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『グラン・マスクの男』 覆面レスラーの正体は神父さん

『グラン・マスクの男』 (1991) L'HOMME AU MASQUE D'OR 101分 フランス 1993/12/04鑑賞

監督:エリック・デュレ 製作:ジャン=マリエ・デュプレ、マルク・シャイエ 脚本:アラン・ジロー、エリック・デュレ 撮影:エンニオ・グァルニエリ 音楽:ジャン=ピエール・フォーキー
出演:ジャン・レノ、マーリー・マトリン、マルク・デュレ、パトリック・フォンタナ、ザヴィエル・マッセ

-オレはいつでも燃えている その31-
・「スクール・オブ・ロック」「キング・コング」のジャック・ブラックが、孤児院を維持するためにルチャ・リブレ(メキシカン・プロレス)の覆面レスラーとして活躍する実在の司祭を演じるコメディ「Nacho Libre(ナチョ・リブレ)」からの画像がネットに登場。

 というニュースを見かけたのだが、つまりジャン・レノ主演の『グラン・マスクの男』(1991)か?あれも実話がモデルだから再映画化なんだろうか。
 ジャン・レノは北メキシコにある教会で神父として働いている。だが、時折街へと出かけると、覆面を被って変身する(変身じゃないって)。そしてミル・マスカラスばりに覆面レスラーとして闘うのだ。別に暴力で神父業のストレスを発散しようというのではない。賞金を稼いで親のない子供たちのために孤児院を作るのが目的である。『タイガーマスク』を地で行く男と説明すると分かりやすいか・・・若い人には分かりにくいか。タイガーマスクの正体はその孤児院で幼少期を過ごした伊達直人、と思わせておいて実は佐山サトル。

 ニュースにも書かれているが、これは実話ベースのストーリー。メキシコにはなかなか燃える神父さんがいるようだ。
 だが、それはある面で制約になり、せっかくジャン・レノがレスラーとしてリングに上がるルチャ・リブレ(自由への闘いという意味で、メキシコでのプロレスの呼び名)のシーンが地味でアクション面では期待しない方が良い。
 そもそも、大都会で行われる本格的なルチャ・リブレではなく、田舎町で開催される草ルチャ・リブレ。目の冴える技が飛び交うわけでもない。他の出場者も大半はプロのレスラーではなく、普段は鍛冶屋をやっているとか牛を飼っているとかで、たまに趣味で出場してくるとかそんなんじゃなかったか?10年以上前に観たっきりなので記憶はかなり不確か。
 ルチャ・リブレは空中戦が人気で、一流レスラー同士の闘いだとビュンビュンとマットの上を空中殺法で飛び回っているそうだ。この作品でのジャン・レノはちょっと太めな時期で、これじゃあ飛ばんわな。ジャック・ブラックに至っては絶対に飛ばんだろう。
『グラン・マスクの男』は案外シリアス風味だった記憶があるが、『Nacho Libre』はタイトルからしてコメディ度が高そうだ。Nachoとはトウモロコシ粉で作った薄く丸いパンにチーズなどをのせた食べ物だとか。タコスみたいなものなんだろうか?おそらくNachoはストーリーに関係なく、単にルチャとナチョの語呂合わせだろう。まぁ、『グラン・マスクの男』のグランも原題に関係なく、ジャン・レノ出演の『グラン・ブルー(グレート・ブルー)』から無理矢理持ってきただけだしな。
 派手さはないが、神父や子供達への視線が見下してもおらず、かといってむやみに純朴と祭り立てることもない。大感動の盛り上がるラストが待っているわけではないが、観客が求めるものから大きく外れにない爽やかな結末だ。でも神父が年を取ってリングに上がれなくなったらその後の資金はどうするんだろう。故ジャイアント馬場氏にならって還暦レスラーを目指すのだろうか。あっぽあっ

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コメント (2)

ホラフキ:

ルチャリブレが公開されますね

グランマスクの男もあわせて、フライトルメンタ(暴走神父)がモデルですが
タイガーマスクもフライトルメンタが元ネタらしいが

フライトルメンタは現在引退し、孤児院で育った人が新たなフライトルメンタとしてがんばっています

東森時音:

ホラフキさん

『ルチャ・リブレ』のフル予告編を観ましたがジャック・ブラック色の強い
こてこてのコメディの様ですね。
どちらかというと地味だった『グランマスクの男』と対照的です。

>フライトルメンタは現在引退し、孤児院で育った人が新たなフライトルメンタとしてがんばっています

一世の後継者で二世がいる。これまたタイガーマスクですね。

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