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『マルクス兄弟珍サーカス』 サーカス一座でドタバタだ

31XMRSWADZL._AA192_.jpg『マルクス兄弟珍サーカス』(1939) AT THE CIRCUS 86分 アメリカ

監督:エドワード・バゼル 製作:マーヴィン・ルロイ 脚本:アーヴィング・ブレッチャー 撮影:レナード・S・スミス 音楽:ハロルド・アーレン、フランツ・ワックスマン
出演:グルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、マーガレット・デュモント、イヴ・アーデン、ケニー・ベイカー

 この作品辺りから、映画ファンの評価は一気に落ちるのだが、オレとしては『マルクス一番乗り』から盛り返したと感じる一本だ。
 今回は、サーカス一座のオーナーと、そこの花形スターとの恋とその危機を、グルーチョ演ずる弁護士や、座員であるチコとハーポが助けると言った話。
 毎度毎度ワンパターンじゃないの、と言われると確かにワンパターン。『我輩はカモである』を除くと、このパターンばかりだ。でも、いいじゃない。
 サーカス一座がチャーターした列車には、サーカス団員であることを示すバッチがないと乗ることが出来ない。そこへ、チコに呼ばれたグルーチョがやってきて、列車の入り口で番をしていたチコと再会する。そして、チコは「とりあえず、列車に乗ってくれ」と言って乗車口まで連れてきては、「あんた、バッチがないじゃないの」と追い返す。このネタがひたすら繰り返される。
 パターンとしては『マルクス一番乗り』でチコがグルーチョに、競馬の予想関連の品を次々と売りつけていくのと同じなのだが、『一番乗り』があまり笑えなかったのに対し、『珍サーカス』はテンポも良くて、大笑いできた。
 アクション的要素が高まっていくのもこの作品からで、ラストのサーカスのシーンでは空中ブランコでゴリラも交えて大騒ぎになる。
 このゴリラのスーツが、製作年度から考えるとなかなか良くできている。もちろん、リック・ベイカーってわけにはいかないが。
 オーケストラ楽団が、ひたすらプカプカと海面を流れていくラストのギャグも決まって、わははのはだ。

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