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『ルーム・サーヴィス』 ホテルでドタバタだ

jvd-3089.jpg『ルーム・サーヴィス』(1938) ROOM SERVICE 78分 アメリカ

監督:ウィリアム・A・サイター 製作:パンドロ・S・バーマン 原作:ジョン・マーレイ、アレン・ボレッツ 脚本:モリー・リスキンド 撮影:J・ロイ・ハント 音楽:ロイ・ウェッブ
出演:グルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、ルシル・ボール、アン・ミラー、フランク・アルバートソン

 ホテルの中だけで物語が完結する、ちょっと実験的要素が多い作品。
 原作はヒットした舞台劇だそうで、なるほど納得だ。
 当時、MGM所属のマルクス兄弟を、RKOが借りて撮った作品だそうで、音楽やアクションが見所だったMGM作品とは違い、じっくりとドラマを語るマルクス兄弟を観ることが出来る。
 お馴染みのチコによるピアノや、ハーポのハープの演奏は登場しない。
 その辺りが面白くもあるが、マルクス兄弟主演という意味があまり感じられず、個人的には不完全燃焼だった。
 カトゥーン風のホテルの客室のドアが三枚並び、それがクルクルと回転する毎に、キャスト名やスタッフ名が書き換えられていくオープニングクレジットの出し方は面白い。
 そこで期待したのだが、マルクス兄弟のハチャメチャぶりがあまり上手く活かされておらず、なかなか笑いに繋がってこない。
 モスクワ劇団出身のホテルのボーイや、ホテルの支配人、そしてホテル会社の重役など、いいキャラクターなのに使われ方が中途半端で残念。
 日本未公開作品となったのも、致し方ないと言ったところだろうか。

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コメント (2)

k:

一時的にでも舞台に復帰して、ブロードウェイで演じてほしかったですな。
とは言っても、個人的には好きな作品。VHS/DVDを観直した回数は、"Horse Feathers", "Go West"に次いで3番目に多いかな。

東森時音:

kさん
初期の舞台劇そのままの『けだもの組合』などは、まだ若いマルクス兄弟のパワーがありますので、演劇にまったく興味のない私でも楽しめるんですよ。
今回、時系列に沿って観ていって、「ああ、そういえば『ルーム・サーヴィス』を観返すのを忘れていた」と気がついたのが、MGMのアクションの多い作品を観ていたとき。
映画にするよりかは、舞台でやった方が栄えた気がします。もっとも舞台のことはよく分かりませんが。
終盤にあまりハチャメチャがなくて、きれいにまとまってしまったところが、個人的にちょっと残念なのかもしれません。
それにしても、学生時代は数本を観るのがやっとで、全てを観ることは難しいんだろうなと思っていましたが、オンラインレンタルなどを使えば可能になったのが素晴らしいというか、もう二十年早くやっとけよというか。東京在住の人なら観る機会もあったんでしょうが、田舎ではなかなか。
しかも、最近は正規メーカ品が1本1000円以下の大特価。
学生時代に、名古屋中の大型ビデオレンタル屋を探して回った苦労はなんだったのかと。
DVDもタイトルかされると同時にそれなりの値段で買ったのに・・・

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