頭を強くぶつけてしまう。しかしそのおかげで頭が元に戻ったのだ。<br />　そしてチョウ・ユンファは腕利きのギャンブラーと対戦することになる。<br />　ギャンブルのシーンは冒頭の日本人との対決とラストの対決を除くと以外とまとも。日本人との対決では六個のサイコロを壺で振って合計の目が小さい方が勝ちで、西脇美智子が1を六個出したら、チョウ・ユンファは壺を振ることでサイコロを一つ砕いて1を五個出す。そんなのありかよ。<br />　ラストの対決はポーカーで、敵がカードに細工をしてイカサマを仕掛けてくるのだが、チョウ・ユンファはそれに対してさらに上回る手で挑む。その手口がいかにもバリー・ウォン。<br />　高利貸しのン・マンタに対してチョウ・ユンファが往復ビンタを食らわせるとバタフライナイフをカチャカチャと折りたたみするシーンは『ストリート・オブ・ファイヤー』のオマージュだろうか。チョウ・ユンファのボディガードのロンが銃撃戦の最中にエスカレーターを転がり落ちる乳母車を助けるシーンは『戦艦ポチョムキン』？<br />　ロンは昔はドラゴンと呼ばれていなかったっけ。龍でロンだろうからドラゴンでもどっちでもいいんだろうけど。<br />　チョウ・ユンファと言えば銃撃戦というわけでこの作品にも銃撃戦があり、二丁拳銃をぶっ放す。その最中だけ一時的にチョウ・ユンファがまともになるのはさすがにご都合主義。銃撃戦としては並みかな。<br />　チョウ・ユンファの賭神状態と10歳児状態のギャップが魅力。このまったく異なる二つを演じわけてしまうチョウ・ユンファはさすが。やっぱ演技力あるわ。<br />　アンディ・ラウも建築現場の竹の足場を飛び移ったり、ガラスに突っ込んで割ったりと身体を張ったアクションを見せてくれる。</p>
<p></p>]]>
        
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