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『ゾンビ3D』 今度のゾンビは立体だ

B0012P6C04.jpg『ゾンビ3D』(2006) NIGHT OF THE LIVING DEAD 3D 80分 アメリカ

監督:ジェフ・ブロードストリート 製作:ジェフ・ブロードストリート 製作総指揮:インゴ・ユヒト 脚本:ロバート・ヴァルディング オリジナル脚本:ジョージ・A・ロメロ、ジョン・A・ルッソ 撮影:アンドリュー・パーク 編集:ロバート・ヴァルディング 音楽:ジェイソン・ブラント
出演:ブリーアナ・ブラウン、ジョシュア・デローシュ、シド・ヘイグ、グレッグ・トラヴィス、ジョアンナ・ブラック

 近所のGEOでは立体用青赤セロハン眼鏡付きでレンタルされていた。眼鏡は紙とセロハン製の安っぽいもので衛生面もあってか返却する必要が無くもらえるが、かといって持っていて日常生活に役に立つかは大いに疑問だ。とりあえず、眼鏡の数には限りがあるから、借りるならば今の内。問題は、あえて借りる必要があるのかなぁ……ってことだ。
 原題は『NIGHT OF THE LIVING DEAD 3D』でジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の立体版リメイクということらしい。とはいえ、オリジナルの著作権が切れているので好き勝手に作っていいそうな。なんだかなぁ。墓地から始まる、ゾンビが出てくる、家に立てこもるといった大筋しかオリジナルとの関わり合いはない。作品の出来としてオリジナルを求めると手痛い目にあう。というか、オレがあった。ひでぇな、これは。
 3D映画、つまり立体映画で、青赤眼鏡をかけることで映像が浮き出てくるのだが、ゾンビとあまり関係のないところでの立体が目立つ。オレは襲ってくるゾンビの手足とか、むさぼり食う内臓が立体で楽しめると思ったのだが、物語の大半は立てこもった家の中での人間同士のやり取り。しかも大根演技だし登場人物は馬鹿ばかりでストーリーは遅々として進まないずストレスは溜まるそんなのよりゾンビを出せよ、ゾンビを。そんな中で相手に向けた腕とか柱とかが意味なく立体。吐きだしたマリファナの煙とか銃口から飛び出した銃弾が意味なく立体。いちゃいちゃしている男女の裸が意味なく立体。意味なく立体のオッパイ。あっ、これはちょっと意味があるかもないかも。
 重要なシーンで眼鏡をかけるのではなく、全編80分ずーっとかけっぱなし。目が疲れるし観終わってから一時間が経つ今になっても頭が痛い。肩も凝った。それからオレはやっぱ立体映画があまり立体に見えない性質のようだ。出版物のステレオグラムはちゃんと浮き出て見えるんだがなぁ。やはりゾンビ映画は当たり外れが大きい。当たり>>>>>>>>>>外れ、ぐらいの格差がある上に外れの方が数が多い。
 DVDには2D版も収録されているからそちらを観た方が楽だったかも。でも立体ですらあまり価値を感じないこの映画を2Dで観たらおそらく価値はないだろう。ゾンビの出番が少なすぎだし、ゾンビが生まれた理由もふざけんなだ。結局、ゾンビよりも人間が怖い。次は濃いお茶が怖い。

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コメント (2)

オンリー・ザ・ロンリー:

これって3D専用に作られたのですか?。最近あちらでは2Dを単純にコンピュータで3D化出来る変換システムが開発されたと聞いた事があります。全編にわたり眼鏡をかけ放しなら何も考えないで済む変換システムですかね?。(旧作スター・ウォーズの全話が変換システムで公開されるらしいです)

東森時音:

オンリー・ザ・ロンリーさん

DVDには2D版も収録されていますが、単に右側映像か左側映像のどちらかを使っているだけですね。撮影は二台のカメラを並べて撮影して、撮影後のフィルムを青赤の色調補正をしただけでしょう。色調補正ではコンピューターを使っているのかなと思いますが、先端技術とはほど遠い低予算作品です。
右目と左目の視覚差もかなり大雑把だと思います。ちゃんと計算されていれば観ていてこんなに疲れないでしょう。
2Dで制作された人形アニメの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の3D化は一コマ一コマコンピューターで解析して立体用の角度の異なる映像を作り出したそうですから、かなり手間暇かかっているのでしょう。

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