『トレマーズ4』(2004) TREMORS 4: THE LEGEND BEGINS 101分 アメリカ
監督:S・S・ウィルソン 製作:ブレント・マドック、ナンシー・ロバーツ キャラクター創造:S・S・ウィルソン、ブレント・マドック、ロン・アンダーウッド 原案:S・S・ウィルソン、ブレント・マドック、ナンシー・ロバーツ 脚本:スコット・バック 撮影:ヴァージル・L・ハーパー、ノーマン・キャッテル 音楽:ジェイ・ファーガソン
出演:マイケル・グロス、サラ・ボッツフォード、ビリー・ドラゴ、ブレント・ローム、オーガスト・シェレンバーグ、J・E・フリーマン、リディア・ルック
舞台は1889年のいつもの街。ちょうど1作目から100年前になる。ネバダ州だし西部劇の世界。この頃からちゃんとチャンの店がある。
街の名は“REJECTION”という。あれ“PERFECTION”じゃなかったっけ?
グラボイズの発生から始め、そういったことまで明らかになるいわば『トレマーズ ビギンズ』。
街は銀鉱山で賑わっていた。しかしある日17人の死者を出す謎の事故が発生。生き残りによると何か奇妙な物が作業員たちを襲ったという。
そして鉱山は閉鎖状態。街からはどんどん人が出ていった。まるで街の名前“REJECTION”=拒絶が示すように人はいなくなり、ごく一部のこの街以外に行き先がない人ばかりが残っていた。
そこへ本社から電報が入る。「銀山の件認めがたし。オーナー自ら現地を訪れる」とのこと。オーナーが来れば何とかしてくれるにちがいないと期待する街の住民の前に駅馬車から降り立ったのはハイラム・ガンマー(マイケル・グロス)。1?3で活躍したバートのご先祖様である。100年前の話しだから曾お祖父さんぐらいであろうか。
バートのご先祖様だから常に銃を持ち歩いて何かにつけて撃ちまくるかと思いきや、ごく都会的な人物で銃など使ったことがない。
このハイラムの人間的成長がこの作品の目玉である。
モンスター退治映画だった1?3と比べ、4はハイラムの変化・成長に焦点を当てている。
最初は子供を騙すような嫌な都会人だったのが、グラボイズとの戦いで銃を持つことを覚える。ホテルの女主人には銀行が閉鎖しているから現金がない。ツケで泊まらせろと言っていたのも実は嘘で、自分の財産はあの銀山しかなくこのまま閉山となれば破産だと打ち明けるようになる。そのような過程を描いているので最初の1時間は退屈に感じる部分もあるかも知れない。
面白くなるのは、一度街から逃げ出したハイラムが大量の武器を抱えて戻ってきてからだ。やはりこの男には武器が似合う。でも射撃の腕は下手なのが笑える。
途中で腕利きのガンマンをグラボイズ退治にやとうがその黒手のケリーというガンマンがビリー・ドラゴ。やはり渋いし目つきが異常。個人的にファンなので登場は嬉しかったが、コルト・シングル・アクション・アーミーでグラボイズを相手にするのはさすがに苦しかったのか途中で食われて退場。グラボイズを見て「何故もっと敵の情報をよこさなかったんだ。そうすれば威力のあるショットガンやパント・ガンなどを持ってきたのに」と怒るシーンは過去の作品でそのまんまバートがやっている。
ラストの30分はお待たせのグラボイズ退治。
三匹のうち一匹はあり得ないだろと思ったら本当にあったらしい2メートルはありそうな巨大な銃パント・ガンで仕留めるが、残りの二匹は安易に銃や火薬でやっつけてしまわずに、とっさの工夫で倒してくれるのが嬉しい。ドカンバーンは派手で良いけど、この作品の魅力はそれじゃない。
インディアンの男が食われたかなと思ったらグラボイズが等身大のインディアン人形を吐き出す。「これは俺をモデルにして作られた人形だ」と言い張っていた奴だ。で、インディアンは無事。この等身大のインディアン人形、『クリープショー2』のジョージ・ケネディのエピソードでも登場したが、この作品での登場人物のセリフ曰くタバコの看板なんだそうな。なるほど、インディアンはタバコを吸うな。
あー、ネイティブアメリカンって言ってないけどわざとだからね。今の人はネイティブアメリカンって呼ぶけどインディアンって呼ばれてた頃の人のことはインディアンって呼ぶよ。
バートが働いている様子もないのになんであんな堅固な家や高価な銃器を揃えたり高そうな車に乗れるのか不思議だったが、一族が銀山のオーナーとして稼いでいた時期があったのか。その遺産があるので好きなことが出来るんだな。あるいは投資や運用で今でも稼いでいるのかも知れない。
ここでグラボイズと派手な戦いを繰り広げたのに、1では何で誰も知らないんだとかそこら辺の矛盾点もちゃんと回収している。
こうしてグラボイズをやっつけて再び銀山は再開し街に人が戻ってきた。街の名前も“PERFECTION”=完璧に改められた。
だがいつグラボイズが復活するか分からない。そこで今日も今日とてピースメーカーで射撃の練習をするハイラム。しかし、相変わらずさっぱり的に当たらない。そこで今では恋仲となったホテルの女主人が用意した物はガトリンガン……バババババババッ。ここからガンナー一族の銃への異様な思い入れが始まったと思わせる
これが噂のグラボイズBOX





























