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『沈黙の脱獄』 脱獄映画じゃありません

B000XG9PL6.jpg『沈黙の脱獄』(2005) TODAY YOU DIE 91分 アメリカ

監督:ドン・E・ファンルロイ 製作:ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、フィリップ・B・ゴールドファイン、ダニー・ラーナー、スティーヴン・セガール、レス・ウェルドン 製作総指揮:マンフレット・ハイト、グレッド・コーチリン、ジョセフ・ローテンシュレイガー、アヴィ・ラーナー、ダニー・ラーナー、アンドレアス・ティースマイヤー、レス・ウェルドン 脚本:ケヴィン・ムーア、ダニー・ラーナー、レス・ウェルドン 撮影:ドン・E・ファンルロイ 編集:ロバート・A・フェレッティ 音楽:スティーヴン・エドワーズ
出演:スティーヴン・セガール、アンソニー・“トレッチ”・クリス、サラ・バクストン、マリ・モロウ、ニック・マンキューゾ、ロバート・ミアノ、ケヴィン・タイ

 格闘シーンがなぁ…セガールは後ろ姿や首から上が見切れているカットがほとんどなんだよなぁ…スタントマンによるダブルなんだろうなぁ…
 1951年生まれのセガールは、この映画が製作された2005年は54歳になる。確かに年だが、60過ぎのチャック・ノリスがまだ全力で戦っているのを見ると、やはり複雑な気分だ。腰を痛めたかなにかで、身体を壊してるんだろうか。
 アクションシーンで一番面白かったのは、ラスベガスのカジノ街における現金輸送車とパトカーのカーチェイス。『撃鉄2 -クリティカル・リミット-』のカーチェイスよりは落ちるが、ネオンきらめく街中で撮ったのは評価できる。
 カーチェイスのラストは大爆発で締める。だが、これがミニチュア撮影。予算の都合なんだろう。
 映画ラストのビル大爆発もミニチュア撮影によるもの。だが、出来は決して悪くない。低予算映画だろうが、それを工夫で補っているのだ。

 セガールは元泥棒。悪党から盗んでは貧しき者に分け与える義賊だ。
 しかし、愛する妻のために引退し、堅気の仕事に就く。それが現金輸送車の運転手だった。しかし、悪党の罠にはめられ、2000万ドル強奪と警官殺しの罪で刑務所に入れられる。
 そして、そこで知り合った黒人ギャングと一緒に刑務所から逃げ出す。だからタイトルは『沈黙の脱獄』。しかし、脱獄方法が安易で、チャールズ・ブロンソンの『ブレイクアウト』で初めて観た時はコロンブスの卵で面白かったが、それ以降に使うのは強引すぎるし手抜きだろう。
 アジア系ギャングが登場するシーンがあるが、その中の一人が格闘家の角田信朗にそっくり。顔つきもそうだが、ヒゲの形も同じだ。
 ラストはセガールがすごくいい人的なハートフル風味で終わるが、悪人相手とは言えセガールはバンバン殺しまくりで、ひょっとしたらこいつが一番悪い奴なんじゃねーのという気がする。

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