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『キャリー』 みんな死んじゃえ!

B000HOJSL6.jpg『キャリー』(1976) CARRIE 98分 アメリカ

監督:ブライアン・デ・パルマ 製作:ポール・モナシュ 原作:スティーヴン・キング 脚本:ローレンス・D・コーエン 撮影:マリオ・トッシ 美術:ジャック・フィスク 音楽:ピノ・ドナッジオ

出演:シシー・スペイセク、パイパー・ローリー、ウィリアム・カット、ジョン・トラヴォルタ、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン、ベティ・バックリー、P・J・ソールズ、シドニー・ラシック、プリシラ・ポインター

 スティーヴン・キング作家デビュー作の映画化。
 監督は当時売り出し中だったブライアン・デ・パルマで、これでもかぁとばかりに凝ったテクニックを使いまくっている。
 30年ほど前の作品だけあって出演者たちも若い若い。ジョン・トラヴォルタがチンピラアンちゃんだわね。でも、ナンシー・アレンはあまり変わっていない気も。

 地味で引っ込み思案な少女キャリーが主人公。高校卒業間近に女子ロッカー室でシャワーを浴びているときに初めて初潮になって、その意味に気づかずパニックになってしまうほど極端な育て方をされてきた少女。
 原作は大昔に読んだがすっかり忘れてしまった。新潮文庫から出ているのだが、表紙がやたらと怖い。夢見るぞ。
 そんなキャリーには感情が激しく高ぶる、特に怒った時に自分でも制御できないテレキネシス(念力)を発する能力があった。えっ?なんでそんな能力を持っているのかって?そんなことワシャ知らん。

 彼女にも数は少ないが友人や力になってくれる女性教師がいる。
 そして思いがけずプロム(高校卒業時に行うパーティー)にあこがれの男子生徒とペアで出席することになったことからキャリーは変わっていった。
 これまでは化粧などしたことがなかったが、お店で口紅を試してみたり、プロムのためにピンク色のドレスやコサージュを作り始めた。そして彼女は次第に明るく、自信を持った少女へとなっていく。

 ここで終われば単なる青春映画だが、プロムの女王に選ばれたキャリーの頭の上に天井のバケツから・・・がぶちまけられる。
 有頂天になっていた彼女は一転して皆からの笑いものになり、人びとの悪意に反応してぶち切れてしまい暴走状態になる。そんな彼女をもはや止めることの出来る者などいなかった。

 カメラが移動撮影で教室中全体を写したり、手前の人物と奥にいる人物の両方にピントがあった構図、ここぞとばかりのスローモーションや画面分割など、デ・パルマはこれでもかとばかりに思いつくテクニックをぶち込んでいる。
 面白いなと思える物もあるが、個人的には映像テクニックはそれによって何を描くのかが重要であって、テクニックを使うこと自体が目的になってしまうのは違うと思う。意味ないよなというテクニックがあったのは事実。

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