知り合いがlivedoorのオンラインDVDレンタルサービス「ぽすれん」のことを何度言っても「ぽすたる」と言い間違える。
そりゃ「郵便」を意味するポスタル(postal)は「ぽすたるがいど」などで一般的に知られている単語で、造語の「ぽすれん」よりも知名度は高い。
だが、「ポスタルのDVDレンタル」などと言われるとついつい次のような光景が頭に浮かんでしまう。
男は会社を首になってしまった失業者。時間をもてあましてレンタルビデオで暴力的かつ下品な作品ばかり借りて観て過ごしている。
その日、うっかり返却しそこねたビデオについてビデオ屋の店員から催促の電話がかかってくる。年下と思われるフリーターから電話越しにさんざん罵られた男は返却のために家を出る。
そして、その道中に出会う様々なムカつく嫌な奴らを銃・バット・包丁・火炎瓶などで殺して殺して殺しまくるのだ。もちろん、返却手続きが終わった後は店員も虐殺だ。
ということで『ポスタル2』だ。リンク先にはグロテスクな画像があるので気をつけるように。
こいつはWindows用パソコンゲームで、一度だけ人が持っているのをプレイさせてもらったことがあるが、上に書いたようなエピソードが満載の“お使い”ゲームだ。
クリアするための条件は「未払いの給料を取ってくること」や「図書館に本を返しに行くこと」なのだが、その途中でムカつく登場人物をどれだけ殺しても良いというさすがアメリカな内容である。
2日目の途中までしかやらなかったが、これはえーとなんというかね、つまるところ面白かった。クリア条件は『ロッタちゃん はじめてのおつかい』(1993)の様で、ある意味では教育的と言える物なのに、その途中で繰り広げられることのひたすら非教育的なこと。
暴力も多いがヤバいネタも多い。教会に懺悔しに行くと、どこからか武装したアラビア服の男たちが「アッラーアクバル」などと叫びながら突撃してくるので片っ端からやっつける。ではイスラム教徒だけ殺してキリスト教徒は助けるかというとこれももちろんやっつける。
主人公はゲーム製作会社に勤めていたのだが、その会社の前には「ゲームをやると脳が溶けるぞ」とシュプレヒコールをあげるデモ隊が待ちかまえている。そして、「もうデモだけじゃ駄目だ。実力行使するぞ」といきなり銃を抜いて襲ってくるので当然のごとくやっつける。
そういえば日本にも「ゲームで脳がどうした。脳波がアルファ波でベータ波だ」とか意味不明な主張をしている学者がいるが、この人が『ポスタル2』に出演していたら何があろうとやっつけられ・・・いやいやいや。
主人公の銃口はゲーム反対派の様な保守派だけではなく改革派にも向けられる。人種や性別、国籍などは関係なく全ての人に平等にその怒りと憎しみをぶつける「負の平等主義」だ。
FPS(一人称視点シューティングゲーム)はあまり好まないわたしが、「うーむ買っちゃおうか」と真剣に悩んだほどだ。FPSとしてハードの性能を求めないのでわたしのマシンでもそれなりに動きそうだ。
だが残念なことに店頭で見かけたことがないので買わずじまい。まだ流通しているのだろうか。いっそのこと『ポスタル3』が出るのを待つか。出るかどうか怪しいものだが。