『ファイナル・デッドコースター』(2006) FINAL DESTINATION 3 93分 アメリカ
監督:ジェームズ・ウォン 製作:クレイグ・ペリー、グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、ウォーレン・ザイド 製作総指揮:リチャード・ブレナー、トビー・エメリッヒ、マット・ムーア 脚本:ジェームズ・ウォン、グレン・モーガン 撮影:ロバート・マクラクラン プロダクションデザイン:マーク・フリーボーン 衣装デザイン:グレゴリー・B・マー 編集:クリス・ウィリンガム 音楽:シャーリー・ウォーカー
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ライアン・メリマン、クリスタル・ロウ、シャーラン・シモンズ、クリス・レムシュ、サム・イーストン、アレックズ・ジョンソン、アマンダ・クルー、テキサス・バトル、トニー・トッド
飛行機事故に端を発した1作目。そして自動車大事故に端を発した2作目。今作はジェットコースターから物語は始まる。
例によって、これから事故を起こすジェットコースターに乗る寸前に、唐突にまったく理由も前振りも何もなくヒロインがこれから起こる事故を予言する。このジェットコースターに乗った人間は全員死ぬ!
彼女が騒いで暴れたせいで何人かがコースターを降ろされる。悪態をつく彼ら。
だが、ジェットコースターは彼女が予言で見たのと全く同じ事故を起こし乗客は全員死亡した。
ここまでならば、おかげで命が助かって良かったねなのだが、この映画では、余地によって死を逃れた人間は、本来死ぬはずだった順番で死んでいく。シリーズを重ねるごとによって単なる逃れられない運命だった死が、次第に意志を持って行動し始め、3作目となる今作では、明らか邪悪で悪戯好きな人格を持っているようだ。
日焼けサロンに来た二人の若い女性が、玄関の営業中の札を休憩中にしたこと、飲んでいたジュースのまだ氷の残ったコップを置いたこと、店長が裏のドアから外に出て携帯電話で話して押り、オートロックがかからないように扉の下に挟んでいたのが押されると中身が出てしまう化粧品のチューブを使っていたことなどなどが、偶然とは思えずまるで誰かが仕組んだかのように揃って、そしてそれが動き始めるともはや死の手中に落ちてしまう。
この様子は死の『ピタゴラスイッチ』風(といっても見たことなし)や、『グーニーズ』でチャンクを家に入れるためドアを開ける装置、そして旧版『トムとジェリー』でのジェリーが家中の物を組み合わせて作る複雑怪奇な仕掛けを思い出させる。
ただ、前2作ではこれが死の伏線かと思わせて、実は違うというドッキリがあったが、今回は基本的に全て伏線。そこら辺がちょっと物足りない。
殺し方に工夫がなくて、あまり面白くもない。というか、同じようなネタで3作もやってはそろそろネタ切れもするだろう。
今作は予算も少なくなっているような感じで、派手な映像も少ない。死に方もあまり記憶に残らない。今回の新要素としては「事故の直前に撮ったそれぞれの写真に死に方のヒントがある」というものだが、ストーリー的にあまり活かされていなし、そもそも実際に誰かが死んでからようやく写真の謎が解けるのではあまり意味がない。
最後の最後に、死の思惑を先回りして、写真の謎を解いて死を追い払うだったらまだよかったんだろうが。
そもそも、この死の順番とかのルールがよく分からない。なんとかして死を逃れると次の人間が死ぬ。だから、最後に死ぬべき人間が死んでしまえば、死は動揺して(すでに死は擬人化されている)、この死の連鎖は終了すると今作ではなっていた。1作目、2作目それぞれで設定が違うのだが、連鎖が終了するとなると今作のラストは何なんだろう。
また新しい死の運命が始まったのか、連鎖は終了していなかったのか。
新しいホラー映画の方向性を示したが、すでにその役目は終えた。
おそらくこれで事実「ファイナル」になること間違いなしだろ。
ちなみに『デッドコースター』に引き続いてまたもやmacムービー。タイアップなんだろうが、イメージアップに繋がってないんじゃ・・・
コメント (2)
次これでいきます!→ご都合主義→グロい事故現場
→はい、次行ってみよう!・・・・
以上
「伏線」が「伏線」になっていない。
わざとらしすぎて、ついには笑ってしまった。
前々作から見てきましたが・・・う~ん、続編という点・過去作品を美化してるのを差し引いても・・・
Posted by: imasara | 2008年03月19日 01:39
日時: : 2008年03月19日 01:39
imasaraさん
一作目を観たときは、こういう手もあったかと思わせてくれましたが、さすがに三作も同じネタはきつかったようですね。
>「伏線」が「伏線」になっていない。
あれは伏線と言うよりはネタふりと呼ぶべきなのでしょうか。ギャグっぽい死に方もありましたし。
シリーズとしては殺人鬼や怪物、怨霊などではなく、運命という題材を持ち出したのは斬新でした。このところはゾンビやヴァンパイヤなどがまた人気を集めているようですが、新しいホラー映画の登場もまた楽しみです。
Posted by: 東森時音 | 2008年03月19日 22:51
日時: : 2008年03月19日 22:51