『クイックシルバー』(1997) QUICKSILVER HIGHWAY 90分 アメリカ
監督:ミック・ギャリス 製作:ミック・ギャリス、ロン・ミッチェル 製作総指揮:ジョン・マクティアナン、ドナ・ダブロウ、サンドラ・ラック 原作:スティーヴン・キング、クライヴ・バーカー 脚本:ミック・ギャリス 撮影:シェリー・ジョンソン 音楽:マーク・マザースボウ
出演:クリストファー・ロイド、マット・フルーワー、ラファエル・スバージ、サイラス・ウェイア・ミッチェル、ビル・ナン、ヴェロニカ・カートライト、ビル・ボレンダー、ジョン・ランディス、クライヴ・バーカー
スティーヴン・キングとクライヴ・バーカーそれぞれ1エピソードからなるオムニバス映画。クリストファー・ロイド演ずる闇の話収集家クイックシルバーが語り手となって映画は進む。
これは劇場用ではなくテレビ用映画。キングのパートの方が時間も短くキングとヴァーカーでそれぞれ2:3ぐらいの比率に感じる。
キングのエピソードは、旅先のセールスマンが雑貨屋で買った大きな入れ歯のおもちゃに乗っ取り強盗のヒッチハイカーから助けてもらうという話。ガブガブ噛むぞ。予想通りの展開にさして面白くないオチでパッとしない印象だ。どこまでも延々と続く田舎道がキングらしいといえばキングらしい。
それに対してバーカー担当のエピソードは手が叛乱を起こし人間から独立しようとする話。美容外科医の手がある日、本人の意志とは関わりなく勝手に動き出し、夜になって本人が寝ると右手と左手が「自由だ」「革命だ」と話をしている。言うことをきかなくなった手と格闘する一人芝居が見物。
ついには右手が包丁で左手を切り落とし、手だけで勝手に動くようになる。『アダムス・ファミリー』シリーズに手だけのキャラクターが出てくるがあんな感じだ。そしてついに手による自由革命が始まる。
手がいくつもウジャウジャと這いずり回る図には恐怖よりも笑いを感じてしまうが、もしも人類から手が無くなったことを考えるとかなり怖ろしいことではある。なんといっても手袋産業は軒並み倒産だ。指サック業界もな。
『パタリロ!』に下半身が上半身に対し革命を起こし分離して革命を起こすというエピソードがあったな、そういえば。
今回の対決ではバーカーに軍配が上がったとオレは思う。シワ取り手術の麻酔医役で本人も出演してるしな。といってもそのシーンの登場人物はみんな大きなマスクをしていて顔がはっきり分からない上に、そもそもでクライヴ・バーカーの顔は知らんが。同じシーンにはジョン・ランディスが出演しているが、こちらはメガネとヒゲですぐに分かった。でも関係者でもないのになんで出てるんだか、本当に出たがりな人だ。