『バード・オン・ワイヤー』(1990) BIRD ON A WIRE 111分 アメリカ
監督:ジョン・バダム 製作:ロブ・コーエン 製作総指揮:テッド・フィールド、ロバート・W・コート 原案:ルイス・ヴェノスタ、エリック・レーナー 脚本:デヴィッド・セルツァー、ルイス・ヴェノスタ、エリック・レーナー 撮影:ロバート・プライムス 音楽:テッド・フィールド
出演:ゴールディ・ホーン、メル・ギブソン、デヴィッド・キャラダイン、ビル・デューク、スティーヴン・トボロウスキー、ジョーン・セヴェランス、ジェフ・コーリイ、クライド草津
SF、アクション、コメディ、青春物と、どんな題材やジャンルの映画でもそれなりに仕上げるジョン・バダム。
今回はコメディアクションだ。コメディ8:アクション2ぐらいの割合だろうか。主演は当時四十代半ばなのに可愛らしいゴールディ・ホーン。共演がメル・ギブソン。この順番は重要で、金もあり地位もあるが、どこか満たされないやり手弁護士ゴールディ・ホーンが、死んだはずのかつての恋人メル・ギブソンと再会したことから始まる逃走劇。あくまで主役はゴールディ・ホーンだ。
メル・ギブソンは15年前に飛行機事故で死んだはずだった。しかし、実は麻薬取引に関わっていて、麻薬捜査局の悪徳捜査官に関する証言をした後、FBIの証人保護プログラムで守られ、名を変え職を変え、アメリカ中を点々としていたのだ。
そして、雨の降る晩。メル・ギブソンが整備士として働いているガソリンスタンドへ、ゴールディ・ホーンが運転するBMWが給油に訪れたところから物語は始まる。
なんてことない世間話をしながら、メル・ギブソンがフロントガラスを拭いていき、運転席のところを拭いたところで二人の視界がはっきりして、顔を合わせるタイミングが良い。
そこからは、悪党に襲われ、FBIも助けにならずにひたすら逃げるだけで、ストーリー的には今一つ面白くない。
だが、それをカバーするのが二人のやり取りだ。自分がゴールディ・ホーンを巻き込んでいながら、結果振り回されているメル・ギブソン。そして、怒ったりすねたり文句を言ったりのゴールディ・ホーン。すねてる時のアヒルさん口が可愛らしい。
アクションシーンも多いが、コメディ色が強い。『ブルー・サンダー』を思わせる、ヘリコプター対セスナ機の戦いも、最後は車輪を失ったセスナ機のハチャメチャな着陸というか墜落でオチが付く。生コンに突っ込んだ白バイ警官には笑った。
そして、最終対決は動物園で。麻酔銃があるからということだったので、「なるほど、悪人を殺さずに倒して笑ったまま終わらせてくれるんだ」と思っていた。
ところが、ライオンに食われる、ピラニアに食われると、予想もしていなかった展開になる。動物大パニックか、これは?
トラやチンパンジーがウロウロしている辺りまでは笑えたが、悪人は食われましたでは、ちょっと全体のカラーと比べてちぐはぐではないだろか。猛獣が自由になって、代わりに悪党どもが檻に閉じこめられてしまうとか、最後まで笑いのまま行って欲しかった。
悪党の大ボスであるデヴィッド・キャラダインも、見せ場のないままでもったいない。
コメント (2)
うわっ! この映画は見落としてました。
動物園以降の展開がいいな〜。今度見てみます。
Posted by: とみさわ昭仁 | 2007年12月08日 08:57
日時: : 2007年12月08日 08:57
とみさわ昭仁さん
わははは、とみさわさんはやはり人喰いに反応しましたか。
人喰い描写としては大したことないですが、アクションコメディとして進んできたのに、いきなりの展開は衝撃的です。
躊躇せずに悪党を動物に喰わせるメル・ギブソンは、やはりリーサル・ウェポン。
Posted by: 東森時音 | 2007年12月08日 18:10
日時: : 2007年12月08日 18:10