『テイキング・ライブス』(2004) TAKING LIVES 103分 アメリカ
監督:D・J・カルーソー 製作:マーク・キャントン、バーニー・ゴールドマン 製作総指揮:ブルース・バーマン、デヴィッド・ハイマン、デイナ・ゴールドバーグ 原作:マイケル・パイ 脚本:ジョン・ボーケンキャンプ 撮影:アミール・M・モクリ 音楽:フィリップ・グラス
出演:アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、キーファー・サザーランド、ジーナ・ローランズ、オリヴィエ・マルティネス、チェッキー・カリョ、ジャン=ユーグ・アングラード、ポール・ダノ
なんってったってキャストが豪華だ。アンジェリーナ・ジョリーにイーサン・ホーク、TVシリーズ『24』で大人気のキーファー・サザーランドにジーナ・ローランズ。そしてジャン=ユーグ・アングラードまで出てる。
だが、すごいのはキャストだけじゃないぞ。他にも・・・他にも・・・他になにかあったっけ?
カナダで発生した猟奇殺人捜査のためにFBIの女性捜査官が派遣された。これがアンジェリーナ・ジョリー。
そして新たなる殺人事件が発生し、目撃者のイーサン・ホークと出会う。
この目撃者がいかにも怪しくて、「実はこいつが犯人なんじゃ・・・まさかそんな安易なことしないよな」と思っているうちに事件は進み、FBI捜査官は目撃者に惹かれていく。
突如物語に乱入してきたキーファー・サザーランドが逃走中に死亡し、どうやらこいつが真犯人と言うことで事件は解決する。
そして結ばれるFBI捜査官と目撃者。
しかし、本当の真犯人はその目撃者だったのだっ!
だったのだっ!ってそのまんまじゃないか。
逃亡先の犯人からFBI捜査官に電話が掛かってくる。
『羊たちの沈黙』的ラストのまま終わるかと思ったら、FBIを首になり、田舎の一軒家に移り住んだ主人公のシーンになる。
お腹は大きくどうやら妊娠しているよう。ベビーベッドが二つあることからどうやら双子らしい。
そしてその父親は・・・
魅力ある出演者を活かし切れていない演出がまずマイナス。
困ったときは映像に逃げてごまかすのもマイナス。
状況描写ができていないことがマイナス。
ジーナ・ローランズはその存在感だけでプラス。
『羊たちの沈黙』(1990)のヒット以降、数々のサイコサスペンス映画が乱作されたが、水準低い映画も多かった。
ブームもとうに過ぎ去った2004年に制作されたこの映画はそれらと比べると十分に面白い。殺人事件捜査物ではなく主題は恋愛物なのだが、ロマンスのパートが物語にきちんと融合されていなかったのが痛い。そこが上手くいっていれば個人的評価はもっと高かった。
しかし、なにしに出てきたんだジャック・バウアー、じゃなかったキーファー・サザーランド。