『第十七番』(1932) NUMBER SEVENTEEN 61分 イギリス
監督:アルフレッド・ヒッチコック 脚本:アルフレッド・ヒッチコック、アルマ・レヴィル、ロドニー・アックランド 撮影:ジャック・コックス
出演:レオン・M・ライオン、アン・グレイ、ジョン・スチュアート、ドナルド・カルスロップ、バリー・ジョーンズ
十七番地にある売り家。ある男が、風に飛ばされた帽子を拾うために家の中に入ったため死体を見つけ、とんだ騒動に巻き込まれる。
四~五人の男女が入れ替わり立ち替わり現れ、ホームレスの男を除くと同じような格好ばかりなので、誰が誰やら区別がつかない。シーンは夜で、売り家のため電気が通っておらず灯りはロウソクのみという設定なので、画面も全体的に暗め。ドタバタコメディ的シチュエーションだが、テンポが悪くあまり笑えない。ロマンスの部分も、キャラがはっきりしていないので取りあえず盛り込みましたという感じ。
どうやらダイヤのネックレス窃盗事件が関わっているようだが、誰が悪で誰が善やら。
このまま家の中限定で終わるのかと思ったら、ラストは疾走する機関車とバスの追跡劇。ミニチュアも使って迫力のある映像を作り出している。中でも機関車が突っ込んでくるシーンはスゴい。でも、どれだけ貴重なダイヤか知らないが、こんな惨事を引き起こして良いのか?
最後は、「なるほど、こいつが悪党か」。で、こいつって誰?
吹き抜けの階段を上へ下へと上ったり降りたり、手すりからぶら下がったりのアクションは面白いが、サスペンス、ミステリーとしての出来は今一つ。