ドイツのフィッシャー外相が演説中に聴衆の一人から卵を投げつけられたそうだ。
フィッシャーはすかさず卵が飛んできた方に向かって
「お前は家に帰ってオムレツでも作ってろ」
と言ったとか。
欧米の政治家はこういう時にぱっとギャグで切り返すことがある。
イギリスの故ウィンストン・チャーチルがその手のネタの宝庫なのだが、このフィッシャー外相もなかなかだ。
日本の政治家にはそういったとっさのギャグが出来る人はほとんどいない。野次や悪口、罵倒を得意な人はいくらでもいるがギャグが言える人はごく稀だ。
たまに言っても「てめえ、その頭をこのデザートイーグルの50EA弾でハンバーグの材料にしてやろうか」ぐらいの感想しかもてない何も考えていない頭の悪いギャグだ。
おそらく彼らはギャグを見下しているのだろう。しかし、ギャグは言葉によるコミュニケーションにおいてかなり高位に位置するテクニックだと個人的には思う。
とっさにギャグで返せるというのは頭が切れて判断も素早いということだし、辛辣な内容でも一種のオブラートに包んだ返答になる。相手の侮辱的な言葉にこちらも侮辱的な言葉で返していたら、結局それの繰り返しになるだけで時間が無駄な上に非生産的だ。ギャグを有効に使える政治家は名政治家でもあるのだ。
アメリカの大統領にはお付きのギャグ作家がいるなどという噂というかネタを聞いたことがある。それぐらいアメリカの政治家はスピーチなどでもギャグを有効利用している。
選挙期間に突入していく日本だが、その立候補者の中にちゃんとギャグが出来る政治家が一人でもいるのだろうか。もしもいたら、その人物が自民党だろうが民主労だろうが共産党だろうが投票してやろう。公明党だったら・・・怖いから結論は言わないでおこう(っていう締めでバレてんだろ)
それを確かめるには、街頭演説の場に言ってとりあえず卵を投げつけてフィッシャー外相の反応と比べてみると早いんだが、どうせ候補者は単に怒るだけだろうし、わたしが警察に捕まって厳重注意か下手したら検察に起訴されるのがオチかな。
結論としては、日本の政治家はもっとギャグに対して高い意識を持てということで一つ。