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『シークレット ウインドウ』 謎の南部男と作家

51EBQ3YVMEL._AA240_.jpg『シークレット ウインドウ』(2004) SECRET WINDOW 96分 アメリカ

監督:デヴィッド・コープ 製作:ギャヴィン・ポローン 製作総指揮:エズラ・スワードロウ 原作:スティーヴン・キング 脚本:デヴィッド・コープ 撮影:フレッド・マーフィ 音楽:フィリップ・グラス、ジェフ・ザネリ
出演:ジョニー・デップ、ジョン・タートゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン、チャールズ・ダットン、レン・キャリオー

「犯人の正体は実は・・・」など「シックス・センス」的ストーリー展開だが、原作は1990年に発行された中編集『ランゴリアーズ』に収録された物なので発表自体はこちらが先だ。本のタイトルとなっている『ランゴリアーズ』も面白いのでお勧めの一冊だ。
 主人公の作家モート・レイニー(ジョニー・ディップ)は様々なトラブルから妻と離婚寸前で、田舎町の山荘に篭もって小説を書いている。そんな彼の元をある日一人の男が尋ねてくる。南部の農夫の格好をしたその男は、モートが書いた『秘密の部屋 秘密の庭』は自分の小説の盗作だと言い張り、様々な嫌がらせを行う。飼っている犬を殺し、モートの持ち物で妻が暮らしている家に放火をし全焼させる。そしてさらにエスカレートしていくが・・・

 超自然現象やモンスターは登場せず、あくまでも心理サスペンスとして映画は進む。現実と非現実の間で途惑い悩むジョニー・ディップはさすがに上手い。
 謎の農夫役ジョン・タートゥーロはニヤニヤと貼り付けたような笑い顔でモートにプレッシャーをかけてくる。
 特にモートが農夫に狙われていると混乱し始める前半が凝ったカメラワークで語られていく辺り、地味だが良い出来だ。
 終盤の一暴れがもっと派手な方がキング映画らしいが、作風としてはこれでよいのだろう。
 ゆでトウモロコシにかぶりつくラストカットも決して悪くはないが、個人的には「さらに実は・・・」な原作のラストの方が好みだ。興味のある方はぜひ読んで欲しい。

 なにかというとマウンテンデューが登場するがスポンサーか?

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