『熱きまなざし』、『家族の値段』と大人向けドラマが続いたNHKでのバイトだが、今度は子供向けのミニドラマシリーズだ。番組名を『子どもパビリオン・キッズストリート』という。1990年撮影、1990年放映作品。
『子どもパビリオン』が帯番組の名前で、その中でNHK名古屋が担当したのが『キッズストリート』。
アクションあり、SFあり、スポ根ドラマあり、恋愛ありの、何でもありの面白楽しいドラマが1話完結で全5回。
主人公は少年少女たち。全員ともオーディションで選ばれた。オーディション形式で配役を決めるのはオレにとって初めてのことで、おおっ芸能界してるって感じだった。
そして選ばれたのは合計5人。一番のメインである年長の少年は飯泉征貴。その妹役が飯塚雅弓。友人のデブは東映の戦隊物にも出演していた少年。この3人は東京から来た子供たちで、全国レベルで活躍している実力派だ。
名古屋からは2人。一番の年長で飯泉征貴が内心好きという設定の女の子と、ちょっといじめられっ子の男の子。その子たちだけを観ているとそんなに悪くないじゃないかと思えるのだが、東京組と一緒のシーンになるとオレが見てもその差が歴然としている。やはり、東京で活躍しているからには実力があるのだ。
そして飯泉征貴の父親役がたしか村野武範。年長の女の子の姉でお華の師匠(そのくせ武闘派)はキューティー鈴木。
駄菓子屋のおばあちゃんが名古屋人にはお馴染みの山田昌。第一話のゲストにはこれまた名古屋出身の三遊亭円丈。
『熱きまなざし』は既に撮影に入っているところへの参加だったし、『家族の値段』もオレがバイトを始める前には企画が出来上がっていた。
一からの参加はこの『キッズストリート』が初めてだ。
企画会議からオーディション、脚本家のところまで地下鉄に乗って原稿を取りに行ったり、ドラマが撮影にはいるまでに実に色々なことを決めて準備しなければならないのだなと勉強になった。撮影時ほどではないが、あれこれと飛び回って忙しかった。