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『ワイルドキャッツ』 やっぱゴールディ・ホーンでしょ

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『ワイルドキャッツ』(1985) WILDCATS 105分 アメリカ 1986/04頃鑑賞

監督:マイケル・リッチー 製作:アンシア・シルバート 脚本:エズラ・サックス 撮影:ドナルド・E・ソーリン 音楽:ホーク・ウォリンスキー、ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ゴールディ・ホーン、スウージー・カーツ、ロビン・ライヴリー、ジェームズ・キーチ、M・エメット・ウォルシュ、ウディ・ハレルソン、ウェズリー・スナイプス

 アメフトが大好きでアメフト部の監督になりたくてしょうがない高校の体育教師が、荒れ放題の三流学校に転勤になってしまう。そこのダメアメフト部の監督になった主人公は、まるでやる気のない選手たちに真剣に立ち向かいついには本気にさせてチームを選手に導いていくという、どうにもありがちな物語。
 ただ普通とちょっと違うのは、体育教師が男性ではなく割と美人な女性教師だったということ。主人公を演ずるのはコメディエンヌとして有名なゴールディ・ホーン。この作品の時点ですでに40歳ぐらいなのだが、鼻っ柱が強くてどうにも可愛らしい。
 彼女の父親が熱心なアメリカン・フットボールファンで、子供の頃からその影響を受けて女だてらにアメフトの監督を目指したという設定。オープニングクレジットで子供時代からの8ミリで撮影されたホームムービーが映し出され、誕生日のプレゼントとしてアメフトのヘルメットをもらって喜ぶ様子などが登場させることでその設定を説明するセンスの良さ。「フ・フ・フ・フットボール」というイマイチやる気のない主題歌?も良い。
 嫌味な他校の男性監督や、離婚した元夫とその新しい妻などに毅然と立ち向かう。大切な娘たちを深く愛し、だらけた上に頭も悪そうな選手から一目置かせるためにマラソン勝負を挑んで見事勝利する。少しずつまとまってきたアメフト部(チーム名:ワイルド・キャッツ)は試合にも勝てるようになっていき、ついには優勝の可能性も出てくるのだが・・・

 ありがちなストーリーでそれ自体ははっきりいって凡作である。監督が『がんばれ!ベアーズ』(1976)などのマイケル・リッチーというのもほんとそのまんま。それを、まあまあ楽しめる娯楽作に変えてしまったのはひとえにゴールディ・ホーンの魅力だろう。彼女ほど女性からも男性からもウケの良い女優も珍しいのではないだろうか。基本的にはコメディエンヌだが『幸せの向う側』(1991)などシリアスな作品もこなす。ちょっと意外だがアカデミー助演女優賞も受賞している。

 アメフト部の部員の中で特にタチの悪い二人組がウディ・ハレルソンとウェズリー・スナイプスである。この二人は後に『ハード・プレイ』(1992)や『マネー・トレイン』(1995)でも白人・黒人コンビとして登場するが、この頃からの仲だったのか。

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