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『ウォー・ゲーム』 核戦争勃発の危機!それは少年のイタズラから始まった。

51AX2Y97HRL._AA240_.jpg『ウォー・ゲーム』(1983) WARGAMES 113分 アメリカ

監督:ジョン・バダム 製作:ハロルド・シュナイダー 製作総指揮:レナード・ゴールドバーグ 脚本:ローレンス・ラスカー、ウォルター・F・パークス 撮影:ウィリアム・A・フレイカー 音楽:アーサー・B・ルビンスタイン
出演:マシュー・ブロデリック、ダブニー・コールマン、ジョン・ウッド、アリー・シーディ、バリー・コービン、ジュアニン・クレイ、ケント・ウィリアムズ、デニス・リップスコーム、ジョー・ドーシー

 ウォーゲームとは戦争系のシミュレーションゲームのこと。昔はそんな呼び方してたよなー。ちなみにオレはシミュレーションゲームが大の苦手。『ファイヤー・エンブレム』さえ途中で投げ出した男だ。
 主人公の少年マシュー・ブロデリックが若い。というかガキ。この少年がコンピュータマニアで音響カプラと電話回線を使って国防総省のコンピュータに侵入してしまったことから核戦争の危機が起きる。
 公開された1983年というとオレはまだMZ-80KやFM-7で簡単なBASICを書いて遊んでいた頃。いわゆるマイコン少年でマイコン雑誌も購読していて普通の人よりは知識があるつもりだったが、パソコン通信とかネットワークなんてのは遠い未来のSFにしか感じられず、さすがアメリカのガキはすげぇななんて思ってた。
 ここら辺までは当時の技術として存在していたのだが、少年とゲームをやっているうちに国防省のコンピュータが本当の戦争を起こしてゲームを楽しもうとする人格を持っているのはまだ未来の話。
 その核戦争の危機を乗り切る手段がハイテクでコンピュータに立ち向かうのではなく、ごくオーソドックスなゲームというのが実に良く考えられたオチだった。
 日本の防衛省のメインコンピュータに不法アクセスなんてされてないよなとちょっと心配になったが、考えてみれば自衛隊内部からしょっちゅう情報流出してるからな。セキュリティをしっかりしても結局はそれを扱う人間次第。

 監督のジョン・バダムがいつも通りにテンポの良い展開で最後まで一気に観せてくれる。この人はSFからアクション、青春物まで幅広いジャンルをそつなくこなし、ちゃんと観客を楽しませてくれる一流の職人監督だ。

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