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プロパンガスの自動検針システムによるADSLへの干渉についての対策工事がようやく行われた。あるいはクレーマーの強靱な精神力について。

 引っ越し先でADSLを利用することにしたがプロパンガスの自動検針装置が付いているため干渉して速度が出ない。そこで3月中旬にガス会社に連絡して対策工事をお願いしたが、4月になっても、5月が近くなってもズルズルと回答が引き延ばされるだけでいつまでたっても工事が行われない。
 文句めいたクレームをつけるのは好きじゃないので電話では怒りを抑えていた。しかし、「そうですね、4月末か5月の頭にはやります」と言ったっきり5月の半ばを過ぎても工事どころか連絡すらありゃしない。電話の一本ぐらい入れろよっ!
 さすがに頭に来てガス会社に電話をして、最初に出た女性に担当者ではなく責任者を出してもらい、激しい口調ではないがことの次第を話して、「担当者からこちらに連絡をさせてください。ただし工事がいつになるかという確約の話でなければ聞きませんから」と伝えた。
 たまに店先などで従業員にあれこれクレームを付けているのを見ることがあるが、それに比べればずっと冷静で感情的に怒鳴ったりはしなかったと思う。だが「あー、やっちまったかー」と自己嫌悪に陥った。趣味じゃない、好みじゃないことをやるのはやはり疲れる。クレーマーと呼ばれる人たちはさぞ強靱な精神力の持ち主なのだろう。
 で、その日の内に担当者から連絡があった。「では4日後の5月31日に工事します」

・・・・・・・・・依頼じゃなくてクレームだとすぐにやるのかよ。

・・・・・・・・・というか、クレームが入るまで放ったらかしかよ。

 クレームを付けた人の方が得をするって事ですか?そりゃ確かにクレームを付けてきてうっとおしい相手から先に片付けていった方が面倒がなくていいのかもしれないが、やっぱそれって違うんじゃないか。そういうことをやるから人によってはどんどん付け上がって経験値を積み、悪質なクレーマーに成長してしまうのではないかって気がする。

 工事は回線とスプリッタの間にADSLアダプターとやらを付けるのではなく、スプリッタのTEL側の後ろにコードレスの親機を付け、ガスメーター側に子機を付けるというもの。作業は15分で終わった。もちろん工事はガス会社の営業担当者ではなく電話工事会社の人がやるのでその人に文句を言ったりはしない。というか、こっちとしては責任がどうとか誠意がどうとかはどうでもよく、とっとと工事が完了すれば満足なのだ。

 対策工事が終わると、回線状態は一気に改善された。
工事前:下り3Mbps 上り200kbps
工事後:下り24Mbps 上り2Mbps
 ネットの速度が上がったこともうれしいが、なにより通話状態がブツブツだったIP電話が実用レベルになったのがうれしい。この環境を手に入れるのに2ヶ月半かかったわけか。
 プロパンガスを利用している地域でADSLを導入している方は一度確認をした方がいいかもしれない。自動検針装置が邪魔をしているせいで速度が激落ちしている可能性がある。

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