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『バッド・ボーイズ』(1983) レインフォード少年刑務所

監督:リック・ローゼンタール 脚本:リチャード・ディレロ 撮影:ブルース・サーティース、ドナルド・ソーリン 音楽:ビル・コンティ
出演:ショーン・ペン、アリー・シーディ、レニ・サントーニ、イーサイ・モラレス、エリック・ガリー

 『バッド・ボーイズ』といっても黒人刑事二人組が主役のスカ映画ではない。1983年の作品だからもう22年も前になるが、わたしがショーン・ペンを初めて見たのがこの作品だ。わたしの好みから考えて『バッド・ボーイズ』を観に行ったとは思えないので、同時上映が目当てだったのだろう。当時の名古屋は二本立てが主流だった。ホラーとアクションとか、ロマンスとコメディとか組み合わせはかなりいい加減だった。『バッド・ボーイズ』もアクションかコメディと組んでいたのだろう。

 少年刑務所を舞台に暴力と憎しみそして復讐を描いた映画である。
 子供を轢き殺すなど重罪を犯して少年刑務所に収容されたショーン・ペンは、そこのボスである少年に目を付けられてしまう。支配下に入らなかったショーン・ペンはボスたちに襲われるが、格闘の結果逆に相手を倒してしまう。
こうしてショーン・ペンは新しいボスになった。そこへショーン・ペンが轢き殺した子供の兄で以前から対立していたギャンググループのボスが収容されてくる。
彼らは他の囚人達が見守る中、命を賭けた対決を始めるのだった。

 ジャッキー・チェンやサモ・ハン・キンポーらが出演した『炎の大捜査線』(1991)でこの映画のラストが丸々パクられていた。まあ『炎の大捜査線』自体が色々と黒い噂がある作品なので(なんていったってジミー・ウォング製作・出演だ)、これぐらいは驚く事じゃないが。
ショーン・ペンの心の奥に苦悩を抱えたような演技はすでに形が出来上がっている。アカデミー主演男優賞を受賞した近作『ミスティック・リバー』での主人公もその系統だ。『I am Sam アイ・アム・サム』や『俺たちは天使じゃない』、そして『初体験 リッジモント・ハイ』みたいな役も出来るのだがあまりやってくれないのがちょっと残念。

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