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映画バカ青春記 第121章 最後の天白祭

 この週末はちょうど天白祭が開催されているはずである。
 1991年のオレは4回目の学祭を迎えていた。5年生(5回生)だが、1年の時の天白祭が脅迫事件で中止になってしまったため(63章参照)、1回少ないのだ。

 シネマ研究会としては自主映画の上映会、模擬店、そして日が暮れてから一号館入り口に大きな白幕を張って劇場映画の上映会を行った。
 模擬店は何をやったかはっきりと憶えていないが、お好み焼き屋ではなかったかと思う。

 そして夜になった。学祭前日から最終日の翌日までレンタルで布団を借りて泊まり込みである。
 前年、OBのE谷さんと中庭で行ったサバイバルゲームだが、今年も行われた。しかも、人数は10名ほどに増えていた。
 ほとんどの者は東京マルイのコッキング式エアガンだったが、福井から駆けつけたOBのD田さんはスナイパータイプのライフル。後輩のM野はMGCの電池+フロンガス式のフルオート射撃が可能なMP5Kを購入していた。
 オレは去年のM93Rをサイドウエポンとして、メインウエポンは東京マルイの電動エアガン第一弾のFA-MASを用意した。
 FA-MASはフランス軍制式のアサルトライフルである。大雑把に言えばM-16などの仲間だが、近未来的な独特なデザインだ。実銃はもちろん火薬だが、このエアガンは充電式のバッテリーでBB弾を発射する。11月の夜という気温でも安定して動作するし、セミオートだけではなく引き金を引いたままで連射になるフルオートでも撃てる。フロンガスを使わないので環境にも優しいし、電気代も安いので財布にも優しい。

 そしてゲームは始まった。
 建物の窓から漏れてくる灯りだけなのでそれほど広くはない中庭が絶好のゲームフィールドとなった。
 フルオートで撃つと爽快感があるし敵を一掃できる。大方で狙って連射すれば結構命中する。ただし装弾数が60発なので10秒もせずに弾切れになってしまう。まだ300発などの多弾奏マガジンが発売されていなかったのだ。
 一旦弾切れになると、BB弾の再装填にはチューブと棒を使わなければならず、手間が掛かる。チューブと棒はプラスチック製で簡単に折れてしまいそうなので、陣地の奥に置いてある。
 弾を撃ち尽くすと、サイドウエポンのM93Rで身を守りながら引き上げて、再装填してから再び出撃。
 M野のMP5Kは途中で弾づまりを起こし、そのまま直らずに最後まで逃げ回っていた。
 何人も撃ち倒したし、何度も撃ち殺された。

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