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『ファンタズムII』 背の高い葬儀屋と空飛ぶ銀球が帰ってくる!

B0012P6C40.jpg『ファンタズムII』(1988) PHANTASM II アメリカ 97分 1989年鑑賞

監督:ドン・コスカレリ 製作:R・A・セゲダ、ドン・コスカレリ 脚本:ドン・コスカレリ 撮影:ダリン・オカダ 音楽:フレッド・マイロー、クリストファー・L・ストーン
出演:ジェームズ・レグロス、レジー・バニスター、アンガス・スクリム、ポーラ・アーヴィン、サマンサ・フィリップス

『ファンタズム』(1979)の実に9年振りの続編である。
葬儀屋トールマンと空を飛ぶ銀球が再び襲ってくる!その名の通り背が高いトールマンを演ずるアンガス・スクリムもメイクで顔色は悪いが元気そうだ。
トールマンは他人に化けたり怪我をしても再生したりと悪魔的力を持つ怪人で、見るからに不気味さを漂わせている。単なる殺人鬼ではなく心底邪悪な存在で、『エルム街の悪夢』シリーズのフィレディ・クルーガーなどがその後継者になるだろう。武器としてグレープフルーツ大の銀球を使う。この銀球は空を飛び、刃物やドリルを出して相手を傷つけ殺害する。どうやら単純だが意志を持っているようで、勝手に飛び回ってパトロールもするので番犬役にもなる。
トールマンの目的についてはこれといった説明もなく、何をしたいんだかよく分からないところがかえって怖い。やってることは前作の焼き直しなのだが、一応は前作で自分を倒した少年への復讐のようだ。だが、何故8年も経ってから今さらの行動に出たのだろう。体力が回復するのに時間がかかったのか?まあ、こいつらホラー映画の悪役がやることにいちいち理屈を求めるのが間違っているのだが。
その後『ファンタズムIII』(1993)や『ファンタズムIV』(1998)も作られたが機会がなく観ていない。だが、結局はほとんど同じ事の繰り返しだそうだ。アンガス・スクリムもまさか20年も同じ役をやることになるとは思ってもいなかっただろう。日本で観ることの出来る映画にはあまり出ていないようだが、他の出演作には『サスペリア2000』や『ウィッシュマスター』(1997)などがある。なかなか分かりやすいフィルモグラフィーの持ち主だ。
ちなみに『ウィッシュマスター』にはフレディ役のロバート・イングランドやキャンディマンのトニー・トッド、サム・ライミの弟で『死霊のはらわたII』に出ていたテッド・ライミなどホラー映画ファンなら嬉しいキャスティングとなっている。『13日の金曜日』シリーズのどれかでジェイソン役をやっていた人も出演しているそうだが、もっとも『13日の金曜日』ではいつもホッケーマスクだったんで(1、2は除く)顔が分からない。

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