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『ウィッカーマン』(2006) 訪れたら帰れない

B000YIASSW.jpg『ウィッカーマン』(2006) THE WICKER MAN 101分 アメリカ

監督:ニール・ラビュート 製作:ニコラス・ケイジ、ボアズ・デヴィッドソン、ランドール・エメット、ノーム・ゴライトリー、アヴィ・ラーナー、ジョン・トンプソン 製作総指揮:ダニー・ディムボート、ジョージ・ファーラ、ジョセフ・ローテンシュレイガー、エリサ・サリナス、ジョアン・セラー、トレヴァー・ショート、アンドレアス・ティースマイヤー 脚本:ニール・ラビュート オリジナル脚本:アンソニー・シェイファー 撮影:ポール・サロッシー プロダクションデザイン:フィリプ・バーカー 衣装デザイン:リネット・マイヤー 編集:ジョエル・プロッチ 音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:ニコラス・ケイジ、エレン・バースティン、ケイト・ビーハン、フランセス・コンロイ、モリー・パーカー、リーリー・ソビエスキー、ダイアン・デラーノ、マイケル・ワイズマン、エリカ=シェイ・ゲイアー

 主人公のエドワード(ニコラス・ケイジ)はある日、枝編み細工の家具で指を傷つけてしまう。翌朝、目覚めたエドワードは、自分の身体に新たな能力が備わっているのに気づく。植物のDNAとエドワードのDNAが結びつき、超人を生み出したのだ。柳の枝のようなしなやかさと木の幹の根の強靱さを兼ね備えたエドワードは、手製の木をイメージした衣装を身にまとい、“ウィッカーマン”としてロサンゼルスの悪と戦うことになったのだ。

 という映画ではありません。

 昔婚約していた女性から、行方不明になった娘を捜してと手紙が来たため、カリフォルニアで白バイ警官をしていたエドワードはワシントン州の小島を訪れる。閉鎖的な村、排他的な人々、そこで彼が目撃する不可思議な世界と恐怖。
どんよりとした風景。「私たちの先祖はケルト人」だとか、人も訪れない壊れて朽ち果てた教会などが雰囲気を盛り上げるが、「この島に移ってきたのは1800年代」というのがアメリカを舞台にした映画の限界ではある。新大陸のアメリカでは古い出来事なのだろうが、日本人からすると歴史において1800年代ってのはつい最近の感覚だ。
 1973年版のオリジナルはイギリス映画で、舞台も当然イギリスの小島となっている。数千年の歴史を持つ土地だから、ケルト人うんぬんなどの様々な設定がより重みを持っておどろおどろしく感じられることだろう。とはいえ、オリジナル版は残念ながら観ていない。以前、マイナーレーベルから期間限定で発売されたがすでに廃盤。2006年版と基本的なところは同じだそうだが、もっとバカな上にクリストファー・リーも出演している。観てぇ。すっげえ観てぇ。
 ニコラス・ケイジはマッチョなヒーローよりも、この作品のようなちょっと“へなちょこ”な部分がある方が好みだ。オレは警官だぞと脅したり暴力を振るっても、全然相手にされない。その相手にされなさ具合がいいな。

 農業を中心に営む平和な田舎の村だと思って訪れた先が、実はオウム真理教のサティアンだった。うぎゃぁぁぁぁ

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