『スティーヴン・キング 8つの悪夢:フィフス・クォーター』(2006) NIGHTMARES AND DREAMSCAPES: FROM THE STORIES OF STEPHEN KING オーストラリア/アメリカ
監督:ロブ・ボウマン 製作:マイク・ローブ 製作総指揮:ビル・ヘイバー、ポーラ・ワグナー 原作:スティーヴン・キング 脚本:アラン・シャープ 撮影:ベン・ノット、ジョン・ストークス 音楽:ジェフ・ビール
出演:ジェレミー・シスト、サマンサ・マシス、ロバート・マモーネ、ピーター・オブライエン
7年の刑期を経て、仮出所で妻と息子の暮らすトレーラーハウスへと戻った主人公。だが、その夜に友人が銃で撃たれ、瀕死の状態でやって来た。
強盗事件で奪った現金をほとぼりが冷めるまでとある場所に埋め、その場所を四枚に分けて四人の男が持っている。それがすべて揃わないと、現金の在処は分からない。
友人は自分が持っている地図を買い取ると仲間の一人に誘い出され、地図を奪おうとした相手に撃たれたのだ。
地図を残して死んだ友人の仇を討つため、そして金のために主人公はまたもや犯罪に手を染めていく。
ホラーでもSFでもない。犯罪物、復讐物である。銃撃戦もあり、悪党は何人も死ぬ。
ラストの謎解きは映画独自の物だ。そもそも原作には妻や息子は登場せず、ひたすら主人公が復讐と金のために人殺しをするストーリーだ。謎の答えは、なかなかに考えられた面白いものだ。だが、あの謎は地図を持った悪党が4人頭を捻って考えても、絶対に解けなかったに違いない。
シリーズ中では異色作だが、キングにはスーパーナチュラルが関わらない作品も多い。『スタンド・バイ・ミー』や『刑務所のリタ・ヘイワース』(映画化名『ショーシャンクの空に』)などが有名だ。
ちなみに、原作によると、主人公が収監されていたのも同じくショーシャンク刑務所だったりする。