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『ハウス・オブ・ザ・デッド』 スイムスイムでクロールゾンビ

B0009XE6HG.jpg『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003) HOUSE OF THE DEAD 90分 アメリカ/ドイツ/カナダ

監督:ウーヴェ・ボル 製作:ウーヴェ・ボル、ショーン・ウィリアムソン、ウォルフガング・ヘロルド 製作総指揮:マーク・A・アルトマン、ダン・ベイツ、マーク・ゴットウォルド、ダニエル・S・クレツキー 原案:マーク・A・アルトマン、ダン・ベイツ 脚本:デイヴ・パーカー、マーク・A・アルトマン 撮影:マティアス・ニューマン 音楽:ラインハルト・ベッサー
出演:ジョナサン・チェリー、タイロン・レイツォ、クリント・ハワード、オナ・グローアー、エリー・コーネル、エヌーカ・オークマ、ウィル・サンダーソン、キーラ・クラヴェル、ソーニャ・サロマ、マイケル・エクランド、デヴィッド・パルフィー、ユルゲン・プロフノウ

 前回紹介の『アローン・イン・ザ・ダーク』と同じ監督ウーヴェ・ボルの作品。
 セガのガンシューティングゲーム『ハウス・オブ・ザ・デッド』の映画化である。といっても、同ゲームで遊んだことはあるがストーリーや人物設定などはまったく関係なく、ゾンビを銃で撃ちまくるというところだけが共通点だ。
『アローン・イン・ザ・ダーク』もPCゲームの映画化。こちらは遊んだことはないが、3人称視点の3Dで屋敷の中を探索する『バイオハザード』風のゲーム、というか『バイオハザード』が影響を受けた側なんだが、ゲームと映画はほとんど関係がないようだ。

 あまり評判はよろしくないようだが、オレとしては楽しめた。C級映画なのは確かだが、そもそも傑作や力作を作る気はなさそうだ。いや・・・あるのかなぁ、あるんだろうなぁ。
 楽しむ方法としては、映画を再生し始めたら早送りボタンを押す。どんどん押す。そして50分辺りで通常再生に戻してそこから見始める。それではストーリーが分からないではないかと言われるかも知れないが、「気にするな」。あってないようなものだから。
 無人の島でランチキ騒ぎのパーティをやっていた若者たちがモンスターに襲われるといういつものパターンだ。今回のモンスターはゾンビ。

 大量の武器で武装した主人公たちが、横一列に並んで歩きながらひたすらゾンビを撃ちまくり。撃って撃って撃ちまくる。何も考えてないんじゃなかろうか、いや考えていないに違いないというこの戦いが燃える。
 主人公たち1人1人が、ゲームのプレイヤーキャラ選択のシーンのように静止画になってカメラがぐるっと回り込む。意味はなく格好良さ優先だ。
 戦いの最中に、1秒にも満たないゲーム本編のCGがやたらと挿入されるのもまったく意味がない。まったく何を考えているのか。笑うぞこら。
 東洋人の女性がいるが、銃を撃ち尽くしたらカンフーもどきの素手による格闘戦を始める。なかなか強い。ひょっとしたらと期待はしていたが本当にやってくれるとは嬉しい。
 ここは俺に任せて先に行け、という展開が何度もある。ありすぎだ。

 ロメロの『ザ・デッド』系ではなく、『バタリアン』系の元気なゾンビ。走るし、勢いよくジャンプする。斧など道具を使うのである程度の知恵もあるようだ。
 そして船に向かって泳ぐ。泳ぐゾンビというのはあまり見たことがない。クロールでバシャバシャ泳ぐ。死んでるくせして息継ぎだってする。

 大量の武器がなぜあるかや、ラストのヒロインが剣で戦うことなど、一応伏線は張ってある。それ以外に気をつかうところが山ほどあるだろうがという脚本だが。
 監督のウーヴェ・ボルは音楽のプロモーションビデオ畑出身のドイツ人だとか。ユルゲン・プロフノウが出演しているのは同じドイツ人同士でなにかコネでもあったのか。才能は明らかにないと思うのだが、何作も撮っている不思議な人。
 とにかく何も考えないで観るべし。考えた時点で負けだ。というか、買ったり借りた時点ですでに負けている。

 ・・・・・・えっ?続編あるの?三部作?・・・調子に乗るなっー!

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