『スネークトレイン』(2006) SNAKES ON A TRAIN 91分 アメリカ
監督:マラッチ・ブラザーズ 製作:デヴィッド・マイケル・ラット、シェリー・ストレイン 製作総指揮:デヴィッド・リマゥイー 脚本:エリック・フォースバーグ 撮影:マーク・アトキンス 音楽:メル・ルイス
出演:ジュリア・ルイス、アルビン・カステロ、ジョバンニ・ビジャラノ、シャロン・ゲイル
ヘビがのたうち回るあの列車に乗っていこう
行く当てはロサンゼルスだ、でも着くかは分からない
邪悪な呪いをかけられ、口からヘビを吐きまくる
本当にもう、勘弁してよね
スネークトレイン走って行くよ、スネークトレインどこまでも
スネークトレイン走って行くよ、スネークトレインどこまでも
思わずザ・ブルーハーツの『トレイントレイン』を歌ってしまうオレだった。えっ?歌詞が違う?そんなのこの作品の前では取るに足らない小さな事だ。
メキシコからアメリカへと密入国した男女が、ロサンゼルス行きの列車に無賃乗車で乗り込む。その列車には、幼い娘を連れた家族連れや、サーフィンをしに行く三人組の若い男、コカインの運び屋にされてしまった若い助背が二人、出張に行くエンジニアなどなど個性的な人々が乗っていた。
メキシコ人の女性はひどく苦しんでいる。病気か?と思いきやなんと口から緑のゲロとともに小さなヘビを吐き出した。やっぱ、ゲロは緑だよね。この女性、延々とヘビを吐き続ける呪いをかけられており、それを唯一解くことの出来る呪術師に会うためにロサンゼルスへ向かっているのだ。吐いたヘビはガラスビンに閉じこめておいたのだが、そのガラスビンが割れてしまい、急速に巨大化したヘビたちは乗客を襲い始めるのだった。
まず、この“ヘビを吐く呪い”というアイディアにはやられた。それなりに美人な女優さんが口に本物の小さなヘビを咥えてのたうち回る様は「世の中、楽な仕事はないんだな」との思いを新たにする。
うーむ、これは面白くなるかな?なるかな?なるかな?……なるかなー?……ならねー!大きくなったヘビは単なるニシキヘビだし、数も大して多くない。もっと列車中がヘビだらけになってしまうのかと思ったがしょぼい。そして、個性的な乗客たちはその設定をほとんど活用されずにただ騒ぎ立てるだけ。装置が壊され暴走し始めた列車をエンジニアが修理するシーンも、単に切れたケーブルを繋ぐだけ。ガキでも出来るわっ!ま、幼女丸呑みには笑ったけどな。
どうも、このヘビというのはそもそも人間の中に存在する何かで、それを吐き出していくと肉体精神ともに衰弱していくようなのだ。呪いを解くというのも、ヘビを吐き出すのを止めるだけではなく、吐き出したヘビをまた身体にもどさねばならないらしい。うーむ、よく分からん。これまでに吐き出したヘビを持ち歩かせるための設定にしか思えない。
終盤は突然な“そいつ”の登場で盛り上がるかなと思ったら、なんかそのままでぶった切られたように終わる。うーむ。やり方次第でもっと面白い映画になる可能性は持っているかもしれないのだが、結果はうーむ。
コメント (2)
>ならねー!
あはは。この一言がこの映画のすべてを表してますね。
Posted by: とみさわ | 2008年02月06日 12:28
日時: : 2008年02月06日 12:28
とみさわさん
乗客の面々は個性的で、いくらでも活用の仕方があったと思うんですけどね。列車が発車するまではちょっと期待してました。まさか何一つ有効利用されぬままラストに突入するとは。
ホラー系でありがちな「これで終わりじゃないよ」がラストカットですが、素直に終わってください。
Posted by: 東森時音 | 2008年02月06日 19:53
日時: : 2008年02月06日 19:53