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『ヒズ・ガール・フライデー』 編集長は嫌なヤツ

B000JVRTI6.jpg『ヒズ・ガール・フライデー』(1940) HIS GIRL FRIDAY 92分 アメリカ

監督:ハワード・ホークス 製作:ハワード・ホークス 原作:チャールズ・マッカーサー、ベン・ヘクト 脚本:チャールズ・レデラー 撮影:ジョセフ・ウォーカー 音楽:モリス・W・ストロフ
出演:ケイリー・グラント、ロザリンド・ラッセル、ラルフ・ベラミー、ジーン・ロックハート、ヘレン・マック、クラレンス・コルブ、ポーター・ホール、ロスコー・カーンズ、アブナー・バイバーマン、クリフ・エドワーズ

『赤ちゃん教育』(1938)と同じくハワード・ホークス作品。
 こちらもケイリー・グラント主演だが、『赤ちゃん教育』では真面目な学者だったのが、今度は女たらしでやり手な新聞編集長。
 彼と離婚した腕利きの女性記者ロザリンド・ラッセルがお別れのあいさつにやってくる。真面目な保険業の男性と翌日結婚する予定。
 男女の役割も翌日結婚する人物もくるっと逆転している。

 女性としても記者としても彼女に未練たらたらなケイリー・グラントはある死刑囚の取材を彼女に引き受けさせることに成功する。
 すったもんだの末に新聞記者の面白さを再確認したロザリンド・ラッセルはケイリー・グラントとよりを戻す。哀れなのは保険業の男だ。
 どう見てもケイリー・グラントがすごく嫌な男にしか思えない。『赤ちゃん教育』のキャサリン・ヘプバーンだって同じような物なのだが、こちらは特に気にならない。
 これはやはりオレが男だからだろうか。女性から見ると『赤ちゃん教育』のキャサリン・ヘプバーンがすごく嫌な女に感じられるのかも知れない。
 映画を観るときはなるべくニュートラルな視点で観ようと心がけているが、オレは日本人の30代の男性ということは感じることに大きく関わっているに違いない。
 そんな風に主人公を好きになれないのに、映画としてはものすごく面白いからさすがだ。
 セリフまたセリフの洪水で、字幕では半分どころか6分の1も表現できていないだろう。今さらだが英語が苦手でてんで駄目なことが悔しい。まぁ勉強しなかったオレが悪いんだが。
 テンポの良さはさらに磨きがかかっている。ドタバタは減っているし、ストーリーの展開はより自然になっているので、『赤ちゃん教育』よりも『ヒズ・ガール・フライデー』の方が一般向けかも知れない。

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