『スティーヴン・キング 8つの悪夢:クラウチ・エンド』(2006) NIGHTMARES AND DREAMSCAPES: FROM THE STORIES OF STEPHEN KING オーストラリア/アメリカ
監督:マーク・ハーバー 製作:マイク・ローブ 製作総指揮:ビル・ヘイバー、ポーラ・ワグナー 原作:スティーヴン・キング 脚本:キム・レマスターズ 撮影:ベン・ノット、ジョン・ストークス 音楽:ジェフ・ビール
出演:アイオン・ベイリー、クレア・フォーラニ
スティーヴン・キング原作の短編を映像化したシリーズ。8つの悪夢というからには当然、全8話。
原作の『ナイトメアズ&ドリームスケープ I、II』にはそれ以上の数が収録されていて、すでに長編映画か済みの『ナイトフライヤー』などもある。『クラウチ・エンド』はIIに収録されている。
文庫本だと文春文庫から出ている『ドランのキャデラック』、『いかしたバンドのいる街で』、『メイプル・ストリートの家』、『ブルックリンの八月』がそれだ。
2006年製作と最近の作品なのだが、DVDは英語音声のみ。吹替派の人は注意。
『クラウチ・エンド』と言えば、クトゥルフ神話で有名なホラー作家のピーター・ストラウブが住んでいた実在の街。作品自体がストラウブとクトゥルフ神話に捧げられたオマージュとなっている。
アメリカ人夫婦がクラウチ・エンドに住む知人から夕食に招待されたところから物語は始まる。タクシー運転手には「クラウチ・エンドは外国人が行くところじゃない」と反対される。だが、ホラー作品でそういった警告を受けて素直に従ったためしがない。この夫婦もその警告を無視する。
クラウチ・エンドは一見普通の田舎町だが、時に別の次元へと繋がることがある。その狭間に落ちてしまった夫婦が直面する恐怖とは。
もちろん、触手状のモンスターも登場するが、それ以上に二人の子供が怖い。
ふと一歩道を外れたばかりに、この世から別の世界に行ってしまいそのまま戻れない。日本で言うところの『神隠し』か。
まだカーナビを付けていなかった頃に山道で車が迷ってしまい、ひょっとしたらこのまま戻れないんじゃないかなとふと思った記憶がある。あのまま神隠しになっていたのかも知れない。まぁ、神隠しに遭うのは普通は子供で、神様もこんなオッサンは連れて行かないだろうが。