『スニーカーズ』(1992) SNEAKERS 126分 アメリカ
監督:フィル・アルデン・ロビンソン 製作:ウォルター・F・パークス、ローレンス・ラスカー 製作総指揮:リンズレイ・パーソンズ・Jr 脚本:フィル・アルデン・ロビンソン、ローレンス・ラスカー、ウォルター・F・パークス 撮影:ジョン・リンドレー 音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ロバート・レッドフォード、シドニー・ポワチエ、ダン・エイクロイド、リヴァー・フェニックス、デヴィッド・ストラザーン、メアリー・マクドネル、ベン・キングズレー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ゲイリー・ハーシュバーガー、ジョジョ・マール、ティモシー・バスフィールド、ドナル・ローグ
レッドフォードにシドニー・ポワチエ、そしてベン・キングスレーと名優揃いだがいかにも暑苦しそうな映画を想像していたが、実際には軽快な娯楽作品に仕上がっていた。翌年には亡くなってしまうリヴァー・エニックスの元気な姿も見ることが出来る。
銀行などの警備システムを破ってその弱点を経営陣に報告するハイテク集団が主人公。ハッカーやコンピュータ技術者、元CIAと凄腕揃いの中で、ケネディは生きているだの、アポロは月に言っていないなど陰謀論者のダン・エイクロイドがお笑い担当で楽しませてくれる。
登城するのは電話の声とラストだけだが、スターウォーズでダースベーダーの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズも笑わせキャラ。ラストのスニーカーズとのやりとりはかなり大笑い。
政府機関の人物がある黒い箱を奪うように依頼が来る。高額な報酬とレッドフォードが逃亡中のコンピュータ犯罪者であることを脅され、仕方なく仕事を引き受けることになる。あれこれと調査して割と簡単に箱を手に入れることが出来たが、取引相手が政府機関というのは真っ赤な偽り。箱はアメリカ側暗号をすべて解読してしまう究極の暗号解読器だった。そして彼らスニーカーズは陰謀と策略に巻き込まれていくことになる。コンピュータや暗号がストーリー展開に関わってくるが、むしろレッドフォード主演の『ホット・ロック』など盗賊物に近い。
スニーカーズには盲目のメンバーが一人いるが、読んでいる点字の本を閉じると実は『プレイボーイ』だったり、ラストでは車を疾走させたりと大活躍。ささいな電子音の差も聞き分ける超人的能力が格好いい。
写真は作中でレッドフォードとベン・キングスレーがソファ代わりにするクレイ・スーパーコンピュータのほぼ同型モデル。下にある出っ張り部分が革張りになっていてソファとして座ることが出来るのだ。なんでも、「こんなにすごい処理能力なのにちっとも熱くないんですよ」とPRするためだったとか。クレイといえば昔はスーパーコンピュータの代名詞だった。オレも雑誌で写真を見ては「一度でいいから座りてぇ~」と垂涎物だった。ここで「一度でいいから操作してみて~」でないところがやはりダメダメだ。