昨日のエントリで「白スクアスカ」とこ「白いスクール水着を着用したアスカのフィギュア」について、「略して~~」と延々スクール水着について語り続けるというギャグをやった。
このギャグは邪道斎氏との待ち合わせ日時を決めるためのメールで使ったネタだ。お互いに時間が不規則な事の多い仕事である。決まるまでに4,5回はメールを送るかなとインターネット喫茶でそのギャグのネタを仕入れておいた。ところがすんなりと都合が合ってしまったため使えないままとなってしまった。なんというか、これはちょびっと悲しい。
リサイクルが叫ばれる昨今、お蔵入りにしてはもったいないので、この場を使って発表させてもらう。決してネット喫茶利用料を少しでも回収しようという浅ましい心からではない。ないってば。
まず、「スクール水着」については、一夜漬け程度の知識しか持っていないわたしが出る幕はないだろう。
登場当初から現在まで、細かに変化してきたスクール水着についての形状や機能性、スタイルの美しさ、さらには「布で出来た“水着”」という形而下を超過して、形而上の「スクール水着」学や「スクール水着」論理まで存在するのだ。
そこで、「白い水着」について仕入れた知識を披露することにする。
考えてみれば分かるが、白い布は濡れると透ける。考えなくても分かると思うが。
真夏の青い空にうかぶ白い入道雲、遙かに見える水平線と青い海、そして砂浜。そこに白い水着は実に映えることだろう。だが、透けてしまうと言う特性ゆえに女性にとって「白い水着」というのは着たくてもなかなか着ることが出来なかった。
そこで諦めていたら人類は進化・進歩を遂げず、2005年の現在もクロマニヨン人や北京原人が闊歩していたままだった。だが科学者と技術者は「それは不可能だろ」とせせら笑われれば笑われるほど燃える生物である。
そして1993年に人類の科学は一つの不可能をまたもや可能にした。
1993年の秋に、東レがナイロン製の中空糸(中空糸とは、糸の中にマカロニのような穴を持たせた繊維である)の穴に不透明性ポリマー(セラミック)を混入し、光の透過を大幅に抑えた“ボディシェル”を発表したのだ。
しかもその中空糸の穴の形は「特殊星形断面繊維」と呼ばれる星形の穴になっていて、水着の繊維の間に多少の隙間が出来ても光が乱反射することでどの方向から見ても透けない、透けにくいという優れものだったのだ。
光が直進するから水着の裏側にあるモノが透けて見えてしまうわけで、光を直進させずに乱反射することではっきりと見えなくしてしまうのと、様々な色の光が乱反射して混ざることで白(透明な光)になるという理屈・・・だと思う、多分。
画期的発明には後追い商品が出てくるのは当然で、次いでクラレがポリエステル製の中空糸にセラミックスを練り込んだ“サンスノー”を発表する。
こうして迎えた1994年の夏は白水着が一大ブームとなり、海でもプールでも白い水着姿の女性が数多く見受けられた。
そして1994年秋には、ユニチカがナイロンに酸化チタン化合物の粒子を織り込んだ“サンスプラッシュ”を発表した。酸化チタンは屈折率が高いために被覆力に優れ、可視光線や紫外線を散乱させる特性を持つ。これで透けない水着はより「透けなさ度」を高めたのである。
しかし、赤外線撮影機能を持つビデオカメラや赤外線フィルターをつけたフィルムカメラで白色や薄めの色の水着を着た女性を撮影すると、水着がほとんど透けて裸体に近い姿が撮影されてしまうという事実が世間に広まった。(もっとも、その手の趣味の人には以前から常識だったらしい)。
肉眼では透けなくても、赤外線カメラという科学の前では透けてしまうのである。科学対科学、この争いに人類の業を感じたのはわたしだけだろうか。
ちなみに、「これで撮影すると服が透けて見えるよ」と通販で売られていた“X線カメラ”はレンズの後ろに鳥の羽根がついていて、紗がかかるのでそれっぽく見えるだけだからだまされないように。って、そんなのが雑誌の広告に載ってたのはもう数十年前の話か。人類って進歩してるんだかしてないんだか。
そんなこんなで白い水着ブームは1995年頃に自然消滅した。
ビデオカメラのメーカーも赤外線撮影機能は夜や電気を消した室内などでしか動作しないようにした。そのため、明るい日の下でも赤外線撮影が出来る旧式のビデオカメラはネットオークションで高値が付いたそうである。なんだかな~。
だが話はまだ終わらない。最近は赤外線撮影でも透けない水着が続々と発表されているそうだ。これまた科学対科学の戦いなのだろう。そのうち、繊維に鉛を織り込んでX線でも透けない水着とかでてくるんじゃないだろうか?
水に鉛が溶け出して鉛害が問題になりそうだな。
最後に。
しかし、女性の裸体を隠し撮りしてあんたら嬉しいかぁ?楽しいかぁ?
わたしも健全な男性で女性は大好きだがこの手の性的嗜好はほとんどぴんとこない。
男なら「俺のリビドーが爆発寸前です。あなたの裸を撮らせてください」と頼んでみろ。ひょっとしたらひょっとするぞ。