« 『ガッチャ!』 サバイバルゲームテクニックで工作員に勝て | メイン | 『チャンピオン鷹』 負けた奴の足を斬れ »

『炎のストライカー』 ペレの下でサッカー修行

B000F6YSIO.jpg
『炎のストライカー』(1986) HOT SHOT 99分 アメリカ 1987/01鑑賞

監督:リック・キング 製作:スティーヴ・パパス 脚本:ジョー・ソウター、リック・キング 撮影:グレッグ・アンドラック、エドガー・モウラ 音楽:ウィリアム・オービット
出演:ジム・ヤングス、ペレ、ビリー・ワーロック、デヴィッド・グロー、マリオ・ヴァン・ピーブルズ

 日本が6月8日のワールドカップ予選で北朝鮮に勝ったことを今朝の新聞で知った。というか昨日が試合日だというのをようやく知った。ワールドカップにもサッカーにも興味がないとそんなものだろ。まあ野球にしろマラソンにしろスポーツ観戦自体に興味がないのだ。
 映画もあまりサッカーには興味がないようだ。アメリカではさほどサッカーに人気がないからだろう。それと野球やアメリカン・フットボールと違って選手の動きが止まっているシーンが少ないので映画にするのは難しいせいもあるだろう。
 サッカー映画としては『ミーン・マシーン』(2001)やロバート・カーライル出演の『リトル・ストライカー』(2000)、『ベッカムに恋して』(2002)などイギリス作品が多い。過去にイギリス領だったためか香港映画にも『チャンピオン鷹』(1981)などがある。えっ、日本映画の『シュート!』?SMAP主演でよりにもよって監督が大森一樹だって?知りませんなぁんなもんは。

 珍しくアメリカ映画なのがこの『炎のストライカー』である。予告編が格好良かったので観に行った。
サッカー好きな少年ジミーが念願のプロチームに入るが、はねっ返りで気の強い性格のため他の選手と衝突ばかりでチームにとけ込むことができない。そして一緒に入団した親友が試合中に大怪我をして、そのことで監督ともめてしまいジミーはチームから放り出されてしまう。
 悩んだジミーはブラジルへと向かい、伝説的名選手だったサントス(ペレ)に弟子入りを頼み込む。最初は断ったサントスだったが、ジミーのサッカーへの思いが本物だと知り彼を鍛えることにする。
 激しい特訓の末、伝説のスーパーシュートを身につけたジミーはアメリカへと帰り、人間的に成長したためチームメイトとも和解してチームに復帰した。そしてサントスの元で身につけたサッカーテクニックで大活躍を繰り広げるのだった。

 わたしの記憶ではペレはサントスではなくペレ本人役だとばかり思い込んでいた。18年を経てようやく間違いに気付いたわけだが、ペレを師匠として修行したというシチュエーションの方が燃えるので間違ったままにしておく。
 習得したスーパーシュートとはオーバーヘッドキックのこと。『勝利への脱出』ではペレがバイシクルシュートを決めていたが、それぞれの違いがよく分からない。ジミーのオーバーヘッドキックの方が高く飛んで身体も伸びており華麗だったが、まだ若いジミーと、『勝利への脱出』時にはすでに40歳だったペレを比べるのもちょっと酷だ。
 なんでもバク転した時に足が自転車のペダルをこぐように回転するのがバイシクルシュートで、左右の足の前後位置が変わらないのがオーバーヘッドキックだとか。どちらも派手だがあまり映画やコミックならともかく本物の試合ではあまり役に立たなそうな気がする。実際の試合でどれぐらい使われたとこがあって、成功したのは何回ぐらいなのだろうか。
 師匠の下で特訓をするシチュエーションが香港のカンフー映画に似ていて妙にうれしい。修行の結果、必殺技を習得するというのもそっくりだ。

 それにしても、この作品をわたしが劇場で観た1987年の1月といえば大学受験のまっただ中。「これはどうしても観ておかねばっ!」だったならともかく、どちらかというとどうでも良さそうな作品を観に行っているとは。しかも、予告編を見たってことはその少し前にも別の映画を観に行ってたってことだ。
 思いっきり受験をなめてるな。昔の話なんで憶えてないが、きっと勉強もまともにしてなかったんだろう。でもその時ちゃんと勉強をしておけばという後悔よりも、10代の感性を持っているうちに出会えた映画の本数が多かったことの方がわたしには重要だ。うん、そういうことにしておこう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jion-net.com/mt/mt-tb.cgi/4215

コメントを投稿 携帯電話からは投稿出来ません