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『ワイルド・アット・ハート』 黄色いレンガの道

B000R9TM9O.jpg『ワイルド・アット・ハート』(1990) WILD AT HEART 124分 アメリカ

監督:デヴィッド・リンチ 製作:モンティ・モンゴメリー、スティーヴ・ゴリン、シガージョン・サイヴァッツォン 製作総指揮:マイケル・クーン 原作:バリー・ギフォード 脚本:デヴィッド・リンチ 撮影:フレデリック・エルムズ 音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:ニコラス・ケイジ、ローラ・ダーン、ウィレム・デフォー、イザベラ・ロッセリーニ、ダイアン・ラッド、シェリリン・フェン、シェリル・リー、ハリー・ディーン・スタントン、ジョン・ルーリー

 公開当時は学生だった。当時書いた文章を検索してみると、『ワイルド・アット・ハート』については二行だけ書いていた。

「気違いばかりの騒々しい世界。
あのラストはハッピーエンドではない。リンチは美しい愛なんか全然信じちゃいないんだからねっ!!」
だそうだ。

 こういう猥雑な作品は本来オレの好みではないのだが、好みであるないと面白い面白くないはまた別問題。文句なしに面白い。
 ヘビ革のジャケットを着たニコラス・ケイジが格好良くないのに格好良い。
 ローラ・ダーンの顔は微妙に造形がアンバランスなのにキレイ。
 ウィレム・デフォーが邪悪でアタマボーン!

 主人公二人が夜に遭遇する交通事故のシーンが何故かすごく頭に残っていて、十数年ぶりに観た今回も「これだこれだ、これなんだー。スパイスはコリアンダー」って感じ。
 思いっきりストレートなラブストーリーじゃんか。何言ってんの、20歳頃のオレと思ったが、この『ラブ・ミー・テンダー』で終わるラストではなく、破壊的なラストだったとしても何もおかしくないということが言いたかったのだろう。
 そうだった気がする。忘れたけど。

 『オズの魔法使』(映画版)の知識が前提で作られているが、向こうじゃ幼少時に観ていて当然なのだろう。というわけで、観ておくように。
 日本で『桃太郎』の知識前提の作品を作るような物なんだろう。

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