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『トリプルX』 蛇は蛇を、悪党には悪党を。そしてバカにはバカを

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『トリプルX』 (2002) XXX 123分 アメリカ/チェコ

監督:ロブ・コーエン 製作:ニール・H・モリッツ 製作総指揮:ヴィン・ディーゼル、トッド・ガーナー、アーン・シュミット、ジョージ・ザック 脚本:リッチ・ウィルクス 撮影:ディーン・セムラー 音楽:ランディ・エデルマン 主題歌:イヴ 挿入歌:オービタル、DMX、カシーム・ディーン、ジェイ=Z、ギャヴィン・マグレガー・ロスデイル
出演:ヴィン・ディーゼル、サミュエル・L・ジャクソン、アーシア・アルジェント、マートン・ソーカス、マイケル・ルーフ

-オレはいつでも燃えている その29-
 黒のタキシードを着た古式ゆかしきタイプのエージェントは悪党どもに正体がばれ射殺された。NSA(国家安全保障局)は前任者の次のエージェントに驚くべき人材を用いる事にした。それは名うての犯罪者。タフだし、裏社会にも通じている。こそで、犯罪者リストの中なら有望そうなのを選び出す。主人公ザンダー・ケイジもそんな一人だった。
 ザンダーはケチな盗みや強盗ではなく、EXスポーツというスケボーやパラシュート、バイクに車を使った過激なスポーツの第一人者だった。今日も、「テレビゲーム規制。スケボーは罪だ」と活動中の嫌みったらしい上院議員の真っ赤なスポーツカーを盗んで、背中にパラシュートを背負って橋桁の高い橋からジャンプ。落下中にパラシュートを開いて無事に着地。これで上院議員に一泡を吹かせてやったというわけだ。
 この成功を祝ってザンダー達はパーティーを開いている。そこへ特殊部隊が窓などを突き破って突撃侵入してくる。ザンダーは麻酔銃で撃たれ気を失い連れ去らる。
 目を覚ますとそこはありきたりなコーヒーショップ。だが、そこは偽物のコーヒーショップでなに者かが自分をテストしようとしていることをザンダーは見抜く。
 とりあえず一次合格したザンダーはコロンビアのコカイン製造地区に降下させられる。てっきりここも偽物の工場だと思ったがどうやら様子が違い、本物のようだ。そこでなんとか監視の隙をついてバイクで脱出する。やたらドカンと爆発するごとにバイクがジャンプする。さらに大きい爆発が起こるとバイクは更に大ジャンプ。どうやらバイクがジャンプすればどんな危機を恐るるに足らずということらしい。
 こうしてエージェントのテストに合格したザンダー。まぁ、犯罪者の無法者兵士を集めて特訓し特殊部隊に仕立て上げた『特攻大作戦』の例もあるし、これからばっちり鍛えれば一流のエージェントになるのかも、と思ったら早速現場の東欧へと送られる。最低限の訓練ぐらいしろよ。それはさすがに無茶なんじゃないの?『特攻大作戦』だって中盤まではひたすら訓練シーンだぞ。
 現場で拳銃を撃って見事に命中させ、怪我で入院していたときにガンシューティングのビデオゲームにのめり込んだからの一言。いいのか?それで。まぁ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』のマイケル・J・フォックスもコンビニのビデオゲームで習得した拳銃の腕前を披露してたしな。オレも『リーサル・エンフォーサーズ』や『バーチャ・コップ』はかなりやりこんだので、時空のゆがみで1800年代の西部にタイムスリップしてもなんとかなるかも。ならないか・・・英語わかんないしな。
理性や知識ではなく、ひたすらに行動力を運で事件を解決していく。悪投どもの組織アナーキー99の目的は全世界の主要都市を毒ガス弾で皆殺しにして、秩序ある世界を破壊することなんだが、もうちょっとNSAには人材がいないのか?

 主役のヴィン・ディーゼルは素直にこういうバカ映画でスターになればいいのに、演劇出身で舞台にも立っていたという誇りからか『ブルドッグ』など不完全燃焼などに出ている。個人的には残念。

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