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『モータル・コンバット』 解け合わないSFXと格闘アクション

B000WCEGMO.jpg『モータル・コンバット』(1995) MORTAL KOMBAT 101分 アメリカ

監督:ポール・アンダーソン 製作:ローレンス・カザノフ、ローリ・アペリアン 製作総指揮:ボブ・エンゲルマン、ダニー・サイモン 脚本:ケヴィン・ドロニー 撮影:ジョン・R・レオネッティ 音楽:ジョージ・S・クリントン
出演:ロビン・ショウ、クリストファー・ランバート、リンデン・アシュビー、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ブリジット・ウィルソン、タリサ・ソト、トレヴァー・ゴダード

 腕がもげる、血しぶきが舞い頭が吹き飛ぶ。そんな残虐描写てんこ盛りの実写取り込み格闘ゲーム『モータル・コンバット』の映画化。ゲームの方は何度かやったことがある。演出は派手だが、操作感が大味でそれほど面白くなかったように記憶している。
『バイオハザード』シリーズのポール・アンダーソンが初期に手がけた作品で、格闘シーンにSFXをまぶして美味しく仕上げようとしているが、それぞれが混じり合わずにお互いの主張が強すぎてあまり成功しているとは思えない。SFX+格闘アクションというアイディアは面白いと思うんだが。
 主人公のアジア人青年やアクション映画俳優のスター、女性捜査官などの人間界側の戦士が、魔界の戦士たちと試合をして、負けたら人間界は魔神に支配されてしまう。魔界の戦士は冷凍光線を放つ男や、四本腕の巨人、そして親玉のケイリー=ヒロユキ・タガワ。ケイリー=ヒロユキ・タガワの邪悪ぶりは見物だ。オレはこれだけで満足した。
 格闘アクションの出来る人と出来ない人の差が大きいのは仕方ないとして、肝心の格闘シーンがちょっと戦っちゃなんかよそ事やって、またちょっと戦ってはよそ事やってと、展開がぶつ切りななために、観ているこちらのテンションがなかなか上がってこない。主人公以外の人間側の登場人物が何のために戦うのかが見えてこないのも残念だ。
「モータル・コンバット~!!」とタイトルを叫び、デンデンデンデケデケの音楽が流れるオープニングは格好いいんだけどね。第二部へ続くと言わんばかりのぶった切りなラストには大爆笑。
「これからが本当の戦いの始まりだ!」

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