『クライモリ デッド・エンド』 本当のサバイバルショー

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B0012P6CAY.jpg『クライモリ デッド・エンド』(2007) WRONG TURN 2: DEAD END 97分 アメリカ

監督:ジョー・リンチ 製作:ジェフ・フライリック 製作総指揮:エリック・フェイグ、ロバート・クルツァー キャラクター創造:アラン・B・マッケルロイ 脚本:テューリ・メイヤー、アル・セプティエン 撮影:ロビン・ローウェン 音楽:ベアー・マックレアリー
出演:エリカ・リーセン、ヘンリー・ロリンズ、テキサス・バトル、ダニエラ・アロンソ、スティーヴ・ブラウン、アレクサ・パラディノ、マシュー・カリー・ホームズ、クリスタル・ロウ、キンバリー・コードウェル

 オープニングで田舎道を車で走っていて誤って人を轢いてしまう女優が出てきますが、彼女の事は別に覚えておく必要はありません。轢いてしまった相手は人喰い一家の一人で、助けようとした彼女は下唇を食いちぎられてしまった上に斧で左右真っ二つに切り裂かれてしまいますから。またもやそんな映画です。

 ウエストヴァージニア州の森で“アポカリプス”というリアリィティショーが撮影中です。“サバイバー”みたいなサバイバルショーだと思って下さい。
 その参加者が一人また一人と人喰い一家に襲われて殺されていきます。サバイバルショーが本当のサバイバルになってしまったというわけです。
 前作では謎だった、人喰い一家がどうやって子孫を残しているんだというのも解けます。女性の奇形人間もいてそれが奇形の赤ちゃんを産んで子孫を増やしているのです。前作では男三人だった奇形人間も数を増やしてパワーアップ。
 グロさは前作よりも大幅にパワーアップしています。しかしアメリカではヒットしなかったようで、日本では劇場未公開ビデオ発売のみです。
 同じようなもんだと思うんですがどこが違ったのでしょうね。やはりこちらだと下品すぎたか。でも下品な方が受ける世界のような気もします。

 半裸の健全な女性に見とれていた奇形人間が奇形女性にヤキモチを焼かれて怒られるシーンなど笑えます。
 主人公側はほとんど問答無用でやられていくだけですが、進行役の元海兵隊の鬼教官デールがナイフとショットガン片手に頑張ってくれます。演ずる役者は実際のサバイバルリアリティショーの司会者だとか。さすが我らの海兵隊。オヤジは強い。ほとんど主役なのだが素直に主役にしてくれないのが人喰い映画。でもオヤジ格好いいぜ。
 誰が殺されるかさっぱり分からないのがこの手の作品の魅力。ゲーム開始後に最初に殺されるのがあの人物だったとは!てっきり主人公だと思っていたのに。そうでなくても最後近くまでは生き残ると思っていたのに。
 前作のガソリンスタンドのオヤジと人喰い一家の関係も明らかになります。今回は近親婚による遺伝子異常ではなくて化学汚染のによるものとなってますね。化学汚染で奇形化して肉体も強靱になり、森から動物がいなくなってしまったので森に迷い込んだ人間を捕まえて食ってる。肉ばっかり食って野菜も食わんといかんじゃないでしょうか。公害で人喰い人間が誕生したわけですから、この設定には嫌悪感を抱く人もいるかも知れません。個人的には特定の公害を明示している訳じゃないですから別にかまわないんじゃないでしょうか。
 全体的には『サランドラ(ヒルズ・ハブ・アイズ)』ですが人喰い一家が食事の前にお祈りをしていたりは『悪魔のいけにえ2』ですなぁ。
 気付かずに人肉を食っていたり、番組スタッフの一人が日本映画『バトルロワイヤル』のロゴが入ったシャツを着ているのが笑えました。
 監督のジョー・リンチはこれがデビュー作ですが、こんな映画をいっぱい観てきたんだろうな。

 今回はエンドロール前にオチがあります。Part3は作られるのか。アメリカでコケたから難しそうだ。

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このページは、東森時音が2009年7月 8日 23:35に書いたブログ記事です。

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