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『チルドレン・オブ・ザ・コーン』 終盤はグダグダの法則

B00005TOP2.jpg『チルドレン・オブ・ザ・コーン』(1984) CHILDREN OF THE CORN 93分 アメリカ

監督:フリッツ・カーシュ 製作:ドナルド・P・ボーチャーズ、テレンス・カービー 製作総指揮:アール・グリック、チャールズ・J・ウェバー、原作:スティーヴン・キング 脚本:ジョージ・ゴールドスミス 撮影:ラウール・ローマス 音楽:ジョナサン・イライアス
出演:ピーター・ホートン、リンダ・ハミルトン、R・G・アームストロング、ジョン・フランクリン、コートニー・ゲインズ

 扶桑社文庫から出ているスティーヴン・キングの短編集『トウモロコシ畑の子供たち』に収録されている同名短編が原作の低予算映画。
 物語は3年前から始まる。その日、ある小さな町で子供たちは大人という大人を殺し始めた。
 そして現在、畑の中を延々と続いている田舎道。その路上で若い男女が首を切られて殺された子供の死体を見つける。
 慌てて近くの町に向かうが、そこが件の町でまるで誰もいないかのように寂れて荒れきっていた。大人の姿はまったくなく、時折見かける子供も逃げ隠れしてしまう。
 一体これはどういうことなのか。そして彼らはトウモロコシ畑に潜む反キリストの邪神に生け贄として狙われることとなる。

 導入部はいくつもの謎を散りばめて、観客に興味を持たせて引き込むことに成功している。
 しかし、人気のない町の中を、その謎を解き明かそうと主人公の男があちこちと首を突っ込み始める辺りからダレ始める。このパターンはホラー映画だと何者かに襲われるパターンそのまんまじゃないか。「どういうことだ」とかはいいからさっさと逃げろよ。
 そして終盤になってトウモロコシ畑の地下に潜み、地面をモコモコさせてモグラのように移動する化け物が登場する辺りですっかり映画はグダグダ。
 序盤はいいのだが、終盤でグダグダになるというのは、キング映画では割と見かけるパターンなのでキーワードとして憶えておくのもいいだろう。

 反キリストの化け物に騙されて、子供たちが独自の宗教を作り上げ、大人は全て生け贄として捧げて子供たちだけで暮らしているという設定は面白い。
 主人公に襲いかかってくる子供からは残忍さが感じられ確かに怖い。本来ならば可愛いとか守ってやらねばという存在が敵になるのは反則だぁ。

 男女の内、女性を演ずるのはリンダ・ハミルトン。製作年度は『ターミネーター』(1984)と同じだが、「演技学んでます」という感じなのでこちらが先に作られたかなと。『ターミネーター2』を観た後だと、連れの男などあてにせずに自分で化け物と直接対決しそうだ。しかも勝つ。

 なんか『死の収穫』だの『アーバン・ハーベスト』などと続編とかリメイクが数作作られていて、何本かは観たがどれがどれだかさっぱりわからない。今さら観直す気もないのでそれらについては書かない。

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