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『マルクス一番乗り』 競馬場でドタバタだ

31KMVSKNV3L._AA192_.jpg『マルクス一番乗り』(1937) A DAY AT THE RACES 110分 アメリカ

監督:サム・ウッド 脚本:ロバート・ピロッシュ、ジョージ・シートン、ジョージ・オッペンハイマー 音楽:フランツ・ワックスマン、ジョージ・バスマン
出演:グルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、アラン・ジョーンズ、モーリン・オサリヴァン、マーガレット・デュモント、ダグラス・ダンブリル、シグ・ルーマン、ドロシー・ダンドリッジ、リチャード・ファーンズワース

 ギャグ映画、コメディ映画としては、マルクス兄弟物の中で一番出来が悪いと感じる。
 前作『オペラは踊る』で冴えた手腕を見せたサム・ウッドが監督を務めているのだが、全体的にテンポが悪く、観ていて非常にじれったい。
 音楽のシーンは個々では優れているのだろうが、数が多すぎてバランスを崩している。
 チコが演ずる競馬の予想屋が、競馬好きのグルーチョから、細かく1ドル1ドル巻き上げていくところなど、優れた芸なのだが、二人の姿をただ漫然と捉えたカメラは、鋭さがない。
 獣医がサナトリウムの医長となるハチャメチャな設定も活かされているとはいえない。
 にぎやかに終わるラストは好きだが。

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