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「南国少年パプワくん」第6巻51ページに泣く

 映画バカ黙示録の更新やサイトの巡回にインターネットマンガ喫茶を利用していることについてはすでに書いた。
 使っているネット喫茶は1時間単位なので、巡回が終わった後はマンガを読んでいる。
 今日読んだのが柴田亜美著の「南国少年パプワくん」だった。お気楽なギャグマンガだろうと気楽に読み出したこの作品で、泣くことになるとはまさか思ってもみなかった。
 かなーり堅めなわたしの涙腺を破壊したのは第6巻50~51ページのパプワとシンタローのやり取り。
「年を取るほど弱くなるなんて、泣きたいことばかりだなんて知らなかった」と叫ぶシンタローに、パプワは答える。

「ぼくはじいちゃんが死んだとき泣けなかった。友達(100年幼虫のままだったセミ)が死んだ時も、恋人が帰った時も泣かなかった」
「だけどシンタローが島を出て行く時、ぼくは泣いていたんだと思う!」
そして力強く一言。

「ぼくは強くなったぞ シンタロー」

 いやーもう、お兄さん涙がダダ漏れですよ。ダダっていうと初代「ウルトラマン」に出てきた変身する横線がトレードマークのあの宇宙人か。それはダダだった、などとしょうもないことをいってごまかしたくなるような涙の滂沱。
 弱くなったから泣くのではなく、人は泣く度にその涙の分だけ強くなる。このシーンがめちゃめちゃ格好いい。
 1995年1月22日初版の作品と10年前の作品なので今更でしょうが、出会ったのが今日なのだからしょうがない。終盤は人間関係がごちゃごちゃで整理しきれずに破綻しかかってるが、「それはそれ、これはこれ」だ。

 それにしても、やはり作り手が泣かせよう泣かせようと考えているのが見え見えな作品は、観たり読んだりしても醒めるだけで涙腺はサハラ砂漠のど真ん中のように乾いたままだが、油断しているところにドンとこられると防御も何もしていない状態の脳みそにクリティカルヒットするねぇ。
 半月ほど前には川原泉の「銀のロマンティック・・・わはは」の文庫本を久しぶりに読んで、ラストの主人公たちが笑い出す辺りから泣いてしまった。「銀のロマンティック・・・わはは」初めて読んだのはもう20年近く前だが、読むたびに泣いている。
 ここ一ヶ月ほどの内に二度も泣いているわけで、最近は涙もろくなったということだろうか。あー、この間桑田乃梨子の「1+1=0」の巻末おまけマンガで泣いたから三度か。年を取ったのか?うむむ。

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