『X-ファイル シーズン5 エピソード10 ドール』 CHINGA アメリカ
監督:キム・マナーズ 脚本:スティーブン・キング、クリス・カーター
出演:デイビッド・ドゥカブニー、ジリアン・アンダーソン
人気番組『X-ファイル』の1エピソードをスティーヴン・キングが書き下ろし脚本で作られた物。
もっとも、最初の脚本段階では主人公であるモルダーもスカリーも登場していなかったらしい。『ウルトラセブン』には予算などの関係もあってセブンがほとんど登場しないエピソードがあったが、出ていないってのはさすがに無茶だろう。クリス・カーターの手直しを経て映像化された。
それでも現場にいるのはスカリーだけ。モルダーはFBIから電話経由でまるっきり役に立たない助言をしてくるだけ。どんな主役だ。
スカリーも仕事として捜査に乗り出したわけではなく、休暇で訪れていたメイン州(やっぱキングだから)で超能力少女と呪いの人形事件に巻き込まれただけ。
ちなみにスカリーはジャケットの下に「メイン州」と書かれたTシャツを着込んでいる。土産物屋で買ったのだろうか?いつもはきりっとキャリアっぽい服装を着ているスカリーだが、プライベートのファッションセンスに疑惑が浮き上がる。日本に当てはめれば、休暇で大阪を訪れていた警視庁の刑事が事件に巻き込まれ、土産物屋で買った「大阪」とプリントされたTシャツを着て捜査に関わるといったところか?
これだけのクオリティの作品がTV番組、しかもスペシャルではなくレギュラー番組として作られているところにアメリカのTV局の力を感じる。日本のTV局のスポンサーは広告代理店だが、アメリカのTV局は映画会社だということを聞いたことがあるがそれも納得。
ラストまでこれっぱかしも役に立たないモルダーがバカで良い。
これを機会にファーストシーズンしか観ていない『X-ファイル』を全話観てやろうかと思ったが、トータルで200話以上。DVDは4話収録なので1日1枚観れば2ヶ月かからないが・・・ちょっときついなぁ・・・いや別に一気に観る必要はないんだけどさ。