『白いドレスの女』(1981) BODY HEAT 113分 アメリカ
監督:ローレンス・カスダン 製作:フレッド・T・ガロ、アラン・ラッド・Jr 脚本:ローレンス・カスダン 撮影:リチャード・H・クライン 音楽:ジョン・バリー
出演:ウィリアム・ハート、キャスリーン・ターナー、ミッキー・ローク、リチャード・クレンナ、テッド・ダンソン
ウィリアム・ハートに口ひげは今一つ似合わない。ミッキー・ローク若ぇ。キャスリーン・ターナー色っぽい。
『スターウォーズ 帝国の逆襲』や『レイダース 失われたアーク』の脚本家としても有名なローレンス・カスダンの監督デビュー作。脚本も本人が手がけている。
それは、異常な熱波に街が襲われ、風もそよとも吹かない暑い夏のことだった。
女好きの弁護士(ウィリアム・ハート)が、ある女性(キャスリーン・ターナー)と偶然に出会う。その女性はある富豪の妻だった。逢瀬を続けるうちに、邪魔者の富豪を殺そうという考えが浮かぶ。
このところ寒さが増してきた。暖房は灯油ファンヒーターしかないのだが、灯油が高い。そこで、なるべく使わないようにしているのだが、今住んでいる地域は寒い。そこで、寒い時は暑い映画というので、久々に観たのがこの『白いドレスの女』。いやー、もう登場人物は常に汗をかいていて、その上ウィリアム・ハートとキャスリーン・ターナーが全裸で絡むものだから、ますます暑い。原題は『BODY HEAT』とこれまた暑そう。
初監督のローレンス・カスダンは、全力投球でこのフィルム・ノワールを撮っている。意気込みは感じられるが、これまた少々暑苦しい。ずーっと緊張したシーンの連続で、気を抜く暇がない。もうちょっと肩の力を抜いても良いんだよと言いたくなる。
力作だとは思うが、もうちょっとしゃれっ気があった方が個人的には好みだ。
冒頭の、上半身裸のウィリアム・ハートが、夜の街で燃えさかる火事を見つめるオープニングは、作品全体を象徴するかのよう。
ジーン・バリーの旋律も暑さから来る気だるさ感じさせる。
事件も結末を迎える頃、風が吹き始め、これまで音を立てていなかった風鈴が鳴っている。もう、夏も終わりなのだ。