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『シュア・シング』 シュア・シングはすぐとなりにいた

『シュア・シング』(1985) THE SURE THING 95分 アメリカ 1985/11鑑賞

監督:ロブ・ライナー 製作:ロジャー・バーンバウム 製作総指揮:ヘンリー・ウィンクラー 脚本:スティーヴン・L・ブルーム、ジョナサン・ロバーツ 撮影:ロバート・エルスウィット 音楽:トム・スコット
出演:ジョン・キューザック、ダフネ・ズニーガ、アンソニー・エドワーズ、ニコレット・シェリダン、ヴィヴェカ・リンドフォース、 ボイド・ゲインズ、ティム・ロビンス

 高校生の時に観た作品だ。その頃のわたしがわざわざ青春映画を観に行くとは思えないので、二本立ての同時上映が目当てだったのだろう。その同時上映が何だったのかはもう思い出せない。だが『シュア・シング』を憶えていればそれで満足だ。ジャンルとしては興味がない青春映画だがとても面白かった。それ以降観る機会はなかったが、DVD化されればぜひとも買いたい一本だ。

 ジャンク菓子やソフトドリンクが大好きで落第生気味な変人ウォルターと、勉強が出来る優等生でいい加減なことが嫌いなアリソンの二人が主人公。東部の大学に通う18歳の設定で、二人とも初々しく好感が持てる。
 ウォルターがアリソンに一目惚れして物語が始まる。もちろんアリソンはウォルターのことなど鼻にもかけない。そこをなんとかお近づきになったが、さっそくキスしようとして嫌われてしまう。
 アリソンのことを諦めたウォルターは、カリフォルニアの大学に進学した友人から「遊びに来いよ。絶対OK(Sure Thing)な女の子を紹介するぜ」と連絡をもらい、クリスマス休暇を利用してヒッチハイクの旅に出た。
 ところがヒッチハイクで乗った車にはボーイフレンドと会うために同じくカリフォルニアに向かうアリソンがいた。そして反目し合いケンカばかりの二人がどういうわけか道中を共にすることになる。
 はてさて、旅の行く末は?

 こういう最初は衝突してケンカばかりの二人が、気がついたときには互いに恋していたというのはどうも個人的にツボなのだ。えっ?少女マンガの定番だって?むしろハワード・ホークススタイルといってくれ。
 だが確かに定番で、始まってしばらくもするとラストは見えてしまう。そこへ至る過程とその演出も決してベストではない。だが新人に近い出演者や監督が爽やかな青春映画の魅力を醸し出している。

 ウォルター役はジョン・キューザック。この作品が初主役になる。オレはこの作品のパンフレットを持っているが撮影時はまだ17歳。写真が若っ!でも今のジョン・キューザックとそんなに変わらないか。老けない人だ。
 監督が同じロブ・ライナーの『スタンド・バイ・ミー』に主人公の兄役として1シーンだけ(だったか?)出演しているが、この作品が縁での特別出演なのだろう。
 缶ジュースの下側にペンで穴を開け、それを口に当てるとタブを開けて中身を一気に飲む芸をやっていた。当然わたしも真似したが、気管支に入ってえらい目にあった。最近ではショットガンという名で宴会などで一気飲みの一種になっているらしい。変人役のジョン・キューザックがやるから味があるんで、一般人がやっても下品なだけなので止めよう。というか一気飲み自体が粋じゃないんで止めろ。
 アリソン役のダフネ・ズニーガはその後『スペースボール』のベスパ姫をやっていたぐらいであまり見かけない。
 なにげに脇役でティム・ロビンスが出ている。どこに出ていたのか憶えていないが、パンフレットによると「ゲイリー・クーパー」という役名らしい。何だそりゃ?
 監督のロブ・ライナーはこれが監督二作目。コメディはそれほど悪くないが、『ア・フュー・グッドマン』のようなシリアスや『恋人たちの予感』『アメリカン・プレジデント』など大人の恋愛物はイマイチだな。『ノース ちいさな旅人』はなぁ・・・
 もともとが子役上がりの俳優なので今でも役者としての出演も多い。ちなみにデブでハゲ。

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コメント (2)

きむ:

懐かしいですうう。私も覚えています。シュア・シング!!確かに何かの映画と2本立てでしたね。アウトサイダーとかではなかったでしたっけ?いや、子供の頃映画館に見に行った映画って、覚えてる限りでETとラ・ブームとアウトサイダーだけなんですよう。内容はすっかり忘れていましたが、この主役の男の子、当時好きだった人にすごく似てたんです。今回、全然違う事柄を検索してたらこのブログに行き当たり、おお、これはっ!!と、鼻血の出る思いですっ。懐かしいです(*^。^*)

東森時音:

きむさん
『シュア・シング』はなかなかな快作だと思うんですが、昔ビデオが出たっきりで観ている人が少ないんですよね。
そんな中、きむさんが観られたという話を聞いて売れしく思っています。
1985年当時はまだ観た映画のリストを作っていなかったので、何月何日に観たか、何と同時上映だったのかが不明なんですよ。名古屋での2本立ては恋愛モノとアクションモノとか、ホラーモノのアクションモノをいう組み合わせが多かったし、アクションが同時上映ならば私が観に行った可能性が高いので、なんらかのアクション系作品の同時上映ではなかったかと考えています。まあ、同時上映のことはすっぱり忘れて、記憶に残っているのは『シュアシング』のことだけです。
私は40代以上のオッサン系男優が好きで、本来なら当時17歳だったジョン・キューザックなんて対象外なのですが、あの変人ぶりに惹かれました。
とか言ってるうちにジョンも今年の6月で40歳だとか。月日は無情ですね。

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