『ファンタズムIII』(1993) PHANTASM III 95分 アメリカ
監督:ドン・コスカレリ
出演:マイケル・ボールドウィン、レジー・バニスター、アンガス・スクリム、ビル・ソーンベリー、シンディ・アンブエル
タイトルの『ファンタズム3』が示すように、『ファンタズム』シリーズの三作目。
そろそろ息切れしてきたのか、かなり破綻し始めている。
まず、1作目では主人公だった少年マイクが成長して大人になっているのだが、冒頭でいきなり消える。そして物語中盤過ぎまで出てこない。代わりに戦うのは1作目から皆勤賞のレジー。頭頂部まではげ上がり、後ろの毛をポニーテールにしていたアイスクリーム屋だ。時の流れとは怖ろしいもので、もはや後頭部まではげ上がっている。ただし、ポニーテールは健在。
彼の仲間になるのはトールマンによってゴーストタウンとなり死滅した街で一人生き延びてきた10歳ぐらいの少年と、ヌンチャクを使う軍隊出身の女性戦士。他には兄の亡霊が出てきたり、ゾンビ三人組が襲ってきたりと行き当たりばったり目な展開を繰り広げる。
アメリカの墓というと、一人一人土に埋められて墓碑が建てられるイメージだが、実際にそれをやったら墓中アメリカだらけ。じゃない、アメリカ中墓だらけ。ちゃんと集団墓地的な物があるようだ。左右の壁一面に小さな扉が付いていて、その中は狭い部屋になっていてそこに遺体の入った棺を治める。『ターミネータ3』のサラ・コナーの墓がそうだったな。棺に入っていたのは遺体じゃなくて武器弾薬だったが。集団埋葬することで宗教的な意味があるのか。それともこちらの方が値段が安そうなので金銭的理由も関わっているのかもしれない。
しかし、棺に入れる遺体は火葬?生?火葬ならば大きな棺は要らないし、生だと時間が経つと中がエラいことになりそうだ。防腐処理をした肉体辺りだろうか?
途中で舞台になるゴーストタウンの雰囲気や、1、2の謎解き的部分もある。ただし、逆に謎は深まるが。舞台を一ヶ所に固定せず、トールマンとマイクを追い続ける形なのでロード・ムービーファンにもお勧め?取りあえず、銀球の大群だけでオレとしては満足。
ラスト、絶体絶命の危機に陥った主人公たち。もう残り時間もあとわずか。これをどうやって切り抜けるのかっ!答えは「そんなんありかっ!」だっ!