『アドレナリン』(2006) CRANK 94分
監督:ネヴェルダイン、テイラー 製作:マイケル・デイヴィス、トム・ローゼンバーグ、スキップ・ウィリアムソン、リチャード・ライト、ゲイリー・ルチェッシ 製作総指揮:ピーター・ブロック、マイケル・パセオネック、エリック・リード、デヴィッド・スコット・ルービン 脚本:ネヴェルダイン、テイラー 撮影:アダム・ビドル 編集:ブライアン・バーダン 音楽:ポール・ハスリンジャー
出演:ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート、ホセ・パブロ・カンティージョ、エフレン・ラミレッツ、ドワイト・ヨーカム、レノ・ウィルソン、キーオニー・ヤング、カルロス・サンス、グレン・ハワートン、ヴァレリー・レイ・ミラー、チェスター・ベニネトン
組織の殺し屋が、敵対する悪党から毒薬を注射されてしまう。
あと一時間の命だと知った殺し屋は怒り狂い、悪党を殺すべくロサンゼルスの街へと飛び出す。ひたすらに駆け回る殺し屋。あれ? 一時間が過ぎても死んでない。
知人の医者に連絡が付き、毒薬はペキンカクテルという中国製の物で、副腎を破壊するのだが、アドレナリンを出し続けていればその作用を抑制できるというのだ。
そのため、コカインを吸ったり、他人とケンカをする。時には恋人と中華街の人通りの多い大通りで公開エッチをしたりしながら、ひたすらアドレナリンを出して命を繋ぎ、悪党を追い求める。
マグロはエラが硬く、自力でエラを動かして水を取り入れることが出来ないため、泳ぎ続けて口から水を取り込んでいないと呼吸が出来ずに死んでしまう。それを思い出した。
ついでに、間寛平が演ずるジジイも動き続けないと死んでしまうのを思い出した。
「わしゃぁ、止まると死ぬんじゃぁぁ」
この殺し屋も止まると死んでしまうのである。
殺し屋を演ずるのは『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサム。
『トランスポーター』でもカリチュアライズされたマッチョマンを演じていたが、この作品ではさらにそれを突き進めて、始終険しい顔の殺し屋が端から見ているとバカなことをやり続ける。
白バイ警官から白バイを奪った時は、意味もなく何周もするマックスターンの連続。マックスターンとは『マッドマックス』で暴走族がやっていた、バイクの前輪をブレーキで固定したまま、それを中心としてフルスロットルで後輪を円形に回転させ、黒いタイヤ跡を路面に描く技のことだ。
そして、素っ裸に患者衣という格好のため、ケツ丸出しでバイクを疾走させるステイサム。患者衣になったのは変装のためだが、パンツまで脱ぐ必要はなかったんじゃ・・・・・・
建物の中でケンカを始めると、外から見たその建物の壁がブワッと膨れたり、重要なキーワードが字幕として表示されたりと、独特な演出が使われている。
カメラワークも独特で、目新しいと言えば目新しいが、うっとうしいと言えばうっとうしい。
これはプロモかCM出身の監督だろうなと思ったら、案の定CM畑の人のデビュー作だった。
こういうのは一発芸みたいなものなので、二作目以降がどうなるかが勝負だ。
公開エッチや、ステイサムのケツ。切断された腕など、少々下品なシーンもあるので注意のこと。
最初っから最後まで笑いっぱなしのバカ映画だった。