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『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』 何があろうと決して諦めない

B000WPEJ7S.jpg『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』(2006) THE MARINE 92分 アメリカ

監督:ジョン・ボニート 製作:ジョエル・サイモン、ジョナサン・ウィンフリー 製作総指揮:マット・キャロル、ヴィンス・マクマホン 脚本:ミシェル・ギャラガー、アラン・マッケルロイ 撮影:デヴィッド・エグビー 編集:ダラス・プエット 音楽:ドン・デイヴィス
出演:ジョン・シナ、ロバート・パトリック、ケリー・カールソン、アンソニー・レイ・パーカー、アビゲイル・ビアンカ、ジェローム・イーラーズ、マヌー・ベネット、ドリュー・パウエル

 映画が始まってすぐ、タイトル『THE MARINE』とともに海兵隊礼服のジョン・シナが敬礼をするところで、「これはちとヤバいかな」とハズレを覚悟したが、いやいやなかなかなバカアクション映画でした。

 イラクで人質となった米軍兵士を処刑寸前に単身で救助した主人公だが、命令違反と判断されて海兵隊を除隊になってしまう。
 愛する妻の元へと帰り、とりあえずビルの警備員の職に就くが、迷惑で暴力を振るう男を叩きのめしてしまいあっさり首に。そこで、しばらくの間、妻とのんびり旅をすることにしたが、立ち寄ったガソリンスタンドでダイヤモンド強盗団に妻を誘拐されてしまう。
 もちろん主人公は追いかける。銃撃されようと、殴られようと、爆発に巻き込まれようと、決して諦めずに主人公は追い続ける。

 主人公のジョン・シナはWWEのプロレスラーで、マット・デイモンの顔とアーノルド・シュワルツェネッガーの肉体を併せ持つ男。筋トレのみで鍛え上げた肉体と違い、リングの上でプロレスラーとして実戦を重ねた者が持つ強さを感じさせる。ちょっとやそっと殴られたり蹴られたりしてもさしてダメージは受けなさそうだ。オレなんかが思いっきり殴ったら、こっちの拳が痛むな。
 ロバート・パトリックを親玉とするダイヤモンド強盗団は、厳密な計画でダイヤモンド販売店を襲った割にはバカばかり。いちいち言い争うわ、考えなしに銃器をぶっぱなすわ、氷砂糖に幼少期のトラウマがあるわ。凶悪なんだけど、どこかコメディ担当でもある。悪党側に格闘の専門家が欲しかったところだが、楽しかったんだからいいや。

 ガソリンスタンドや酒場などが爆発。無駄に爆発。もちろん派手。
 主人公がパトカーで強盗団を追いかけるシーンでは、まずフロントガラスが無くなり、次にはボンネット、フロントバンパー、そして屋根まで吹っ飛ぶ。どこまで壊れていくのだろうかとワクワクしてしまった。
 出番はほとんどないのだが、前半で主人公が警備員をしていたときの同僚が、最初は嫌なヤツか無能なヤツだと思っていたのが、以外に良いヤツで嬉しかった。こういうちょっとした脇役が光ってるってのは好きだ。

 原題は『ザ・マリーン(海兵隊員)』だが、日本公開時は『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』に変更。やはり『マリーン』ではカニかまぼこみたいだからだろうか?
 主人公はけっして降伏しないし、肉弾で凶器だ。ぴったりの邦題である。ジョン・シナには今後も期待だ。

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