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『マルクス捕物帖』 カサブランカでドタバタだ

318STQVSYDL._AA192_.jpg『マルクス捕物帖』(1946) A NIGHT IN CASABLANCA 85分 アメリカ

監督:アーチー・L・メイヨ 音楽:ウェルナー・ジャンセン
出演:グルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、リゼッテ・ヴィリア、チャールズ・ドレイク、ルイ・コリア、ルース・ローマン

 前作『マルクス兄弟デパート騒動』』(1941)から太平洋戦争を挟んで、5年ぶりの新作。
 チコはすでに60歳、ハーポで59歳、一番若いグルーチョで56歳だから、さすがにみんな老けた。
 全盛期に比べると、動きに鋭さがなく、ドタバタというよりはドタドタと言った感じ。

 第二次大戦後のモロッコを舞台に、ナチスがフランスから奪い、モロッコで行方不明になった隠し財宝を巡って、元ナチの高官とマルクス兄弟が対決する。
 恋する男女の危機を救うのはいつものことだ。

 散りばめられた細かいギャグには笑えるが、これぞという大きなギャグは少ない。
 それでも、ハーポが建物に寄りかかっていて、「お前はそいつを支えているつもりか」と警官に場所を移動させられた途端、建物が崩れ落ちるという、伝説的ギャグが冒頭に登場する。これを見るだけでも価値あり?
 終盤の、ナチ高官の部屋で、マルクス兄弟が見つからないように、クローゼットやトランクへと隠れながら移動していくギャグはやはり面白い。
「ナチの高官、うしろ~」と叫びたくなるのはお約束。

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