« 『沈黙の奪還』 俺の気功術をくらえ | メイン | スティーヴン・セガール無敵伝説は続く »

『沈黙の傭兵』 戦友との約束を守る男

B000XG9PLG.jpg『沈黙の傭兵』(2006) MERCENARY FOR JUSTICE 96分 アメリカ

監督:ドン・E・ファンルロイ 製作:ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、ダニー・ラーナー、レス・ウェルドン 製作総指揮:アヴィ・ラーナー、スティーヴン・セガール、トレヴァー・ショート 脚本:スティーヴ・コリンズ 撮影:ドン・E・ファンルロイ 音楽:スティーヴン・エドワーズ
出演:スティーヴン・セガール、ジャクリーン・ロード、ロジャー・グーンヴァー・スミス、ルーク・ゴス、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、エイドリアン・ギャレイ、ラングレー・カークウッド、レスリー=アン・ダウン

 戦死した戦友の妻と息子が誘拐され、その解放と引き替えに傭兵のセガールはある任務をやることになる。南アフリカの刑務所から武器商人の息子を奪い出せというのだ。
 集められた他の傭兵たちと共に、南アフリカに飛ぶセガール。そして、彼らを追うCIA。
 シンプルかと思われたストーリーは、しかし、何やら意味不明になっていくのであった。

 セガールが何をやりたいのか良く分からん。戦友の妻と息子を誘拐した黒幕を倒したいのは分かるが、なぜ他の傭兵たちまで殺さねばならないのか。
 観客の裏をかこうとして、迷走してしまったとしか思えない。素直なストーリーにしておけば良かったと思う。
 冒頭の、政府軍+フランス軍対傭兵部隊の戦闘シーンはなかなか迫力がある。
 銃撃戦も派手だし、爆発シーンも派手だ。『プライベートライアン』のノルマンディ上陸作戦などと比べてしまうともちろん大きく見劣りがするが、作品の規模や予算が全然違う。これはこれでいいのだ。ただし、前置きに過ぎず本編とはほとんど関係なかったりする。
 一撃で相手を倒してしまうセガール拳も健在。戦うシーンは少ないが、トイレでの暗殺者との戦いは、見事圧勝。

 セガールが戦友の敵を取るためとはいえ、その作戦中に銀行の警備員や刑務所の看守など、直接関わりのない人がバンバン殺されるのには違和感を覚える。
 傭兵というのは正義の味方ではないのは確かだが、これではせっかくのアクションから爽快さが消え去ってしまう。もうちょっとなんとかならなかったものか。
 娯楽アクション映画であるのならば、分かりやすさや痛快さは欠かせないものだと思うが、その点で疑問を感じずにはいられなかった。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jion-net.com/mt/mt-tb.cgi/4782

コメントを投稿 携帯電話からは投稿出来ません