『ベースケットボール/裸の球を持つ男』(1998) BASEKETBALL 103分 アメリカ
監督:デヴィッド・ザッカー 製作:デヴィッド・ザッカー、ロバート・ロキャッシュ、ジル・ネッター 脚本:デヴィッド・ザッカー、ロバート・ロキャッシュ 撮影:スティーヴ・メイソン 音楽:アイラ・ニューボーン
出演:トレイ・パーカー、マット・ストーン、アーネスト・ボーグナイン、ヤスミン・ブリース、ジェニー・マッカーシー、ロバート・ヴォーン、レジー・ジャクソン
『フライングハイ』や『ホットショット』シリーズが大好きで、この世から一本だけ映画を選べと言われたら迷わず『トップ・シークレット』を選ぶぐらいにZAZ好きなオレだが、ZAZの三人がそれぞれ独立して映画を撮りだした結果、ずば抜けて才能がないなと思うのがデヴィッド・ザッカーだ。『裸の銃を持つ男』シリーズも好きじゃないしな。
まず、ギャグの絶対量が少ない。普通のギャグ映画ならば並のレベルだが、それじゃダメだろ。そしてテンポが非常に悪い。1秒以下のそれこそ数コマの問題なのだが、長すぎる場合が多い。ギャグの量が異様に豊富でテンポが抜群だったZAZ作品と比べてしまうとやはりつまらない。あと、下品なギャグが多い。下品なギャグを否定する気はさらさら無いが、問題はつまらないって事だ。つまらない下品なギャグは、そのつまらなさに拍車をかける。やっぱ、この人はセンスがないよなぁ。
ベースケットボールとはバスケットボールと野球を合体させた物。冴えない二人組がモテモテな男に勝負を挑まれて、とっさに思いついたいい加減なスポーツだが、それが次第に人気が出てくる。そして大富豪アーネスト・ボーグナインに見出されてプロスポーツになる。商業主義に走って人気が無くなった野球やアメフトを反省して、本拠地の移動や選手のトレードなどがないという設定。現代プロスポーツの批判かと思ったが、ベースケットボールもあっという間に人気のプロスポーツとなってしまう。観客のエキストラが少なくてすむからなんてのが案外と理由かもしれない。
アーネスト・ボーグナインは完全にゲスト出演で、前半でホットドッグのソーセージを喉に詰まらせて死んでしまうが、それを補うのが黒幕のロバート・ヴォーン。ベースケットボールを以前のメジャーリーグのような営利目的優先に変えてしまおうとして奔走する。腹黒そうな黒幕が似合うな~ロバート・ヴォーン。
オレとしてはどうでもいい作品だが、ラストで元ニューヨークヤンキースの名メジャーリーガーのレジー・ジャクソンが本人役でヤンキースの帽子とジャケットで登場するシーンにちょっとぐっときた。そう言えば、何故か『裸の銃を持つ男』シリーズのどれかに出演していたな。
あるチームのチアリーダーの服装が赤のブルマ姿で、それを見た観客の男たちが咥えていたホットドッグからソーセージが飛び出すというギャグがある。それまでにTバッグのチアリーダーとかが一杯出てきたのに何で今度だけ?アメリカにもブルママニアがいるのか。
ユニバーサルなので旧作の字幕がひどいのはいつものことだが、今回も字幕がひどい。翻訳はまともだが、音引きの“ー”と半角の“-”がゴチャゴチャ。ベースケットボールとベ-スケットボ-ルが混ざっているような感じで非常に見づらい。他のメーカに出来ることが何故出来んのだ、ユニバーサル。頼むよ、ほんと。