『対決』 (1989) THE FOURTH WAR 90分 アメリカ
監督:ジョン・フランケンハイマー 製作:ウォルフ・シュミット、ロバート・L・ローゼン 製作総指揮:ウィリアム・スタート、サム・ピールマッター 原作:スティーヴン・ピータース 脚本:スティーヴン・ピータース、ケネス・ロス 撮影:ジェリー・フィッシャー 音楽:ビル・コンティ
出演:ロイ・シャイダー、ユルゲン・プロフノウ、ハリー・ディーン・スタントン、ティム・リード、ララ・ハリス、デイル・ダイ
-オレはいつでも燃えている その30-
場所はチェコと西ドイツの国境。東側からの亡命者がチェコ側に射殺されるという事件があった。そしてベトナム戦争の英雄で東側に過剰な敵意を持った駐留米軍のノールズ大佐(ロイ・シャイダー)が、怒りにまかせてソ連軍の将校バラチェフ大佐(ユルゲン・プロフノウ)に雪玉を投げつける。バラチェフ大佐もノールズのことなど放っておけばいいのだが、アフガニスタンを生き抜いた過激な男だったために、仕返しにノールズのジープを爆破する。
そして2人の意地の張り合いというか嫌がらせの応酬は続き、段々とエスカレートしてついには原題『THE FOURTH WAR』つまり第四次世界大戦の引き金に・・・はならない。
米軍・ソ連軍はあまり巻き込まれず(武器なんかは持ち出すが)、あくまでもノールズが売りバラチェフが買った2人のケンカ。
ついには雪の平原でオヤジ2人がマジのド突き合いを延々と繰り広げる。そして本気の雪合戦へ。このままついに殺し合いになるかと思われたその時、ふと我に返って「オレたゃ、いったい何やってんだ?」と素に戻る。ふぅ、良かった。つか、もっと早く我に返れよ。
他にも事件は起こるが、基本的に無視してOK。オヤジ二人がささいなことから争いを始めそれがエスカレートしていくだけ。その様子を楽しめばいい。ド突き合いがあまり楽しくないのが残念だが、見応えはある。
敵国への威嚇や示威行為で次々と軍備を拡張していったり、実際に戦争が始まってしまうとどんどんエスカレートして、ついには互いに滅ぼし合うまで戦いが続く、などといったことを風刺しているのかもしれないが、そんなことよりも、最初に雪玉をぶつけたぶつけられたことなどとっくにどうでもよくなってオヤジ2人のド突き合いが燃える。
本当の第四次世界大戦もこんな具合にやってくれないだろうか。イラク戦争も、フセインが捕まったことだし、どうせアメリカ主導の裁判になるぐらいならば、フセインとブッシュの大統領同士がリングの上で殴り合って勝った方を正義にすりゃ分かりやすくて良い。
フセインは軍隊出身で格闘技の経験もあるそうだからスキル面ではフセイン有利、だがフセインは勾留生活で身体が弱っている上に1937年生まれと年齢も高い。それに対してブッシュは1946年生まれ。年齢・健康面ではブッシュ有利。さて、どちらに賭けますか。