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『ビリー'S GUN & FIGHT!』 筋肉コンビが大暴れ

B000VEGDE2.jpg『ビリー'S GUN & FIGHT!』(1995) TOUGH AND DEADLY 92分 アメリカ

監督:スティーヴ・コーン 製作:アラン・M・ソロモン 製作総指揮:ジェームズ・グリッケンハウス、レナード・シャピロ 脚本:スティーヴ・コーン 撮影:ジェームズ・W・ロバーソン 音楽:ウィリアム・キッド
出演:ビリー・ブランクス、ロディ・パイパー、リチャード・ノートン、ジェームズ・カレン、ゲイリー・カスパー、サル・ランディ、フィル・モリス、リサ・スタール、ブラント・フォン・ホフマン

 主人公ビリーの相棒となる私立探偵がロディ・パイパー、製作総指揮にジェームズ・グリッケンハウスと懐かしい名前が並ぶ。ロディ・パイパーはジョン・カーペンターの『ゼイリブ』で主人公を演じていた人で、本業はプロレスラー。この作品では、ビリーのカンフー系アクションと、ロディ・パイパーのプロレス系アクションの二つの格闘アクションが堪能できてお得だぞ。
 ビリーのアクションは一撃必殺の強力な破壊力はあまり感じられないが、締まった筋肉は柔軟で足の伸びたハイキックや素早いパンチ、バク転などもこなす身体能力の高さが魅力だ。ヴァンダムの得意技180度開脚までやってしまう柔軟さを持っている。今回調べてみたら、少年時代から空手やテコンドーの修行を始め、ムエタイやボクシングもやっているとか。本気の格闘家だったのか。

『ビリー'S KARATE MAN』はストレートで分かりやすいストーリーだったが、『ビリー'S GUN & FIGHT!』は多少話が込み入っていて、敵の正体もすぐには分からない。そもそもビリーが冒頭で敵に襲われ、薬を撃たれたり交通事故などによって記憶を失っているのでサスペンス的要素もある。そのサスペンスを「ビクトリーキック!」があっという間に吹き飛ばしてしまう。

 ビリーはロディ・パイパーの、仮釈放違反で逃走した人間を捕まえて賞金を稼ぐ仕事を手伝う。『ミッドナイト・ラン』でロバート・デ・ニーロがやってた仕事だな。そして、お互いに信頼を深めていく。ちょっとしたきっかけで、探偵事務所の中で二人が戦いを始めるが、基本的にじゃれ合いなので本格さはなく残念。二人の本気での対決も観てみたかった。
 探偵事務所で秘書として働く女性が、出番はそれほど多くはないが、ガキのような主人公二人を「しょうがないわね」といった表情をしながらも、裏からサポートする。いい女だ。
 格闘シーン、銃撃戦、爆破シーンと盛りだくさんだが、どれも低予算アクション映画の枠を越えてはいない。ストーリーも演出もごく平凡。観れば結構楽しいが、日本未公開だったのも無理はない。エクササイズプログラムの『ビリーズブートキャンプ』がヒッとしなければ、観る機会はないままだったろう。
 オレとしては、ビリーのアクションも良かったが、何よりもロディ・パイパーが元気そうなのを久々に観ることが出来ただけでも嬉しい。といっても、もう13年前の作品か。

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